会計ソフトもクラウド会計になりつつあります。
Freeeや弥生はその技術では最先端を走っているリーディングカンパニーです。
素人でも、簿記の知識がなくても簡単に会計処理ができ、毎月の試算表から決算書まで自動的に計算してくれるとあって人気が高く、他のソフト会社を圧倒しています。
また、簡単に申し込みができますし、初期サービスも完璧です。
会社を立ち上げ、ある程度の規模になって、会計は税理士に任せる、というようなケースがあります。そうすると、当初世話になったFreeeの方は解約ということになります。
目次
Freeeは解約がしづらい?
Freeeの解約がしづらいのは事実のようです。
Freeeの解約に関する評判もかなり多く、手厳しいものがあります。
Freeeとの契約は簡単ですが、出口は難しくしてあります。解約は電話での対応を求めているからです。
それには、Freee側の方にも理由があって行っているようです。
・ 解約したつもりはないのに解約になっていた、というクレームが頻発した。
・ 解約に関する責任をFreee側で負うために電話確認を一度行う方針を取るようにした。
・ 以前はWeb上で解約できたが、以上の理由で仕様を変更した。
このFreeeの対応がTwitterで大炎上しました。
Web上で申し込んだものですから、Web上で解約できるのが当然と思われるのですが、個別の電話対応という工程を経なければ解約できないようになっているからです。
評判は極めて良くない状況が続いています。
Freeeの解約方法
ネットサービスですから、契約、解約もネット上で完結するのが当然ですが、Freeeは違います。
① Freeeの設定画面 設定でプラン・お支払い設定をクリック
② お支払いの停止手続きに進むをクリック
③ アンケート回答して次へをクリックですが、ここで次のようなコメントが出ます。
アンケートにご回答いただき、お客様の作業が完了した時点でお支払いが停止されます。とあり、お支払いの停止の理由を教えて下さい、というアンケートです。
Freeeの操作方法がわからなかった、など全部で9問。普通ならここで解約が完了するはずです。
オフィシャルサイト:freeeから退会する(お支払いを停止する)
問題はここからです。
下記のような画面になる場合があります(全部の人ではないですが多いです)
〇営業時間内に改めてお手続きをお願いいたします。
停止手続きにつきましては、ご本人確認のためにお電話にての対応となっています。フォームより停止リクエストをいただきましたら、最短当日で担当より連絡いたします。受付時間は平日10:00から17:00までです。
営業時間内に担当者から電話がかかってきます。
かかってこなかったら再度トライしてください。ここで電話確認が完了して初めて支払いが停止します。
つまり、電話による確認作業がある、ということです。これがFreeeは解約しづらい理由となっているわけです。
営業時間内に電話をしなくてはならない、面倒です。
いつ電話がかかってくるのか分からない。Freee側の勝手な目線です。
弥生の解約方法はどうか?
弥生会計の解約方法も難しいです。入り口は広く出口は狭い、の典型です。
解約方法が分からないからといってQ&Aで問い合わせすると、お寄せいただいた内容に対する個別の返信はいたしかねます。 と高飛車なお断りが来る。門前払いです。
① 弥生のマイページからオンラインサービス契約管理サービスで仕様サービス一覧をクリック
② 使用サービス一覧で例えばやよい自己申告オンライン 詳細変更をクリック
③ 使用サービス契約内容詳細変更 サービス解約のご希望・・・
これで解約ができます。
ものすごく、これが分りにくいのです。解約に至る操作の動線が簡単には分からないようになっています。
Freeeと同様、評判がすこぶる悪いです。
まとめ
Freeeの会社側の理由もあるのでしょうが、電話での対応でしか解約の方法がないというのは、この業界大手のリーデイングカンパニーがすべきことではないでしょう。
他にも対処の方法があるはずなのですが、近々で確認したら、まだ改善されていないようです。全部のソフトにあてはまるわけではないようですが、何とかして欲しいと思うのは当然でしょう。
1ヶ月間無料という案内で契約し、期間がすぎたら自動更新で有料化されていた。知らないでいたら契約が成立して、ソフトの使用料を請求された。ということが今まで頻発していました。
さすがにこのような詐欺師のような行為は改善されつつあるようですが、先端技術と言えども、まだまだ未熟な後進性が見られる業界です。
どこも会計ソフトは退会が難しいようですが調べたところ、MFクラウドは比較的評判が良さそうでした。
参考;MFクラウドの評判について ~Freeeや弥生会計と比較したメリットを検証~
※2020年現在、freeeの解約もネット上で可能となり、評判は良くなっているようです。
⇒freee無料登録はこちら
決算、確定申告は税理士にお任せするのがおすすめ
また、会計ソフトを自分で使って確定申告をするのはやはり面倒です。事業主にとっても収益を生まない無駄な作業です。できることなら、決算、確定申告関係は税理士に任せるべきですね。
確かに顧問料はかかりますが、その分、時間が浮き、さらに、経営に時間を使うことができますので、トータルで利益がをあげることができます。
また、優秀な税理士であれば、節税や助成金等もしっかりとサポートしてくれますので、おすすめです。
税理士ドットコムであれば、予算や目的に応じた税理士を無料で紹介してくれますので、利用してみましょう。
参考:優秀な税理士さんと契約するには?税理士の選び方、探し方