うさぎとのお別れ方法~ペット葬儀会社の選び方と供養の仕方~

お盆が過ぎたところで、いつかは書かないといけないなあと思っていたうさぎとのお別れについて解説しようと思います。

我が家の次男坊だったチビも、亡くなった時は話題のペット葬儀社を利用しました。その経験を交えつつ、今回はうさぎとのお別れ方法(葬儀会社の選び方や供養の仕方)についてご紹介します。

長年一緒にいた家族をゴミ回収になんて出したくないですよね?でも賃貸マンションだし、庭に埋めてあげることだってできない。そんな方にはとくに、ペット葬儀会社がおすすめです。

うさぎが亡くなった時にまずすること

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うさぎが亡くなった時は、場所によって対処方法が変わります。病院で治療の末に亡くなった場合は、病院で葬儀会社を紹介してくれることもあります。信頼できる動物病院の紹介であれば、そちらを利用するのも良いでしょう。

病院以外で亡くなった場合は、自力で今後のことを決定しなくてはなりません。お墓は作るのか?火葬するのか?庭に埋めるのか?など、決めることがたくさんあります。

持ち家のある人は庭にお墓を作ってあげることもできますが、賃貸マンションではそうはいきません。そこでおすすめなのが、ペット専門の葬儀会社です。

<うさぎが亡くなった時にすること>
  • 供養方法を決める
  • 遺体を保管する
  • 葬儀会社を探す
  • 葬儀会社に連絡する

まずは供養方法を決めましょう。葬儀会社を利用するなど供養までに時間や日数がかかる場合は、うさぎの遺体をそれなりの方法で保管する必要があるため、迅速に決めます。

このような時のために、普段から漠然としたイメージだけでも持っておきましょう。うちはこうする、とあらかじめ決めておくことで、迅速に供養してあげられます。

遺体の保管の必要が出てきたら、保管スペースを作りましょう。簡単なのは、発泡スチロールでできた箱を利用する方法です。発泡スチロールは保温性が高いため、外部の気温に左右されずに保管できます。

夏場は中に保冷剤を入れ、数時間置きに交換すると腐敗を防ぐことができます。冬場は暖房器具の温度に気をつければ、保冷剤なしで保管可能です。我が家の場合は2月だったので、保冷剤なしで保管できました。

保管の際は布(百均であるようなフリースのひざ掛けがサイズ的にベスト)を敷き、その上に横たえます。目や口などから分泌液が垂れることもあるため、できればこまめにふき取ってあげてください。

何も敷かなかった場合は火葬場へ連れて行く際に遺体を痛めてしまう危険があります。保管の時点で布でくるみ、持ち運びやすいようにしておきましょう。

葬儀会社を探し、都合のつく日に予約をとります。なるべく早めの日を選んであげましょう。最近では真夜中も対応可能な会社もあります。ホームページなどで、近所の葬儀会社の対応時間帯を調べてみてください。

ペット用葬儀会社の選び方

近年急激に増えてきたペット葬儀会社ですが、その分トラブルが多いのも現状です。何故そんなにトラブルが多いのか?というと、どうやら同業者の方曰く、何の知識もない人間がビジネス感覚で開業しているからだとか。

我が家のチビがお世話になった葬儀会社の方は、以前は人間用の葬儀会社に勤めていたそうです。そのため葬儀に関する知識が豊富で、対応もとても丁寧でした。商売っ気がなく、「こういう商品もありますが、無理に購入する必要はないですよ」ときちんと言ってくださる誠実な業者さんでした。

その方に聞いたことやあらゆるトラブル案件を総合的に見て、ペット用葬儀会社の選び方を以下のとおりにまとめました。

<ペット用葬儀会社はここをチェック>
  • 火葬用施設がある
  • 電話対応が良い
  • 口コミの良い会社
  • 値段を明確にしている
  • 当日や事前準備について説明がある
  • 供養方法について選べる

まず第一に注意したいのが、火葬用の施設がきちんとある会社だということ。最近では「忙しいあなたのために、ご自宅の前や近所で火葬できる車でお伺いします」というサービスも多いです。

一見便利そうですが、実はこの形態の会社が一番トラブルを起こしやすいのです。自宅前まで火葬装置が積まれた車で来て、その場で火葬するというスタイルです。

確かに忙しい人にとっては時間短縮になって嬉しいのですが、火葬中、ずっと家の前の道は塞がれたままです。火葬するうさぎちゃんの大きさにもよりますが、1時間はかかるのが当然。その間ずっと、家の前に大型車を停めたままでいられますか?

