うさぎを購入できるお店とうさぎの選び方~初心者のためのうさぎペットの飼育方法その2~

第2回目の今回は、いよいよお店へうさぎを購入しに行きます。

どんなお店でうさぎが販売されているのか、うさぎを購入する時はどんな子を選べば良いのかをご紹介します。お店や個体の選び方を知りたい方は、参考にしてみてください。

※前回のうさぎを飼う前の準備については以下のリンク先で読めますので、ぜひ。
→→『うさぎを飼う前の準備~初心者のためのうさぎペットの飼育方法その1~』へ

うさぎはどこで売ってるの?うさぎの生体を買えるお店


うさぎの生体を買おうと思う人が真っ先に浮かべるのが、ペットショップではないでしょうか。犬と猫しか扱っていないお店もあれば、うさぎやハムスター、鳥なども扱っている大型店もあります。

実は、他にもうさぎを購入できるお店はあります。うさぎが販売されているのは、おもに次の3ヶ所です。

  • ペットショップ
  • うさぎ専門店
  • ブリーダー直営店

最も店舗数が多いのは、言わずもがなペットショップですが、管理人うさぎぱんが個人的におすすめしたいのは、うさぎ専門店です。近くにない場合は、ブリーダー直営店も候補に入れてみてください。

この3店で購入できるうさぎは種類も異なれば、値段もバラバラです。比較的安いのはペットショップで、高めなのはブリーダー直営店です。扱う種類によっては、うさぎ専門店がかなり高額となる場合もあります。

そんな値段の事情を踏まえても、できればうさぎ専門店での購入をおすすめします。

ペットショップと専門店の違い

ペットショップと専門店の違いは、まず取り扱い品種の違いです。ペットショップではハムスターなど他の動物も販売しなくてはならないため、うさぎだけ多くの種類を取り扱うわけにはいきません。

ミニウサギ(ミックスや雑種とも言います)やネザーランドドワーフ、ロップイヤーの3種が主流です。たまにライオンヘッドやミニレッキスが入荷していることもあります。

うさぎ専門店やブリーダー直営店は、基本的にミニウサギの取り扱いはありません。純血種の取り扱いがメインとなります。ネザーランドやロップイヤーはほとんどのお店で取り扱っています。

うさぎ専門店では、他にもジャージーウーリーなどペットショップではあまり見かけない品種の子も取り扱っていることが多いです。お店ごとにメインとなる品種が大体決まっているので、飼いたい品種がいるお店を選びましょう。

つまり、

品種にこだわらない人→ペットショップ
飼いたい品種が決まっている人→うさぎ専門店やブリーダー直営店

といった簡単な分け方ができます。品種はとくに決まっていないけれど、珍しい子が飼いたいという人も、うさぎ専門店かブリーダー直営店のほうが出会える確率が高いです。

うさぎ専門店がおすすめな理由

うさぎを飼うなら、うさぎ専門店が最もおすすめです。その理由は、いくつかあります。

  • うさぎの品種が豊富
  • うさぎの誕生日や血統がはっきりしている
  • うさぎに必要なものがすべて買える
  • うさぎに詳しい人しかいない
  • アフターフォローもしてくれる

すぐに思いつくのは、この5つです。やはり取り扱いうさぎの種類が豊富な点は選び甲斐がありますし、誕生日や血統がはっきりしていると、誕生日をお祝いできたり誰が繁殖者かが分かります。

ラビットショーに出す場合はもちろん、必要ですし、そうでなくても正しい誕生日や繁殖者を知ることができるのは飼い主として嬉しいことです。

うさぎ専門店は、うさぎ生体の他に専用のエサやおもちゃ、キャリーバッグやケージなども販売しています。どのようなものを購入すれば良いのか店員に聞きながら買えますし、まず変なもの、うさぎに害のあるものは売っていません。

ペット業界の中には人間用食料とくらべて規制がゆるいことを良いことに、悪質なものを材料に使ったり、ペットに害のある成分を平気で配合する会社もあります。専門店で販売されているエサやグッズは基本的にそれなりの品質は保証されているので安心です。

また、購入の相談を受けてくれるスタッフもうさぎ好きや、うさぎに詳しい人しかいないため、間違った情報を植えつけられる心配がありません。お店によっては爪切りや飼い方のアドバイスなど、アフターフォローしてくれることもあります。

ペットショップでうさぎを買った場合のメリット

では逆に、ペットショップでは絶対買ってはいけないのか?というと、必ずしもそうではありません。ペットショップで購入した場合は、次のようなメリットがあります。

  • ミニウサギなど安い子が多い
  • 成長した子とも出会いやすい
  • 動物病院と併設している店もある

他の種類の動物も扱っているため、専門店よりも安く購入することができます。とくにミニウサギを購入したいのであれば、ペットショップで購入しましょう。

ミニウサギは丈夫な子が多い上、複数の品種の血を持っているため、将来どんな大きさでどんな性格の子になるのか分からないという楽しみがあります。

初心者さんは、むしろ安くて丈夫な子の多いミニウサギの方が飼いやすいです。品種にこだわりがないのであれば、ミニウサギを購入できるペットショップも検討してみてください。

また、専門店はうさぎ好きのお客しか来ないためか、子うさぎが入荷後すぐに売り切れてしまいます。ある程度成長したうさぎを買いたいのであれば、言い方は悪いですが売れ残りの出やすいペットショップがおすすめです。

