乳児検診の時に、医師から「太りすぎですよ。」なんて言われた経験のあるお母さんはいませんか。こういうお母さんからすると、「そんなことを言われても。」なんて思いますよね。「ミルク缶に書かれている目安量を守っているつもりでも、赤ちゃんの体重はどんどん増えていく一方。」
こんな悩みを抱えているお母さんもいるのではないでしょうか。でも、これは決して仕方が無いことではありません。ちょっとした心掛けで赤ちゃんの体重増加を最小限に食い止めることもできるのです。
赤ちゃんにミルクを飲ませる量
まず気を付けたいのが、「ミルクの飲み残しは良くない。」なんて思っていませんか。確かに、ミルクもお金がかかっているし、作る手間もあるので、「残すのはもったいない。」なんて考えたくもなりますよね。
とは言っても、だからと言って満腹になった赤ちゃんに最後までミルクを与えてしまうと、満腹でも食べ物があれば何でも食べるようになってしまいます。ミルクではなく母乳の場合は、飲み残しは関係無く赤ちゃん自身で飲む量を調整することができるので、お母さんが調整しないといけないのは授乳の回数くらいですよね。
赤ちゃんには初めから多少少なめの量のミルクを与えて、あまりに欲しがるようであれば、追加で作って与えるのが良いかも知れませんね。
寝る前のミルクについて
それから、寝る前にミルクを与えていませんか。大人でも寝る前に食べ物を口にするのは良くないと言いますよね。
これは赤ちゃんに関しても同じことです。ミルクを与えながら赤ちゃんの寝かしつけを行う方は多いのですが、このような習慣は肥満のリスクを36%も高めてしまうと言われています。赤ちゃんの寝かしつけは、布団の上に横向きで寝かせて軽く背中をとんとん叩くのが良いようです。
全ての赤ちゃんに効果がある訳ではないのですが、これで寝てくれる赤ちゃんも多いようです。あるいは、赤ちゃんが眠たくなるまで待つとか、昼間に思いっきり遊ばせて疲れさせると良いかも知れませんね。いずれにしても、赤ちゃんのうちに就寝前に食事をしない習慣を付けさせることは大切なことです。
赤ちゃんのミルクの卒業時期について
また、赤ちゃんのミルク卒業を4ヶ月よりも前の時期で考えている方はいませんか。これに関しても、実は肥満の原因になるようです。固形食を与えることも重要ですが、あまりに早い時期から固形食を与えてしまうと肥満のリスクが4割近くも増えるようです。「離乳食は歯が生え始めてから。」と考えている方も多いでしょう。
ただ、肥満のリスクを考えると、6ヶ月になるまで待つのが良いでしょう。市販のレトルト品の離乳食にも、6ヶ月以降を目安としたものが多いですよね。市販品はきちんとベストなタイミングを考えて作られているので、かなり参考になりますよ。
離乳食が上手く作れないなんて言う方も、市販品を赤ちゃんと味わいながら柔らかさや量、レシピなどを調整してみると良いかも知れませんね。(参考:赤ちゃんの離乳食はマイペースに進めていけば良い?【離乳食の進め方】)
「早く離乳食を完了したい。」と焦るお母さんもいるでしょうが、のんびり赤ちゃんの成長を見守る気持ちも時には必要かも知れませんね。
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