うさんぽをしていると、うさぎが野草を食べることもあります。大抵は自分で食べられるものを見分けてくれるので心配ありませんが、中にはうっかり食べてはいけないものを食べてしまう子もいます。
また、人間が与えてしまうことも珍しくありません。
そこで今回は、うさぎが食べて良いハーブや野草に加え、食べると危険な野草についてご紹介します。自然素材を食べさせてあげたい、と考えている飼い主さんは、食べさせても良いものを知っておくと便利です。
与えて良いハーブと野草について
うさぎが食べて良いものは、においがツンとしないもの、球根ではないものです。
- 桑
- ハルノノゲシ
- アキノノゲシ
- ナズナ
- ノアザミ
- 葛
- クマザサ
- ハコベ
- オオバコ
- カラスノエンドウ
- タンポポ
- シロツメグサ
- アカツメグサ
- よもぎ
- マリーゴールド
- ミント
- バジル
- コリアンダー
- タイム
- レモングラス
- ローズバッド(バラのつぼみ)
などが食べられるハーブ、野草です。水分量の多いものは、食べ過ぎると下痢になる恐れがあるため、多くは与えないようにします。
公園や土手などで採取する場合は、犬や猫の糞尿、ポイ捨てされたタバコなどに汚染されている可能性があります。縄張りの跡がないか確かめたり、しっかり洗って乾燥させるなど対処してから与えてください。
ミントなど自家栽培できるものも多いです。最近は雑貨屋さんでも簡単に始められる栽培キットを売っているので、そういったものを利用して手作りするのも楽しいですよ。
また、一部のハーブや野草は乾燥状態で販売されています。(こういうの→『スナックフラワー マリーゴールド』)
犬猫の多い地域の飼い主さんは、通販で安全なものを購入すると手軽かつ安心です。
与える時は少量を与え、ペレットや牧草より多くならないようにします。うさぎによっては好みが分かれるため、嫌がるようなら無理に与えるのはやめましょう。
ちなみに我が家のはーくんは、アメリカ製の「着色料・保存料・小麦粉フリー」のハーブ入りペレットを食べてくれませんでした。数粒だけいつものペレットに混ぜてもよけるくらいの徹底振り。ハーブの強すぎるにおいが苦手だったようです。
このようなこともあるため、初めてハーブを与える際は、一番小さな内容量のものを購入して試してみてください。喜んで食べるようなら次回から大きいパックを買っても良いでしょう。
うさぎは食べ物の変化にとても敏感です。2~3日程度様子を見て、どうしても食べないのであれば思い切って与えるのを諦めるのも大切です。
うさぎに与えると危険な野草
基本はにおいのキツ過ぎるもの、球根のものです。
- アカツメグサ
- 彼岸花
- 日々草
- スズラン
- アサガオ
- ヒルガオ
- ワラビ
- 水仙
- セイタカアワダチソウ
- キョウチクトウ
- シャクナゲ
- わらび
- 鬼灯
- キンポウゲ
- トリカブト
などなど。
ここで気になるのが、アカツメグサです。与えても良いものにも名前が入っているのですが、獣医によっては与えない方が良いと結論付けている先生もいます。図鑑にはレッドクローバー(アカツメグサ)はうさぎに与えても良い野草として掲載されている場合もあります。
一方で、アカツメグサは有毒で、うさぎにとって危険とする声も多いです。これは与え方の問題で、生えたままの状態や摘み取ったままの状態で与えると危険ながら、乾燥させると問題ないのだとか。
自分で摘んだ野草を与えたいという考えの飼い主さんは注意してください。摘み立てを食べさせてあげたい時は、安全なシロツメグサやよもぎをあげましょう。
キンポウゲやトリカブト、彼岸花あたりは人間にとっても毒性が強いため好んで摘む人は少ないと思います。が、うさんぽで写真を撮る時は、鮮やかな花の色が画面に映えるため、結構活用しようとする飼い主さんはいるのではないでしょうか。
多少は自衛本能が働くとはいえ、完璧ではありません。うさぎは退屈を感じると目の前にあるものを噛んで暇つぶしすることもあるので、綺麗な写真を撮りたいからといって無闇に毒草に近づけないようにしましょう。
うさぎに与えて良いハーブや野草まとめ~秋から冬にかけては枯れ葉にも注意~
秋の時期から冬にかけては枯れ葉にも注意しましょう。広葉樹の枯れ葉なら食べられるものも多いですが、針葉樹は食べさせないようにしてください。
広葉樹の枯れ葉は、枇杷の葉や桑の葉、クヌギあたりが与えられます。落ちている葉は虫の隠れ家となっていたり腐っていることもあります。与える際は裏表をよく見て、虫などがついていないことを確かめてから。
野草を与える際は、与えて良いものか危険なものかを確認してから。うさんぽの時も、周囲に生えている草花を確認してから遊ばせるとトラブル回避できます。サークルで行動範囲を絞るのも効果的です。
うさぎに与えて良いハーブや野草は、飼育本や獣医さんの話を参考にすると良いでしょう。こちらで紹介したものの他にも与えて良いものが見つかるはずです。
体調をよく知っている行きつけの獣医さんに相談すると、ハーブの効能をうまく取り入れた組み合わせを提案してもらえることもあります。
個人的にはペレットにもよく配合されていることから、馴染みやすいマリーゴールドがおすすめです。
>>『スナックフラワー マリーゴールド』詳細ページへ
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