先日、我が家の1羽目のうさぎ、はーくんが亡くなってしまったため、ペット火葬を利用しました。近年では多くの人が利用していますが、その後の供養については人ぞれぞれ異なっています。
そこで今回は、うさぎやペットが亡くなった後の供養方法についてまとめてみました。以前は火葬を中心にまとめたので、こちらでは供養を中心にまとめています。
お墓は作らないといけないの?きちんと供養してあげるには必要なことはあるの?と悩んでいる方の参考になると嬉しいです。
うさぎが亡くなった時にすべきこと
うさぎが亡くなった時にすべきことは、まず大まかに言って次のとおりです。
- 供養方法を決める
- 遺体を保管する
- 葬儀会社を探す
- 葬儀会社に連絡する
最近ではペット火葬を利用する人が珍しくありませんが、庭に埋めたり所有する山に埋めたりする人もいます。自分がどういった方法で供養したいかを先に決めましょう。
こういう方法ではうさぎが成仏できない。というものは基本的にありません。飼い主さんの宗教にならう方法でも良いですし、庭に手作りのお墓を作って埋めるだけでも良いのです。大切なのは、きちんとお別れと感謝を伝えられるかどうかです。
供養内容もペット用墓石などを購入して祭壇やお墓を手作りする人もいれば、骨壷をそのまま室内に置いて供養する人、専用墓地にお墓を購入する人などさまざまです。飼い主さんが一番納得する方法を選びましょう。
供養方法を決めるのと同時に行うのが、遺体の保管です。夏場や暖房が入った冬の室内など、あたたかい場所に遺体を保管する間は、お腹の下に保冷剤をしくなどして、体を冷やしてあげましょう。
体があたたまると体内が腐敗し、虫に食われたりガスで体が膨れたりします。冷やすことで軽減されるので、早めに冷やします。また、お尻や口から体液が流れ出ることもあるので、拭きとってあげるのも忘れずに。
もしお葬式や火葬をするのであれば、早めに葬儀会社を探しておきましょう。近年はとくにペット火葬が当たり前のような風潮になりつつあるので、地域によっては予約が取りにくくなっています。
我が家のはーくんの時も、その4年前に火葬したチビと同じ会社を選んだのですが、以前より予約が取りにくくなっていました。24時間対応の葬儀会社で、しかもそれほど都会ではない地域でもこの状態です。都会はさらに混雑している可能性があります。
葬儀会社は口コミを参考に、手早く決めて連絡します。個人的にですが、「家の前に火葬車が来て火葬します」や「遺体を預かって埋葬まで請け負います」という業者はおすすめできません。
忙しいとは思いますが、きちんと葬儀社へ行き、飼い主さんの目の前で火葬してくれる葬儀会社とプランを選んでください。例として挙げた葬儀会社やプランは、よくご近所トラブルや詐欺トラブルに挙げられる会社の典型パターンです。
もちろん、中には良心的な会社もあると思います。が、やはり家族を供養するのであれば、できる限り立ち会ってほしいですし、ご近所トラブルのリスクのない方法で、飼い主さんには純粋にお別れの余韻に浸ってほしいです。
※ペット火葬ができる葬儀会社の選び方や体験談については、別の記事も参考にしてみてください。
→→『うさぎとのお別れ方法~ペット葬儀会社の選び方と供養の仕方~』へ
うさぎの供養の方法
火葬をした後は、供養方法です。
- 家で供養する
- 寺院で供養してもらう
- 共同供養する
- 納骨堂に預ける
供養方法でよく挙げられるのは、この4つです。他にも庭に埋める人や所有している山に埋める人などもいますが、大切なのは、飼い主さんが納得する方法かどうかという点です。
そばに置いておきたいという人は骨壷を受け取り、そのまま家に持ち帰っても良いです。我が家もそうしており、毎日お水をあげています。時々フルーツやお花もあげていて、結構にぎやかな状態になっています。
寺院や葬儀会社に預けて供養してもらう人もいます。最近はペット専用の納骨堂もあるので、家にスペースがなかったり、骨壷を見るのは辛いという人は、こういった供養を利用しましょう。
預ける場合はお墓参りの時間が限られているので、その点は注意しなくてはなりません。また、納骨堂の場合は掃除は飼い主さんがするのか、寺院でするのかなどこまかな条件があるので、必ず確認してください。
