ズッキーニと言えば最近人気の高まっている夏野菜ですが、スーパーによっては扱っていないところも少なくありません。最近では、フランス料理店やイタリア料理店でよく見掛ける野菜とは言え、一般にはまだそこまで浸透していないのかも知れませんね。だからこそ、あまりズッキーニの良さ、栄養価を知らない方も多いのではないでしょうか。
ところで、ズッキーニって見た目だけだと、きゅうりと同じように見えませんか。「変わったきゅうり」と思い込んでいる方も、実は結構多いんです。ところが、本当はきゅうりではなく、かぼちゃの仲間なのです。ただ、かぼちゃの仲間だからと言って完熟状態のものを食べるかと言うとそうではなく、未熟なほど美味しいと言われているのです。収穫に良いタイミングは花が咲いてから約１週間のようですね。ズッキーニの食感はナスに近いので、ナスと同じような調理法、例えば炒めたりとか煮たり茹でたりなどすれば甘みが出て美味しく食べることが出来ます。
では、こんなズッキーニには一体どのような栄養素が含まれているのでしょうか。
ズッキーニの栄養素
まずは、血圧を下げる効果が期待できるミネラル、カリウムが豊富に含まれています。高血圧の方や生活習慣病の不安がある方などは、ぜひ今後の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
それから、カリウムは多機能で優れものの栄養素で、体内の水分バランスも整えてくれるのです。女性の悩みとして多いむくみの対策にも役立ちます。また、ズッキーニにはカロテンが含まれていて抗酸化作用を発揮してくれます。
ズッキーニの効果的な調理方法
ズッキーニをオリーブオイルと組み合わせて調理すると、カロテンの吸収率を高めることが出来ます。あるいは、油を使用した調理なら、オリーブオイルと同じように植物性の油である胡麻油もお勧めです。胡麻油だと砂糖や醤油、料理酒、みりんなどの調味料を使ってきんぴらにするのも良いかも知れませんね。オリーブオイルで炒めて塩で味付けするのも、シンプルでズッキーニならではの味が引き立ちそうですね。
もちろん、ズッキーニ以外の野菜を使用して、ラタトゥーユのような煮込み料理にするのも良いでしょう。もっとも簡単な料理としてはカレーやシチューもお勧めです。しゃぶしゃぶにすると言う食べ方も有りです。夏野菜には体をひんやりさせてくれる効果もあります。夏は体内に熱がこもりやすいので、さっぱりした味付けで夏野菜であるズッキーニを食べるのも良いかも知れませんね。
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