
ブラック企業から逃げる勇気の大切さについて
前回の記事で「逃げる勇気」について少々、書いていたのですが中身的にちょっとまとまり切れていない感じだったので今回、改めて書き直してみようと思います。
前回の記事⇒辞めにくいブラック企業を思い切って辞める方法について
ブラック企業から逃げる勇気とは?自身の実体験に基づいて書いていきたいと思います。
ブラック企業かどうかは何を基準にするのか?
不幸にも自身の働く会社がブラック企業だった。さてあなたはどうしますか?
そう、問題は働いているご本人がどのように感じているか、その部分が基準にするべき判断店です。
周りの声がどうであろうと本人が別にどうってこともないように感じているのなら、わざわざ辞める必要はありませんよね。その職場の居心地がいいのであれば、いくら周りがその会社はブラックだ、と言っていても気にせずに働き続ければいいわけです。
とりあえず、給料もちゃんと出るし転職する事も煩わしいので、と思うのならばそのままその会社で働く方がベターでしょう。
ただ、今度は私の体験談からですが、働く立ち位置が変わってくると、感じるプレッシャーが並大抵ではなくなってくるケースがあります。要は本人がどれだけ気持ちの上でダメージを感じてしまうか。そのあたりが「逃げる」かどうかの基準点になるのかもしれません。
逃げる勇気とはどういう事か?
逃げる勇気、何とも抽象的な表現です。
いいカッコつけてるようにも聞こえますし、責任逃れを言葉の雰囲気で言い訳しているようにも聞こえます。
それでは私が感じるところをぶっちゃけて言いたいと思います。
ストレスを感じてしまった原因
私は当時の職場でのただ一人の正社員。総スタッフ15名(だったと思います)前後のリーダーであり利益責任者でもありました。
その時、その会社(食器類を洗浄するサービスを請け負う会社)に入社して約2年。一通りの業務経験も積んでいるのである程度以上の自信はありました。
しかし、その自身が仇となりました。その現場には経験も口も達者な「古株」が5〜6名いてそれぞれが悪口を言い合う関係。働き方から時給の事に関してまで、不満が溜まっている状態だったのです。
会社にはいくら言っても改善の余地がなかったようで、歴代の責任者にそれを訴えてきていたようですが埒があかず結局、それが原因で歴代の責任者が全て変わるか辞めるかしている有様でした。
そこを任されたわけなのですが、見事に私もその流れにハマってしまったわけです。
何故、そうなってしまったのか?当時の自分にしても分かりません。とにかく上げ足を取られて主導権を握られてしまった、という感じですね。
その後は社員で責任者である私がまるで召使いのような扱いを受けてしまったのです。
はめられたのか、実力不足だったのか、何とも言えません。とにかくそこから約半年間で体重が一気に減ってしまい人相も変わってしまった事だけは確かです。
この間のストレスは今まで在職してきた会社の中でも飛び抜けたストレスだったことは今でも忘れられない悪夢です。
逃げるに至った心の折れ方
私は現状の困りごとを会社に何度も訴えて改善策を要求しました。
しかし、担当の上司は(私よりも年下でしたね)、のらりくらり、具体的な解決策を見出してくれず、私とのつっこんだ話し合いもやってくれず、なあなあの状態を続けていましたね。
それでとうとう私の我慢も限界にきてしまい、無断での出社拒否をやってしまい(結局、その日は出勤させられましたが)、それから何日後かに退職の意思を伝えたのです。
あとから分かったのですが、その現場の古株のパートたちは会社の幹部たちの弱みを握っていたようです。
だから、会社の対応が弱腰でこちらに非があるような対応ばかりやっていきたのかな?と思いました。
まあ、今となっては別にもうどうでもいい話しなのですが…。
結局、この時の一連の会社の対応の仕方が、私の心を決定的に折れさせたのです。
あまりにも現場の事を理解しない会社の(幹部の)モノの考え方に信頼感を失ってしまったのです。
このままの気持ちで働き続けたら、私自身が何をしでかすか、怖かったのです。この会社を退職して本当に良かったと思っています。
逃げる勇気には何が必要か
それでは最後に、いかにしてこのような環境の職場から脱出(逃げる)ための基準点を設けるか、について書いて参ります。
・信頼、信用の崩壊…会社に対して信用感や信頼感がなくなったらもうおしまいです。どう考え直してもモチベーションは湧きません。
・絶望感…これも決定的な要素です。その会社に対して絶望感を感じるようになったら、もうその会社で人間らしく生きていくことは出来ません。生ける「屍」になるだけです。
・敗北を受け容れる覚悟…責任者であり唯一の社員である私がたかがパートたちに負けるとは夢にも思いませんでしたが、それが現実なのですから仕方がありません。36計逃げるが勝ち、と悟ったわけではありませんでしたが、結局私は敗れ去ったのです。
普通ならばその試練を糧にして現場に残り名誉晩会の機会を狙うのが通常かも分かりませんが…、会社に対する失望と不信感で一杯だった私にはとてもそのような前向きな気持ちになれませんでした。
敗北を素直に受け入れてさっさと立ち去る。当時の私には、これしか道はなかったのです。
さいごに〜逃げる勇気は正しいのか?
如何だったでしょうか?恥ずかしながら私の苦い体験を元にして書いて参りました。
最後になりますが逃げる事についての持論を書いて参ります。
ハッキリ言って逃げるにはかなりな勇気が必要になります。特にそれなりの立場になれば尚更、勇気は必要です。
問題は自分がどのくらいのレベルまでなら我慢できるかでしょう。ブラック企業から逃げるのに本当はそこまで深刻に考えなくてもいいと思うのですが、何事も状況判断というものは難しいのもまた世の中の常です。
最終的にはご自身の健康状態で判断するしかないでしょう。「出社したくない」、という気持ちが一つのバロメーターだと私は思いますね。皆さんは如何でしょうか?
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