
ブラック企業を辞めたいと思っているけれど本当に辞めるべきか悩んでいる方へ
ブラック企業に入ってしまい辞めるべきか悩んでいる方も多いかと思いますが
出来るだけ早くブラック企業を辞めるべきです。
「他人事だから簡単に言える」というわけではありません。事実としてブラック企業は早く辞めなければ身を亡ぼすどころか多くの人に迷惑がかかり、さらには日本全体を悪くしてしまいます。
以下、ブラック企業を今すぐにやめるべき5つの理由を紹介します。いま一度よく考えて道を選んでください。
1.体を壊してしまい、過労死ししてしまっては意味がない。
月200時間近い残業を強いられ、残業代もろくに出ず、休日出勤は当たり前、「お客様のため」「今は耐える時だから我慢してくれ」等、辞めづらい雰囲気が漂い、真面目なあなたはひたすら働き続けてしまっているのではないでしょうか。自分は過労死することはない、過労死する前には辞めると言ってても、極限の疲労状態・精神状態に追い込まれていては冷静な判断ができず、いつ糸が切れてしまうかわかりません。
過労死してしまっては家族も養えませんし、キャリアアップもできません。元も子もありません。ブラック企業によって命を失うほど馬鹿げたことはありません。確かに逃げ出すことに後ろめたさはあるかもしれませんが、そんなブラック企業に後ろめたさを感じる必要はありません。家族を養うために耐えているはずが、過労死してしまってはもっと迷惑が掛かってしまいます。
一時は収入が途絶えるかもしれませんが、過労死して一生迷惑をかけるより一時の迷惑のほうが断然ましです。過労死の事例も未だ増え続けています。
参考:「過労死の事例まとめ」
過労死の事例を見て思うことは「なぜ死ぬ前に辞めなかったの?」これにつきます。もちろん、当人は精神状態が極限にまで追い込まれているため冷静な判断ができなかったことが原因だと思います。ですが、冷静に見れば、もっと早く辞めていれば、別の職場で幸せに暮らすことだってできたはずです。
必死に頑張っていても誰も助けてはくれません。自分で行動しなければ解決はしません。限界を感じたらできるだけ早く辞めて、転職するようにしましょう。
2.体を壊したあなたをブラック企業は助けてはくれない
過酷な労働で倒れてしまい、運よく命は取り留めたもののしばらく入院になった時、果たしてあなたの企業は助けてくれるでしょうか。ブラック企業であれば使えなくなったあなたには何一つ補助もなく、自然と解雇させられるかもしれません。あれほどまでに貢献したあなたでさえ、使い捨ての駒のようにしか考えていないかもしれません。
であれば、倒れる前に辞めてやりましょう。そんな経営をしている会社がいつまでも続くはずがありません。
3.ブラック企業でしか成り立たない企業はいずれ潰れてしまう。
そもそも何故あなたの会社はそんなにブラックなのでしょうか。原因を探ってみたことはありますでしょうか。ほとんどの場合は人件費をブラックに削らなければ経営が成り立たない会社であることに気づくはずです。
特に中小企業にその傾向がみられます。とすると、いくらその企業で頑張ったところで、いずれその会社は倒産し、潰れてしまうのではないでしょうか。いずれ社長が会社の金を持ち逃げしてしまうのではないでしょうか。そうなると結局職を失い、転職活動をせずるを得なくなってしまいます。
結局辞めなくてはならなくなるのであれば早めに行動するべきです。転職するにしても準備が必要ですし、すぐに決まるとは限りません。在職中でもいいので次の職を探すよう行動していきましょう。
一方、一部上場の大企業であってもブラックである場合もあります。これは経営者が暴利をむさぼりたい場合や、上からの圧力により部署ごとに経費を削減しなければならない等、ブラックな空気を作り上げているケースもあります。ブラックな空気を作っているのは大抵の場合、出世を狙っている課長等の上司であり、人件費を削減することが出世にプラスになると考えているケースがあります。
これも結局同じです。こんな上司のために身を削る必要はありません。会社の中に小さなブラック企業を作っているようなもので、そんな経営はいつまでも成り立ちません。上司に嫌われることになったとしてもあなたは断固としてブラックに手を貸してはなりません。法に違反しなければ出世できなような上司を尊敬する必要はありません。
