鏡の前で大きな口を開けた時に、ふと5mm前後の血豆を見付けたなんて言う経験はありませんか。まさか、こんなところに血豆ができるとは思わないでしょうし、見付けた時は慌ててしまうかも知れませんね。大人であれば思い当たる原因さえあれば、それほど心配はしないでしょう。でも、小さいお子さんともなると、原因がよく分からなくて不安になってしまうこともあるでしょう。さて、口の中の血豆は、健康上問題ないものなのでしょうか。
口の中の血豆の危険性は?
口の中の血豆は主に歯茎や舌、唇などにできますが、実は「血腫」と言って腫瘍性のものだそうです。
腫瘍と言えば、悪性のものと良性のものがありますよね。腫瘍と言うからには、口の中の血豆にももちろん悪性のものと良性のものがあります。
ただ、ほとんどのものが良性で一時的な症状なので、それほど心配することはありません。血豆がなかなか治らない場合、再発する場合には悪性でがんになる危険性があり、口腔外科で早めに診察を受けた方が良いです。
なぜ口の中に血豆ができるの?
口の中に血豆ができる原因も、手の平とか足の裏などの口の中以外の場所にできる血豆と同じです。そもそも、口の中の血豆は粘膜に隠れた毛細血管が破れて、血液が溜まることでできるものですから、患部に何らかのダメージがあってできることが多いです。
口の中と言えば、色々なダメージが考えられますよね。誤って口の中を噛んでしまうこともあるでしょうし、歯が当たってしまうこともあるでしょうし、どこかにぶつけてしまうこともあるでしょう。
ただ、体調を崩しやすい方に関しては、何らかのダメージばかりではなく、悪性の腫瘍である可能性も考えて医者で診察を受けた方が良いです。
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口の中の血豆の治療法は?
悪性の腫瘍の可能性が考えられる場合は、まずは口腔外科や血液内科などで診てもらって適切な治療を受けるべきです。
でも、良性の腫瘍に関してはわざわざ医者にかかる必要は無く、放置していても自然に治ります。取り敢えず医者に診てもらうのであれば、口腔外科で悪性の可能性を確かめてみても良いですし、それほど酷い症状でなければ歯科や耳鼻咽喉科、皮膚科などにかかっても良いでしょう。
ちなみに、歯科や口腔外科に行くと、レーザーで血豆を治療してもらえることがあります。血豆があることで酷い不快感がある場合には、レーザー治療を受けてみるのも良いかも知れませんね。ちなみに、自宅で血豆を潰そうとする方もいるのですが、これに関しては多少リスクを伴うので医師に相談してからにした方が安心です。
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