漢方を飲む時の注意点は?

漢方と言えば、最近は薬局にも漢方専門の売場が用意されていたり、「漢方薬局」なんて言う漢方のみを専門に扱っている薬局もありますよね。漢方の良さは西洋医学とは違って、根本的な体質の改善によって病気の症状を治療していくものです。

神経痛、鼻炎、風邪、腰痛、胃痛などの明らかに病気だと思われるもの以外に、疲労、肩こり、肥満、便秘、ストレス、冷え性、肌トラブルなどの症状を改善できる漢方もたくさんあります。このような具体的に病名のない症状でも、不健康なことには変わりないからなのかも知れませんね。

漢方薬は、ただ単に飲めば良いと思っている方も少なくないのではないでしょうか。

でも、実際には、漢方薬にも通常の薬と同じように色々と注意点があるのです。

漢方使用の注意点

まず、漢方では「食間」と言う言い方をすることが良くあるのですが、食間とは食事と食事の中間のことを言います。1回の食事から2~3時間経ったくらいの時間が、食事と食事のど真ん中くらいの時間帯になりますよね。この時間帯のことを食間と言います。食前は食事の30分から1時間前のこと、食後は食事から30分後くらいまでのことを言います。意外にも長い時間が食前、食間、食後と設定されていますよね。漢方薬は、西洋薬に比べて副作用が緩やかなイメージが強いですよね。

実際のところ、漢方薬にも効果がある分、副作用が出てしまうものが多いので、服用の際には十分に注意する必要があります。

漢方薬を飲むのをうっかり忘れたら?

それから、漢方薬を飲む時間帯を決めたつもりでも、ついうっかり飲み忘れてしまうこともあるかも知れません。こんな時は2回分を一気に飲むのはNGで、必ず1回につき1回分のみを飲むようにしましょう。

1日に2回服用しなければならない薬の場合は、次の服用との間の時間を6時間以上、1日3回服用しなければならない薬の場合は、次の服用との間の時間を4時間以上空けるようにしましょう。また、漢方薬は薬の吸収性を落とさないように、水や白湯などのシンプルな飲み物で服用しましょう。ジュースや牛乳だけではなく、アルカリイオン水や濃いめのお茶で服用するのも良くありません。

他の薬の服用しない

この他、漢方薬の服用を考えているが、今現在他の薬を服用している方はいませんか。特に甘草、麻黄、大黄、附子などが含まれている漢方薬は、複数の漢方薬と組み合わせて服用したり、西洋薬と組み合わせて服用したりすると危険な場合があります。念のため、薬剤師に確認してから利用することをお勧めします。

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