確かに上司の言いなりになれば会社に長く居続けることができるかもしれません。しかし、正しいことを主張して貴方の評価が下がるような会社にずっと居続ける理由があるでしょうか。大企業に就職出来るあなたの力ならどこにいっても通用するはずです。上司から嫌われることなど気にする必要はありません。暴力はいけませんが、間違っていることは断固として抵抗しましょう。
4.ブラック経営でしか成り立たない企業の経営者に手を貸してはならない
ブラックな会社の経営者はまるでそれが業界の当たり前のような空気を作り出します。そして、一生懸命頑張り続ければいつか報われるという考えを植え付けてきます。もちろん、正しい面もありますが、それは従業員をできるだけ安く、長時間、労働させるためのテクニックに過ぎません。社長の言っていることが本当に正しいのか、自分の頭で考えて判断する必要があります。
先ほども述べましたが、ブラックな経営をしている会社はブラックに人件費を削らないと潰れてしまうような企業が多いのが事実ですが、ブラックに経費を削減することで価格競争に優位に立っている企業もあります。某牛丼チェーンも人件費を大幅に削減することで低価格な商品を実現させ、価格面で競争優位に立つことができていました。
このようなブラック企業に手を貸すとどうなるか、それは他のホワイトな企業までもが価格競争に巻き込まれてしまい、経費を削減せざるを得なくなってしまいます。そうなると、他のホワイトな企業まで人件費等の経費を削減することとなり、ブラックが蔓延してしまうという負の連鎖が起こってしまいます。あなたがブラック企業に手を貸すことで日本中がブラック企業でいっぱいになってしまいます。
ブラック企業を辞めるということはあなただけのためではありません。他のホワイトな企業も助け、さらには日本全体の労働環境を良くすることにつながります。あるべき企業とは経営者も消費者も従業員もWINWINの関係を気づくことができる会社です。
従業員であるあなたの行動もとても重要なものです。勇気をもって一歩踏み出しましょう。
5.周りに迷惑がかかるとしてもブラックの連鎖を止める行動を起こそう
ブラック企業を辞める重要性について理解していただけたのではないでしょうか。
最後は一緒に働いている先輩や同僚に迷惑がかかるのではないか?という点についてです。
確かに会社はブラックだけど先輩や同僚は良い人ばかりでお世話になってきたにもかかわらず、自分だけ辞めるのは自分勝手すぎるし、迷惑がかかっていまい、やめるべきではないのではないか。と考える人も多いかと思います。
ですが、これも同じです。ブラックであればその先輩も同僚もいつまでも一緒にはいてくれません。先輩や同僚の人も本当は辞めたいと思っているのかもしれません。それが、あなたと同じ理由で仲間を裏切る気持ちになり、行動に移せないと思っているのかもしれません。であれば、率先してあなたが行動することがお互いのためになります。お互いブラック企業に身を注ぐために生まれてきたわけではないはずです。
正直に相談して、感謝の気持ちを込めて辞めることを伝えましょう。「あなたが辞めるなら」と一緒に辞める決意をしてくれるかもしれません。そうであればあなたはその人の命の恩人です。
ブラック企業を今すぐ辞めるべき理由 まとめ
以上、ブラック企業をやめるべき理由について書かせていただきました。
改めてブラック企業を今すぐ辞めるべき5つの理由は以下の通りです。
過労死しては意味がない
倒れても助けてはくれない
ブラックな経営ではいずれ潰れる
ブラックでしか成り立たない経営者に手を貸してはならない
先輩や同僚のことを思えばなおさら辞めるべき
行動するのはあなた自身です。自分の人生に責任をもって勇気を持って前に進みましょう。
ともにブラック企業を撲滅し、負の連鎖を止めましょう。
上司にばれないように転職活動を始める方法
できるなら次の職が決まってから退職したいと思う方は多いかと思います。ですが、ブラック企業で転職活動をしていることがバレると上司にどんな目に合わせられるかわかりません。
そこで、在職中に転職活動をする方法としてリクナビNEXTのスカウト登録をしておくことがお勧めです。
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