とにかく、「温泉」で癒されましょうの旅。
今回の旅の目的は、「温泉」に心ゆくまで浸かること。
となれば、圧倒的な泉質を誇る、草津温泉に行くしかありません。かの「源頼朝」までも入ったという、歴史ある温泉。ドイツの「ベルツ博士」も、驚いたという泉質の草津に、いざ出発なのです。
東京から草津へ行くには、二種類の方法があります。上野から特急に乗って約2時間、長野原草津口からバスに乗って30分。合計2時間半。
もしくは、新宿から出ているJR高速バスで約4時間弱。今回私たちは、JR高速バスを利用しました。
バスに決めたポイントは、圧倒的に価格が安いことです。特急とバスの乗り継ぎですと、片道5,000円以上かかるところが、高速バスだと片道3,300円。
おまけに、「早割」枠で予約して、更にクレジットカート決済の「ネット割」を使うと、片道2,440円。5,000円弱で往復できるのです。
その分、浮いたお金で素敵な旅館に泊まろうということになり、旅館は老舗の「奈良屋」を選びました。
こちらは、「じゃらん」で予約。「じゃらん」では奈良屋さんと提携して「早割」を実施しており、一泊二食を18,500円で予約することが出来ました。
というわけで、交通費5,000円+旅館代18,500円+その他3,000円=合計26,500円の旅にいざ出発なのです。
Sponser Linkのんびり、ゆったりバスの旅
旅の朝、新宿発10時のバスに乗り込む私たち一行。
今回は、いまだ現役ナースとしてがんばる母と、姉と、私の女三人家族旅行です。JRバスは、座席も広く、トイレもついているのでとても快適。
途中に一度、ドライブインでの休憩時間があります。上里サービスエリアについた私たち一行は、ドライブインでうどんを食べることになりました。
サービスエリアでの休憩時間は二十分。それぞれが一杯のうどんを食べている時間はないと判断し、うどんを二つ注文。みんなで回し食べをして、丁度タイムアップとなりました。
この「上里うどん」麺がもちもちしていて、とても美味しいうどんでした。腹ごしらえした私たちは、バスに戻るとスヤスヤと昼寝。4時間弱とは思えないほど、あっという間にバスは草津温泉へと到着したのです。
草津温泉、湯畑を周遊
草津温泉バスターミナルについた私たちは、宿からの無料送迎もお願いできましたが、「ちょっと歩こうか」ということで、草津温泉のシンボルである湯畑へとぶらぶら歩き出しました。
バスターミナルから湯畑までは、歩いてたったの五分。
「おおお!」
草津温泉には何度も来ていますが、来る度、湯畑を見るとテンションが上がります。
モクモクとわき上がる煙、圧倒的なお湯の量。このお湯を見ているだけで癒やされてしまうのです。湯畑の傍らには、足湯スポットがあります。
私たちは足湯に入って、極楽極楽。そして、更にぷらぷらと歩いていると、「草津を訪れた著名人」の欄にこんな文字が。
じゃーん。
これ、分かりますか?映画「テルマエ・ロマエ」の中で、阿部寛さんが演じていた役です。実在の著名人の中に並んでいるなんて、なかなか洒落が効いていて素敵ですよね!
絶景温泉、西の河原露天風呂へ
今夜のお宿にチェックインして荷物を置いた私たちは、徒歩で西の河原露天風呂へ。
途中、お店の軒先には、こんなものが売られていました。
なんとも風情のある、温泉卵。もちろん、卵を買ってパクリ。
そして、到着した西の河原露天風呂。こちらは、とにかく広いのがポイントです。おそらく、50人は軽く入れるでしょう。
昨年リニューアルされたばかりで、脱衣所は新しい木の香りがして、とても清潔感があります。ロッカーもついているので、貴重品を持ってきても大丈夫。
見渡す限り、山、山、山、に囲まれてすっかり開放的になった私たちは、30分以上も湯につかり、早くも草津の湯に癒されたのです。
営業時間 4/1~11/3 7:00~20:00(最終入館19:30) 定休日 なし料金
■入浴料: 大人(中学生以上)600円、子供(3才~小学生)300円
老舗旅館、「奈良屋」へ。
そして、今夜の宿泊はこちら。「ザ・温泉宿」という佇まいです。
八代将軍吉宗公の「お汲み上げ」の湯だそうです。
こちらの旅館は、何と言っても「温泉」が素晴らしいです。湯畑から引いているお湯は、熱すぎずぬるすぎず、お湯がとってもマイルド。それは、宿に「湯守さん」がいて、温泉をキチンと管理しているからだそうです。
西の河原露天風呂で十分湯に浸かった私たちでしたが、更にユックリ宿の湯に浸かり、夕食までの時間寛いだのでありました。
丁寧な老舗の味に感激
そして、夕食タイム。こちらの食事処、とっても広くて快適です。お食事は、草津の野菜をふんだんに使った丁寧で優しいお味。食事と一緒においしい日本酒を愉しんだのでした。
腹ごなしに、再び湯畑を散歩♪
老舗旅館のお食事ですっかり満腹になった私たち一行は、再び湯畑へ。夜の湯畑は、また昼間とは違った風情があります。
温かい灯りの中に、モクモクと沸き立つ白い湯気。「温泉に来た-!」と、思わず叫びたくなる風情です。
外歩きをして冷えた身体を再び温泉で温めると、布団に入り、パリッと気持ちの良いシーツの感触に包まれて、私たちは深く深く眠ったのです。
1日目の行程
10時:新宿発JR高速バス草津号乗車
14時:草津バスターミナル到着→徒歩で湯畑を散歩
14時40分:西の河原温泉
16時:「奈良屋」→入浴→18時、夕食→20時、湯畑散歩→21時、入浴→23時、就寝
旅の締めくくりは、「ぐーてらいぜ」
翌朝、すっきり目覚めた私たちは、朝食の後、再び入浴。
こちらの「奈良屋」さんは、チェックアウトが11時なので、朝食後もノンビリすることが出来るのです。そして、奈良屋さんを出た私たちは、近くでお土産を買い、喫茶店「ぐーてらいぜ」へ。
「ぐーてらいぜ」とは、ドイツ語で「良い旅」という意味。こちらの珈琲は、注文してから豆を挽く本格派ですが、お値段は500円からと、とってもリーズナブル。
草津のおいしい水で淹れた珈琲は、とても癒される味。そこから徒歩でバス停へ。お湯に癒され、お料理に癒され、珈琲で癒された旅なのでした。
2日目の行程 7時、起床→8時、朝食→9時、入浴→11時、チェックアウト→12時、喫茶店「ぐーてらいぜ」→13時半、草津バスターミナル発高速バス乗車→17時半、新宿着
いかかでしたか?
まさに「何もしないを、する」旅です。あちこち観光するのも楽しいけれど、たまにはこんな「癒し」の旅もいかがですか?
・利用会社
じゃらん:ホテル予約に利用。早割もあり、国内旅行には必須のツール。ポイント利用もできて便利です。
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