「うちの子はまだ歯が生えていないから、歯磨きしなくても大丈夫！」
こんなふうに考えている方もいれば、「歯磨きしようにも、寝る時にミルクを飲んでしまうから台無し！」なんて言う方もいます。赤ちゃんの歯磨きの悩みは、多くのお母さんが抱えているものですよね。
赤ちゃんの歯磨きはいつから始める？歯磨きの仕方は？
そして、気付いた時に歯磨きさせようと思うと、今度はお子さんが嫌がって歯ブラシを口の中に入れることさえもできないなんて言う方もいます。
ちなみに、自治体で赤ちゃんの定期健診を受けると
「歯が生え始めたら歯磨きを始めてくださいね。」
と言う保健師さんが多いです。
ただ、本当は歯が生える前から歯茎のケアをした方が良いようですね。
この時の歯茎のケアは、通常の歯ブラシで擦るのはＮＧです。赤ちゃんの歯茎はとてもデリケートなものなので、柔らかい布で優しく拭き取ってあげるのがベストです。
これだけでもだいぶ赤ちゃんの口の中は綺麗になりますし、歯磨きの習慣も身に付けやすくなるようです。
確かに、歯が生えてきたからと言っていきなり歯ブラシを口の中に入れられるのも、何も知らない赤ちゃんはびっくりしてしまうかも知れませんね。
夜中の授乳は虫歯になりやすい？
それから、歯が生え始めたにも関わらず、母乳やミルクを飲ませながら寝かせしつけをしている方はいませんか。
母乳やミルクで寝かしつけを行うのは楽なので、多くのお母さんが実践している寝かし付けの方法ですよね。中には、１歳を過ぎてからも尚、母乳やミルクの寝かしつけをしている方も少なくありません。
でも、夜寝ている時間は皆さんも分かっているように、唾液の分泌が少なくて口の中が乾燥しやすいのです。
なので、虫歯菌が口の中の増えやすくなり、口の中に残ったミルクの糖分を餌に虫歯菌が繁殖してしまうことがあります。
しかも、赤ちゃんの歯は永久歯よりもデリケートで、すぐに虫歯になってしまうようです。
自宅でできる虫歯予防：フッ素塗布について
また、赤ちゃんの歯磨きは、歯が生え始めたら必ず１日に２回は行った方が良いです。
場合によっては、フッ素入りの歯磨き剤も使用した方が良いです。フッ素入りの歯磨き剤は、１歳くらいの赤ちゃんだと１回に付き１ｍｍ程度使用します。
この他には、赤ちゃんの虫歯対策として、虫歯の有無に関係無く歯医者さんに連れていくことをお勧めします。
赤ちゃんの歯は小さいので、虫歯があっても見逃している可能性も十分に考えられますよね。虫歯以外のことでも、正しい歯磨きができているかとか、フッ素塗布をお願いすることもできます。
赤ちゃんの歯磨き教室を利用する
「未だに赤ちゃんの歯磨きの方法が分からない。」なんて言う方は、医師から正しい歯磨きの仕方を指導してもらうこともできます。
「さすがに、歯医者さんまでは良いかな。」と言う場合には、自治体で保健師さんが歯磨きの指導をしてくれる教室を開いてくれることもあります。
こういう教室であれば、歯医者さんに行くよりも費用が安く済むかも知れませんね。但し、予約制のものが多いので、自治体の掲示板や広報などを頻繁にチェックしておくと便利です。
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