ホワイト企業の求人の特徴とは?見分け方について

ホワイト企業の求人の特徴とは?見分け方について

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ホワイト企業の求人の特徴とは?見分け方について

すっかり世間に浸透してしまったブラック企業。

 

「自分だけはそんな会社に入るものか!」と思っていてもふと気が付いたら「もしかして今いるこの会社、ブラック?」という展開になっているかも分かりません。

 

それではそのような会社に入らないようにするには何を注意すればいいのでしょうか?人が会社に入社するためには「求人情報」というものをまず見ますよね。この求人情報がホワイト企業のものだったら何の心配もいらない、という事になりますよね。

 

そこで今回は私のかつての経験と世間一般に認知されているであろう情報を元にしまして「ホワイト企業の求人」の見つけ方といいますか、その特徴を探ってみたいと思います。

 

いかにしたらブラック企業の甘い罠に陥らずにすむのか、ホワイト企業との見分け方はどうなのか、などについてみていく事に致しましょう。

 

ホワイト企業の特徴@:年収や初任給モデルが目立たない

ホワイト企業の求人の特徴の最初の1つ目は「年収や初任給モデルが目立たない」です。

 

誰だって会社に勤めるのであれば人より1円でも多くの収入があった方が嬉しいでしょう。

 

収入はその人の社会におけるステータスであり身分の保証でもあります。年収1000万円と年収400万円。この差は歴然ですよね。求人広告にこの2つの年収を載せている企業があるとしたら、大抵の方が年収1000万円の方に興味を持つでしょうし、実際応募しようと思うのではないでしょうか?

 

ところがこれがブラック企業の常套手段なのですよね。要するに人の最も欲している欲望をそのまま応用しているだけなのです。

 

確かにブラック企業の内部では年収1000万円を取っている人間はいるでしょう。

 

しかし、それはほんの一握りの人物です。社員が50人いるとして社長や部長クラスを除いて一般の社員レベルでそれだけ取っている人間は1人ないし2人程度です。

 

それとは反対にホワイト企業の年収に対する求人広告は控えめです。年収に関する記述は非常に淡泊です。年収400万円などという表記も致しません。多くは「社内規定による」、などという表現が多いです。要するに「目立たない」のです。

 

これは明らかに会社に入ってからの仕事の内容がブラックな範疇のものではない証し、といえるでしょう。年次や役職に応じた仕事内容が用意されていて、それを焦ることなく正しく行っていけば必然的に手が届くような給与規定になっているのです。

 

そしてホワイト企業は面接の際においても誇大な年収実態は申しません。あくまで年次やその人の役職ベースに合わせたモデルプランを教えてくれるだけです。ここがブラック企業の表示の仕方と大きく変わるのです。

 

人間、誰でもたくさんの収入が欲しい、のはやまやまですが、何事も甘い言葉につられないようにバランス感覚を持つことを意識したいものですね。

 

ホワイト企業の特徴A:応募のハードルが高い

 

ホワイト企業の求人の特徴の2つ目は「応募のハードルが高い」という事です。

 

これはブラック企業系の求人広告を見てみればすぐに分かります。つまり、

 

「学歴不問」
「年齢不問」
「未経験者歓迎」
「ヤル気さえあれば誰でも大丈夫」

 

などなど。

 

どうですか?見覚えはないですか?求人の応募に書類選考で落とされ続けるとこういった求人の会社に目が止まってしまうのは人間の常です。

 

「やはり自分にとって壁の高い会社を受けるより、手っ取り早く職に就けるところを選ぼう」と思うのも無理はありません。書類選考で落とされ続けている時の精神状態は本当に不安で不安でたまりませんからね。

 

ところがこの甘い求人内容がとんでもないことになるのです。「年齢不問」ということは40代以上の人間がその会社にいないという事。きっと社内で何かすったもんだがあったのでしょう。それが解決できないからまともな人達が大挙して辞めたのでしょう。

 

「学歴不問」も受ける方としたら有利そうな条件かもしれませんが、これは「会社に入ったら大卒も中卒も同じ扱いですよ」、と言っているのと同じ。要するに「実力主義」を標榜しているという事です。だから初任給における「大卒」の肩書きは何の役にも立たない、という事です。

 

「未経験者歓迎」も受ける方としたらありがたく見える条件に見えますが実際は誰でもできる営業系の仕事、という事になります。

 

販売や営業という職種は特に資格や技能の有無は問われません。どれだけ足で稼げるか、が求められているのです。中途半端に学力がある人間がやろうとすると1週間で諦めの境地に達してしまうでしょう。それくらい「未経験者歓迎」という条件は人間を人間と思っていない使い捨ての仕事、という意識を持って応募するようにすべきでしょうね。

 

以上の要件は全てブラック企業に当てはまる要件。要はそうではない、真逆を標榜している会社こそが「ホワイト企業」の求人広告となるのですね。

 

 ホワイト企業の特徴B:成果主義・実力主義をうたっていない

ホワイト企業の求人の特徴の3つ目は「成果主義・実力主義」という言い方を使っていない、という点です。

 

この要件は応募する人の意欲や動機によって評価が分かれるかもしれません。

 

つまり前職の仕事内容があまりに保守的で稼ぎたいのに年功序列制の弊害で思うような評価をもらえない、と思っている方ならば魅力的に映る特徴だからです。

 

ただ、こういった会社の特徴として相当なバイタリティーと「バカ」になれるくらいの思考の変換が求められる、という事です。

 

つまり一般の方のお宅を飛び込みで営業する系の仕事が中心となります。こういった類の仕事は本当に頭の中を「バカ」にしていないと務まりませんよ。ちょっとでも人間くさい考え方をやって仕事に臨んだら、自分の実力のなさを痛感させられるだけですからね。

 

しかし、ホワイト系の企業はさすがにこのような扱いを新人や中途入社の人に果たしません。きちんとした社内研修とマニュアルによって無理なく弊害なく仕事を導入していってくれます。

 

人を大事にする企業、それがホワイト系の企業の真骨頂ですからね。

 

まとめ〜ホワイト企業の求人の特徴

今回はホワイト企業の求人の特徴について紹介して参りました。もう一度おさらいしますと

 

・年収や初任給モデルが目立たない
・応募に際してのハードルが高いことがある
・成果主義や実力主義は特にうたっていない

 

です。

 

つまり誰でも応募できて仕事の中身は実力次第ですぐに上に行けて、給与は驚くくらい高い、というブラック企業の反対をゆく求人、というのがホワイト企業の求人の特徴と言えるのです。

 

そう、ホワイト企業は求人に際して大風呂敷を広げていないのです。だから目立たないし、少々敷居が高いな、と思われてしまうのです。

 

広告というのは「誇大」な表現をしやすい媒体です。特に誰もが求める条件を前面に押し出してくるとどうしても人の目はそこに釘付けになります。

 

皆さまの感性を研ぎ澄まし、バランス感覚を磨いて求人情報を吟味してもらえる事をお祈りしております。

 

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