また、火葬の間は煙が充満することも珍しくありません。安い機械などで揃えた業者は近所への迷惑も顧みないため、煙が近隣の家にまで及びます。

火葬車で多いトラブルが、この2点。道が火葬車で長時間塞がれることと、煙による被害です。自宅前ではなく広い場所で移動して行いますという業者もいますが、実際は近所の駐車場などに無断駐車して行われることが多く、苦情の元となっています。

何より、サッと焼いてサッと骨を拾う。天気が荒れていても風がふいていても、それを屋外で人目に晒されながら行わなくてはなりません。情緒も何もないどころか、業者からは早く終わらせてくれと急かされることも。

大切な家族を見送るのに、このような理不尽な思いをしたくないでしょう。数日であれば遺体の保管は難しくありません。なるべく火葬用の施設が別に用意されている葬儀会社へ依頼してください。

こちらは家族を亡くしたのですから、それなりの対応をしてくれる業者を選ぶべきです。電話などのスタッフ対応はその会社の姿勢がよく現れるため、決め手として意識してみてください。こちらの気持ちを汲んでくれるような対応をしてくれる会社を選ぶと、気持ちよく葬儀をしてあげられます。

ちなみに、我が家では『メモリアル想』さんにお世話になりました。北摂にお住まいの方はおすすめです。口コミも良く、事前から事後まで対応がとても丁寧です。山奥の施設なので苦情の心配もありません。

こちらの葬儀会社さんのサイトを見ていただければ分かりやすいのですが、価格情報がとても明確です。何が無料サービスなのか、葬儀料金はどこからどこまで含まれた料金なのか。ペットの種類や大きさ別でもきちんと設定されているため、問い合わせが楽です。

料金表にハムスターとありますが、実際に火葬された飼い主さんがいたそうです。小さいので火葬時間や火力の調節が大変でしたと話すスタッフさん(個人経営なので、おそらく社長さん)は、基本的な質問にも快く答えてくださいました。

供養方法もこちらの希望をしっかり聞いてもらえました。このような誠実な対応をしてくれる葬儀会社さんは必ずどこの県にもあります。あわてず、こまかな点もしっかりチェックして葬儀会社を選んでください。

うさぎの供養方法~火葬後にすること~

火葬が終わったら、納骨です。葬儀会社さんによって異なるため、すべてが当てはまるわけではありませんが、主に以下のような供養方法があります。

  • 家で供養
  • 寺院で供養
  • 共同供養
  • 納骨堂に預ける

我が家は家で供養することを選びました。使っていたケージの上に布を敷き、簡単な祭壇にして骨壷と写真、お供え物と花とおもちゃを飾っています。

他にも提携寺院に納骨する方法や、施設内あるいは提携寺院の共同墓地で供養してもらう方法、納骨堂に預ける方法があります。最も手軽なのは納骨堂です。ある程度は清潔が保ってあるので、お墓のように自分で定期的に掃除をせずにお参りだけ済ませられます。

うさぎとのお別れ方法まとめ~自宅供養という選択肢もあり~

納骨堂によってはお供え物を全面禁止にしていたり、お参りの時間帯が決まっていたりと制約があります。これらが煩わしいのであれば、自宅供養がおすすめです。

自宅供養の注意点は、とくにないそうです。一応我が家にはもう一匹うさぎがいるので、同じ部屋に置いても大丈夫か、供えてはいけないものはあるかなどを葬儀会社さんに質問してみました。

答えは「同じ部屋でも大丈夫。連れて行かれるということはありません。お供えは何でも良いですが、好きだったものをあげると喜びます。お水は毎日あげてください」とのことでした。

人間の葬儀を長年経験されていた方だそうなので、この答えは信頼できると思います。実際うさぎは水をたくさん飲む生き物なので、お供えで毎日あげてください。きっと喜びます。

自宅供養の場合は骨壷の置き方も自分で選べます。インターネットではうさぎ用ペットストーン(墓石)も通販で購入できるので、骨壷と一緒に飾ってあげるのも良いでしょう。ちなみに、仏壇も販売されています。

家庭は勿論、持ち込みが許可されているペット霊園で飾れるようなデザインのものもあります。骨壷を置くだけでは寂しすぎると思う飼い主さんは、このような仏具などを用意して、うさぎちゃんの新しいおうちを作ってあげてはいかがでしょうか。

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