
ブラック企業に入ってしまったら「逃げる勇気」が大切
前回のお話で、私が職場を逃げるようにして退職した旨の話を書かさせてもらいました。
そうはっきり言ってあの時は限界でした。あれ以上いたら本当に「うつ」の世界へまっしぐら、」という予感さえ感じていましたから。
それでは逃げるように辞めた私の「勇気」について書いていきたいと思います。
孤立したのが最大の要因?
その職場が自分にとっていいところか悪いところになるか。それは仕事内容とか長時間労働の良し悪しだけで判断できるものではない、と思っています。
要は職場内で良き人間関係を築き、自分が困ったり助けて欲しい場面が出て来たときに、どれだけフランクに横の人間との連携がとれているか。そしてタテの関係も極端な主従関係ではなく分け隔てない関係で結ばれているか。という事だと思います。
よって私がブラックだと決めつけて退職した会社も、実は他の大勢の人達から見たら居心地のいい、いい会社だったのかも分からないのですよ。私が勝手に転んだだけの話しあんのかも分かりません。人間関係さえうまく作れていたら長時間労働も終電がなくなる事態になってもどうってことなかったのです。
ブラックと判断された会社も実は…
なので厚生労働省が実名で公表したブラック企業についても、全ての人が「怖い会社」と見なしてはいないという事が言えると思うのですよ。
要は今、自分が働いている組織がどれだけ「イキイキワクワク」させてくれる職場環境かによって見る人によって大きく変わるという事なのです。
どんな会社でも長年の実績と勤務形態により多かれ少なかれ世間から後ろ指を指されるような事はやっているはずです。公序良俗に反する会社、相変わらずパワハラが多い会社、残業代をきちっと支払わない会社、酷い場合はその月の給与が遅配している会社。これらはすべてブラック企業と言われる資格は十分、あるという事になります。
しかし、ニュースになったり新聞に載ったりはしません。それは何故か?社長や役員さんたちがそれ相応のフォローを社員たちに行っているからなのですよ。これがコミュニケーションの取れた組織の強みなのです。
あなたの会社もいつブラック企業に変わるか分かりませんよ
確かに悪どい経営者はいます。社員を人間扱いせず使い捨てる。変わりはいくらでもいると言わんばかりに酷使する。採用を毎週行う。
こんな会社、中小企業が99%を占める日本にあったらいくらでもありますよ。
経営者と雇用されている者の考え方の決定的な違いは、社員の給料をいかにして毎月、捻出するか、と考え実行する立場の者と毎月、決まった額の給与を当たり前のようにもらう雇用されている側、と言えるでしょう。
この両者の間にはアマゾン川が横たわっているくらい、大きな隔たりがあります。その隔たりに雇用者側が気付かないことには会社組織に対する正しい見方が永遠に出来ない、という事なのです。
しかし、断っておきます。だから私はこれまで不祥事を起こしてきたブラック企業の事をかばっている訳ではありませんからね。
不祥事を起こしたその会社のトップには棺桶に入る迄許されない罪が付きまといます。特に尊く一つしかない命をその会社で失ってしまった人に対しては死ぬまで罪の重さに苦しむべきだと思っています。
大事な大事な社員が何故、仕事の苦しみに耐えかねて命を落とさなければならなかったのか?それを現有のトップたちは血の池地獄に落とされるくらいの覚悟で、もう二度と同じ過ちを繰り返さないでいただきたいのです。
それから最後になりますが、逃げる転職を繰り返した馬鹿な私が到達できた処世術を一つご紹介して終わらせていただきます。
それは「バカになりきる」ことです。
新しい会社に入ったら分からないことだらけが当たり前です。そういう時は遠慮せず人見知りにならず、近くの先輩に教えを請いましょう。
例えあなたが超有名大学卒だったとしても、です。「「教えてください」とニコニコしながら聞きましょう。
そして教えてもらったら必ず「ありがとうございました!」と元気に愛想よく言いましょう。
これであなたは一目置かれます。「可愛い後輩や」と思ってもらえます。但しこの作戦は最初の2〜3日目までが賞味期限。それを過ぎるとあなたに変なプライドが目覚めます。賢く振る舞ってくださいね。
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