市販薬と処方薬の違いとは?市販薬の分類について

「体調が悪くて医者に行こうにも、診察時間内に医者に行けそうもない。」なんて言う方は多いでしょう。こんな方に便利なのが、市販薬ですよね。医者は平日の午後6時半くらいで受付時間が終了してしまうところが多いですし、休日は土曜日の午前中しか診てもらえないところが多いですよね。医者に行けない場合には、せめて症状を改善するための薬だけでも欲しいところですよね。では、市販薬と医者の薬の使い分け法について見ていきましょう。

市販薬の第1類とは?

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市販薬に第1類、第2類などの種類があることは、多くの方が知っているでしょう。

実は、市販薬でも全てが同じような薬だと言う訳ではなく、副作用の大きさによって第1類、第2類などと分類されているのです。

それで、第1類医薬品と言うのは、薬剤師だけが販売できるものです。なので、第1医薬品は薬局のレジで中身を扱っていて、売場に空箱が置かれていることが多いです。

逆に、中身が入った状態で売場に置かれていても、薬剤師がいなければ購入することができません。市販薬の中でも効果が大きく、その分副作用のリスクも高いので、購入する時に薬剤師による説明が必要となるのです。

市販薬の第2類とは?

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第2類医薬品は第1類に比べると効果もリスクも低いものの、それなりの効果やリスクがあります。第2類医薬品は薬剤師がいない場合でも、登録販売者から購入することができます。

胃腸薬や総合感冒薬などに多いのですが、これらの中で効果やリスクが高いものが第2類医薬品になっています。手軽な市販薬を欲しがっている方の中には、薬剤師の説明なしで購入できる第2類医薬品を購入していく方が多いでしょう。

ただ、「なかなか医者に行けないけど、より高い効果が期待できる薬が欲しい!」と言う場合には、やはり第1類医薬品の方がお勧めです。

もっとも効果が高いのは医者の薬

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市販薬か医者の薬か、効果が高いのは当然医者の薬です。そもそも、医者の薬は効果もリスクも高いからこそ、専門家である医師だけしか扱うことができず、一般用に市販されることは無いのです。

効果もリスクも高いと聞くと不安に感じる方もいるかも知れませんが、医師は診察によって患者さんの症状だけではなく体質までも確認します。

そして、患者さんの症状や体質に合わせて、リスクを最小限に抑えて最大限の効果が実感できるように、薬の種類、量などを判断しているのです。「人の薬を自己判断で使用してはいけない。」と言うのも、きっとこのことからなのでしょう。

また、市販薬では1種類の薬で良くても、医者では複数の薬が処方されることが多いですよね。医者では基本的に1つの症状に対して、1つの薬を処方するからです。薬を使用するにも、症状や体質などで不安があれば、専門家である医師の知識に頼った方が安心かも知れませんね。

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