多くの証券会社では、IPOに申し込む際にIPOの当選株数を購入できるだけの資金力が必要になります。
これは『応募するだけして当選してもIPOを購入できない』という事態を予防する為だと証券会社は言っています。
確かにその言い分にも一理あります。
しかし、多くの個人投資家は予め複数の証券会社に資金を用意しておくことは難しいので、この制度の為にIPOの度に口座から証券会社に資金を移して対応しています。
IPOの資金となると、案件に寄りますが10万〜50万にもなるので、かなりまとまった金額です。
これだけの資金をアッチコッチに移動させるのは大変ですし、手数料も馬鹿になりません。
儲けるつもりが、実は手数料分だけ損していた!
なんてことになってしまったら笑えません。
そこで、今回はIPOに付き物の資金の移動が少しでも楽になるように、手数料が掛かからない資金の移動方法をご紹介します。
是非活用して、IPOに応募する負担を減らして下さい。
私が知っている手数料を掛けずに資金を移動させる方法は3つあります。
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、3つの中で一番やり易い方法を採用するのが良いでしょう。
①振込手数料無料の銀行を利用する方法
ある程度の資金や条件が必要になりますが、住信SBI銀行、新生銀行、大和ネクスト銀行、楽天銀行などの一部の銀行では振込手数料を優遇してくれるサービスを提供しています。
各々の銀行によって細かい条件やサービスの内容は異なりますが共通することは、預金額や銀行の利用度合いが高くなればなるほど優遇されるサービスを受けられるということです。
銀行によって良い面悪い面がありますので、お金を引き出すATMの利用し易さや、優遇サービスを比較して自分にとって1番都合の良い銀行を選ぶのが良いでしょう。
新生銀行がおすすめ
因みに私は新生銀行を利用していてます。
新生銀行の口座は月末の残高が100万円以上あれば翌月の振込手数料が5回優遇されます。
1回の振込手数料が324円ですので、5回振込を行えば324円×5回で1620円節約できることになります。
しかも、新生銀行では振込手数料優遇サービスだけでなく、ATMからの出金や、他の金融機関からの振込、給料の振込口座に指定する、といった条件に該当すると、毎月ポイントが貰えるサービスを行っており利用すればするほどお得になるサービスを行っています。
その上、新生銀行ではコンビニATMでの入出金が365日24時間手数料無料で出来ます。
このサービスはお正月・ゴールデンウィーク・お盆などの祝日が重なる時期に力を発揮します。
私はこのサービスのお陰で、もう何年もATM手数料を支払っていません。
その為、もうATM手数料が掛かる銀行には移れないです。
新生銀行は、このような数々の預金者を優遇するサービスを用意しているので、数ある銀行の中でも、私は新生銀行がオススメです。
ただ、、、新生銀行にも問題はあります。
それは、銀行窓口で口座を開設する時に個室で資産運用に関する面倒な話をしなけばならない事と、定期的に金融商品の勧誘の電話が掛かってくる事です。
まぁ、これは向こうも商売なので仕方ないですね。
もし、面倒な話を聞きたくない方は、郵送やアプリでも新生銀行の口座を開設することができるので、そちらでの口座開設をオススメします。
また、勧誘の電話も『金融商品の必要は無いので、もう電話しないで下さい』と伝えれば掛けて来ないので悪質ではありません。
新生銀行は、多少面倒な面はありますが、それを補って余りある程に魅力的なサービスがあるので、気になる方は口座の開設をオススメします。
②手数料が優遇される証券会社を利用する方法
多くの証券会社では、証券会社から金融機関への資金移動に掛かる手数料は証券会社が負担してくれます。
対して、多くの証券会社では逆の方向となる金融機関から証券会社への資金移動に掛かる手数料は負担してくれません。
しかし、なんとSMBC日興証券では金融機関から証券会社への資金移動の際に発生する手数料を負担してくれます。
さすが、国内4大証券会社の一角と呼ばれるだけあり、手数料くらいなんでもないということなのでしょうか?流石です。
しかも、振込手数料を還付してもらう方法は電話で手数料の額を連絡するだけです。そして、その後同じ金融機関からの振込時には自動的に振込手数料がSMBC日興証券の口座に還付されます。
私は何度も還付してもらっているので本当に助かっています。
そして、その感謝の気持ちとして、個人向け国債を購入する時はSMBC日興証券から購入するようにしています。
SMBC日興証券のサービスを利用した応用編
実は、このSMBC日興証券のサービスを利用すれば、スマホをぽちぽち操作するだけです資金を好きな金融機関の自分の口座に無料で移動させることができます。
1.まず、資金の大元となる金融機関の口座からSMBC日興証券に振込みます。
(この時の大元となる金融機関からの振込手数料はSMBC日興証券が負担してくれます。)
2.SMBC日興証券から資金を移動させたい金融機関に資金を振込みます。
(この時のSMBC日興証券からの振込手数料はSMBC日興証券が負担してくれます。)
これだけです。
実に簡単に無料で資金を移動させることができます。
因みに、SMBC日興証券の総合口座を開設していない、若しくは移動させる資金が3000円以下の場合は手数料は負担してもらえないので注意して下さい。
それと、、、fx業者となる新生銀行fx・じぶんfxでも同様の他の金融機関からの振込手数料を負担してくれるサービスを行っています。
私はこれらのfx業者を利用したことはありませんが、大まかなサービスは同じですので同様の資金移動が可能でしょう。
自分が普段使っている金融機関に合わせてサービスを上手く利用するのが良いでしょう。
③手動で移す方法
この方法は、大元となる口座の引き出し手数料が無料のATMから資金を引き出して、資金を移動させたい金融機関の振込み手数料が無料となるATMで資金を振込む方法です。
多くの金融機関では、コンビニATMでの出金限度額は50万円に設定されているので、大きな額を移動させる時には金融機関の窓口や金融機関内のATMでお金を引き出す必要があります。
一連の流れが苦にならないのなら、この方法での資金移動も良いでしょう。
ただ、、、大丈夫だとは思いますが大金を持って移動するのは怖いので、個人的には他の方法をオススメします。
最後に 振込手数料にお金をかけないように
振込手数料なんて大した額ではないから気にしなくても良いだろう
と、思っている方も少なくないと思います。
しかし、例えばメガバンクから大きな資金を移動させると500円以上振込手数料が掛かりますし、手数料が安いと言われているネットバンクからでも振込手数料は200円や300円が相場です。
確かに一回の金額は少額ではありますが、塵も積もれば山となり、いずれは大きな額になります。
その点を意識して、是非この記事の情報を活用して手数料を節約されることをオススメします。
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