自己紹介
アルバイト当時は21歳の専門学校生でした。
バイトの条件
体力があり素早く動ける方。動物に慣れている方
待遇
19:00~5:00の勤務時間で自給1,300円
バイト現場の地域
愛媛県西条市
バイトの仕事内容について
畑を野生動物から守るだけの仕事です。
日中はオーナーさんと従業員の方が仕事をしているので大丈夫ですが
夜間に関しては誰もいないので野生動物が簡単に入ってきて農作物を荒すため
見回りと出現した際に撃退するようになります。
仕事の流れ
18:00 畑に到着 畑の近くには納屋がありこちらが待機場所になります。
監視カメラの映像を見られるモニターが数台配置されており小さな冷蔵庫や
テレビなど簡単な生活用品がありました。
その後、畑を見て回り問題が無いかのチェックを行います。
畑の周りには電気策が設置されているので電気が流れているかの
チェックも忘れ ずに行います。
19:00~5:00
後は待機場所にてモニターを見て異変があればすぐに向かいます。
また1時間に1回は見回りを行います。
異変がなければ朝まで過ごしオーナーさんが仕事に出て来られるので
引継ぎを行い終了です。
野生動物出現時
モニターを見ていると真っ暗の中に二つ光るものが見えます。確実に動物なので直ぐに向かいます。
私が居た畑では基本的に猿だけだったので武器として支給される電動ガンを持っていきます。今ではニュースなどで自治体が農家に対して電動ガンの使い方の講習を行うなどしていますが当時は殆ど聞かなかったので動物に撃つという罪悪感が少しありました。
少し離れたところから撃ちまくります。畑を離れても追いかけて山に入るのを確認するまで止めません。ただ畑には動物防止用の電気策や嫌いな植物を植えたり対策をしているので滅多に現れません。
バイトの思い出
ある晩仕事をしていると畑の方から物音がします。モニターを見ると大きなものが横切ったのが見えました。
猿でも鹿でもない・・・もしかしたら熊か!と思いオーナーを呼び電動ガンを持ち先行するとそこにいたのは
人間でした。どうやら野菜泥棒だったようで「ドロボー」と大きな声で叫ぶと走って逃げていきました。直ぐに警察に電話し私が車のナンバーを
見ていたこともあり捕まえることが出来ましたが一番怖いのは人間だなと感じました。
どうやってそのバイトを見つけたのか?
最初は別のアルバイトをしておりそこも農家だったのですがオーナーさんに誘われてそんなバイトがあることを知りました。
その地域では若者が減ってしまい夜の見回りをするまで手が回らなくなり同業者に「いい人がいないか」と相談していたそうです。
なので求人情報誌に掲載したりはしていませんでした。
まとめ
拘束時間は長めでしたが結構自由が利くのと田舎だったこともあり満天の星空を眺めながらの見回りは楽しみの一つでもありました。
ただ少しでも異変があると直ぐに向かわなくてはならないのでフットワークの軽い方でないと厳しいと思います。