「家族の枕カバーが臭う!」なんて思ったことはありませんか。「もしかしたら気のせいかも。」と今までスルーしてきた方も多いでしょうが、実はこれは気のせいではなさそうです。特に枕カバーが臭うと思われているのは、30代以降の男性のようですね。
臭いの原因は頭の皮脂
臭いの原因としては、頭から発生する汗や皮脂、寝た時に垂らしてしまうよだれなどが挙げられます。男性は女性に比べて皮脂の分泌量が多く、昼間に比べて夜の方が皮脂の分泌量が多いと言われています。夜に皮脂が多くなりやすいのには、夜更かしをして不規則な生活リズムになること、疲労やストレスを日々溜めてしまう生活などが関係しています。
このように考えると、枕カバーが臭うのも何となく納得できるのではないでしょうか。でも、「皮脂そのものには臭いは無いのでは?」と言いたくなる方もいるでしょう。確かに、皮脂そのものには臭いは無いのです。なぜ皮脂が臭いを発生してしまうのかと言うと、皮脂中の脂肪酸が酸素に分解されるからなんです。
40代頃に臭いの原因物質が変化する:加齢臭
ただ、それでも若い人と年配の方とでは皮脂の臭いは全然違います。皮脂の分解物は年齢とともにバランスが変化して、30代頃にはペラルゴン酸、40代頃にはノネナールが臭いの原因物質となるのです。こればかりは年齢的なものなので、どうしようも避けようがありません。
なので、最低限ケアをすることを優先して、常に枕カバーを清潔な状態に保ちましょう。では、枕カバーの臭いは、一体どのようにして落としたら良いのでしょうか。枕カバーを洗う頻度は、少なくとも2~3日置きにはしてくださいね。
枕カバーのお手入れ方法
できることなら毎日でも洗濯した方が良いです。そして、枕カバーは洗濯機にかけただけでは簡単に臭いは落ちないので、浸け置き洗いをすることをお勧めします。浸け置き洗いには、洗剤と漂白剤をダブルで使用しましょう。
まずは、ぬるま湯と洗剤で洗剤液を作っておき、枕カバーの気になる部分に酸素系漂白剤を付けて揉み洗いしたものを付けておきます。30分付けて、あとはそのまま洗濯機に放り込めば大丈夫でしょう。それから、枕自体もちゃんと手入れしていますか。
これにもたくさん湿気がこもっていて、臭いが染み込んでいるのです。素材にあった干し方で湿気をちゃんと飛ばしておけば、多少は臭いを抑えることができるはずです。本当なら丸洗いできるものが一番なのですが、自分に合った寝心地の良い枕と考えると、あまり自由には選択できないものですよね。
生活習慣の見直しで臭いにくい身体になる
この他には、臭いを発する体のケアもきちんとしておく必要があります。枕カバーとか枕のケア以上に、こちらの方がもっと大切かも知れませんね。疲労やストレスの溜まりがちな方は、十分な睡眠時間を取るようにしたり、休日は出来るだけゆっくり過ごすように心掛けてみましょう。
もちろん、栄養バランスの偏った食事もNGで、悪臭の原因となる皮脂の過剰分泌に繋がるような脂肪分や糖分の多い食生活は避けましょう。脂肪分や糖分の代謝を促進する働きのあるビタミンを中心に、1日3食バランス良く摂取しましょう。
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