すごいな、と思ったのが、人間でも人気が高いと話題の樹木葬がペット専用であることです。私が見つけたのはアンデルセンペット霊園というところなのですが、調べてみるときちんと由緒あるお寺に埋葬するとのことでした。
樹木葬は骨壷を木製のものに替えるため、最終的にはすべて土に還ります。野山を思い切り走り回ってもらいたい、自然に還してあげたい、などの思いがある人は、樹木葬も検討してみてはいかがでしょうか。
人間とうさぎを一緒に埋葬する方法
少し前は、独身の高齢者を中心に、一緒にお墓に入る他人を見つけるイベントなどが頻繁に行われ、そのような関係の相手(お墓を共有する相手)を墓友と呼ぶブームがありました。
近年は落ち着き始めたものの、完全になくなったわけではないようです。現在でもお墓の共有がされています。同じように、うさぎと飼い主が同じお墓に入ることも可能です。
人間とうさぎを一緒に埋葬するには、『人間用の』お墓を購入する必要があります。中にはペットと一緒に入ることができない墓地もあるので、最初からペットと一緒に埋葬されたいことをお寺や販売会社に伝えておきましょう。
ちなみに、うさぎと一緒に埋葬できる墓地は、樹木葬の墓地が見つかりやすいです。樹木葬儀は宗教を問わないものが多いので、宗教を重視する人でなければ、うさぎと一緒に眠れることを優先して樹木葬を選んでみては良いのではないでしょうか。
注意したいのは、火葬とは別扱いになっている点です。オプションで付けられるところもあれば、他所で火葬を済ませてから来てくださいと言うところもあります。
うさぎと一緒に埋葬して欲しい人は、事前に『ペットとの合葬はできるか』『火葬は他社で頼む必要があるか』を必ず確認しましょう。加えて、管理料金など定期的に発生する費用の有無も聞いておくと、後から思ったよりお金がかかったちうトラブルも避けられます。
自宅で行う供養
自宅で行う供養として、家の庭で樹木葬を行う人もいます。この場合、分譲マンションや賃貸物件などは庭で供養することはできません。きちんと本人や家族が所有者となっている土地で、家族の許可をとってから埋めましょう。
簡易的な方法では、鉢植えの樹木の根元に埋める方法もあります。近いところにいたいけれど、部屋に骨壷を置くのは嫌だし、土に埋めてあげたいと思っている人は、鉢植えも選択肢にしてみてはいかがでしょうか。
自宅で行う供養も、庭に直接埋めるのでなければ、基本は葬儀会社に依頼して火葬を済ませておくべきです。骨壷に入れた状態の方が供養しやすい上、庭に埋める場合、動物に掘り返される心配もありません。
都会ではあまりないかも知れませんが、庭先に野生の動物が忍び込んでくることは珍しくないことです。中には肉食の動物もいるため、掘り返されないように火葬でにおいが出ない対策を行っておくことをおすすめします。
うさぎの供養方法まとめ
うさぎの供養方法は、家で行うか、寺院などに預けるかの2択です。その中でお墓を作るか、納骨堂にするか、などこまかなプランを決めることとなります。
我が家の場合は火葬を葬儀会社に依頼し、お骨は持ち帰って自宅で供養しています。ペット火葬が一般化してきた近年ではこのような供養方法は珍しくありませんし、賃貸でも手軽にできる方法なのでおすすめです。
どうしても土に埋めてあげたい、という人は、庭など所有する土地に埋めてあげるか、霊園などを利用するかになります。今や宗派に関係なく受け付けてくれる寺院も多いので、土地を持っていない人も埋葬を選ぶことが難しくなくなりました。
たとえば、今回ご紹介した樹木葬専門『アンデルセンペット霊園』も、1000年以上続く由緒あるお寺ながら、宗派にこだわらず埋葬を受け付けてくれています。他にも、寺院や霊園によっては飼い主と同じお墓に入ることができる墓地もあるようです。
大切なのは、うさぎを供養したいという気持ちです。飼い主さんが負担にならない方法で、納得のいく供養を行えるものを選びましょう。
今は決められない、という人も、火葬だけは済ませておくことを忘れずに。どの供養方法を選んでも受け付けてもらえるのが、火葬済みのお骨です。先に火葬する会社だけは決めておき、心が落ち着いてからゆっくり供養方法を決めていきましょう。
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