成長した子はどのような性格で大体の大きさも分かる上、値下げされていることも珍しくありません。安さを重視するのであれば、ある程度成長した子を狙ってみましょう。

中には動物病院と併設しているペットショップもあります。とはいえ、うさぎを診察できる病院は限られているため、事前に確認しておく必要があります。

うさぎの購入の流れ

うさぎを購入する際のおもな流れは、次のとおりです。

購入するお店を決める(購入するうさぎを決める)

お店に直接行く

目当てのうさぎを抱っこしてみる

予約もしくは購入の申し込み

手付金か代金全額の支払い

飼育方法の説明

お持ち帰り

うさぎを購入する際は、まず目的(どんな子が良いか)を決めて、行くお店を選択します。ペットショップやうさぎ専門店であれば、そのまま直接お店へ向かいましょう。

ブリーダー直営店の場合は、事前連絡が必要となる場合もあります。うさぎ専門店の中にも普段はグッズのみ販売していて、生体を見るには事前予約が必要だというお店もあります。ホームページをすみずみまでチェックしておいてください。

お店のホームページには、販売予定の子うさぎや販売中の子うさぎの情報が写真つきで掲載されていることが多いです。普段から通える距離にあるお店のホームページをチェックしておき、気に入った子を見つけてからお店に行く方法もおすすめです。

管理人は、3羽目のさっちゃんをこの方法で購入しました。先に通える距離のお店の子うさぎ情報を見ておき、気に入った子が出たお店に実際に行って、その場で購入予約をしました。

さて、お店を決めて飼いたいうさぎも決めたら、次はお店で直接触れ合ってみます。店頭予約が開始されているうさぎは、基本的に直接見たり触ったりできます。お店の人に言って触れさせてもらいましょう。

どんな性格の子か説明してもらえる場合もありますが、子うさぎだと成長してから飼育環境で性格が変わる可能性もあるため、参考程度にしておきます。実際、我が家のさっちゃんは「大人しい子」と言われていましたが、結構アクティブな子に成長してきました。

抱っこしたり触ったりして、「やっぱりこの子が良い!」と決心したら、いよいよ購入申し込みです。子うさぎの場合は予約扱いとなり、ある程度自立できてから受け渡しになることもあります。

店頭予約が開始した直後では、予約扱いで後日受け取りとなるケースが多いです。その日には連れ帰ることができないので、後日また来店できるお店で予約しましょう。

ある程度成長した子うさぎであれば、その日のうちに購入して連れ帰ることが可能です。予約しておいて後日お迎えに行くこともできます。予約時は手付金として代金の一部を前払いしておきますが、購入の場合は全額支払います。

子うさぎが自立したら、お迎えして家へ連れ帰ります。キャリーバッグを持って行くのを忘れずに。お店で簡易的な箱に入れてくれる場合もありますが、キャリーバッグの方が安全に連れ帰られます。

店頭で引渡しの際は飼育方法についての説明があります。疑問点はここで聞いておきましょう。とくにエサの種類や量については必ず聞いておかなくてはなりません。

お店が近所であれば、おすすめの動物病院を聞いておくと便利です。専門店のスタッフやお店のお客さんが実際に使ったことのある病院を紹介されるので、医療ミスや事故を防げます。

うさぎを選ぶ時にチェックするべきところ

お店でうさぎを選ぶ際は、健康状態や飼育環境も確認してください。

  • 動作が健康なうさぎか
  • 怪我や病気をしていないか
  • うさぎにとって良い環境か

うさぎの健康状態をチェックするのは、かなり難しいです。ギリギリまで体調不良を隠すため、多少の不調ではまず素人には分かりません。専門の獣医ですら検査をたくさんして分かることもあるほどです。

逆に言うと、明らかに様子のおかしい子は、かなり重篤な状態になっていると言えます。お店にいる時点で体調が悪いようであれば、購入は諦めましょう。

うさぎ同士で感染する病気もあります。1羽でも様子のおかしい子を見つけた場合は、そのお店の他のうさぎも健康ではない可能性が高いです。他の子の購入も見送ることをおすすめします。

また、うさぎはストレスに弱い生き物です。うさぎのケージが不衛生であったり、近くに鳥や犬猫のケージがおかれているお店では、常にストレスを感じているため、健康にも影響が出ている可能性があります。

購入してすぐに死んでしまうのは、そういったストレスに知らない場所へ連れ出されたストレスが重なったためです。あるいは、手遅れな病気や怪我を負っていた場合です。

そのため、うさぎ自身はもちろん、環境自体も健康的なお店かどうか判断して購入しましょう。

うさぎを購入できるお店と選び方まとめ

うさぎを購入する際は、飼いたいうさぎを先に決めておくとお店選びも簡単です。

安くて丈夫な子が良いなら、ペットショップのミニウサギを、特定の品種を探しているのなら、取り扱いのある専門店を訪れてみましょう。専門店はホームページで子うさぎ情報を見ることもできます。

基本的にうさぎ専門店やブリーダー直営店で購入するほうがアフターフォローもあり安心ですが、ペットショップで購入するうさぎが悪いわけではありません。飼い主さんがどんな子を望み、どんなメリットを得たいかよく考えて選んでください。

実際に購入する際は、うさぎの健康状態やお店の信頼性をチェックするのも忘れずに。エサやグッズの購入で長期的にお付き合いすることになるお店ですから、しっかりとすみずみまで確認して決めましょう。

 

次回はこちら→購入したうさぎを連れ帰った後の接し方・お迎え方法~初心者のためのうさぎペットの飼育方法その3~

 

↓前回までの記事もぜひ参考にしてみてください。

うさぎペットの飼育方法のバックナンバー

うさぎを飼う前の準備~初心者のためのうさぎペットの飼育方法その1~

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