抜け毛が細いとAGAなのですか?
これは正常な抜け毛ですか?
マグネシウム秀
また、それにはちゃんと理由があるんです。
抜け毛が増えてきたと感じている読者の皆様へ。
その抜け毛が、正常な抜け毛なのか、AGA(男性型脱毛症)なのかを判断することは重要です。
もしAGAなら、今後も抜け毛は増え薄毛はどんどん進行していくからです。
まずは自分の抜け毛を観察してみましょう。
Contents
「細くて短い抜け毛」が多いならAGAの可能性が高い。
まずは、洗面台や枕の毛など、自分の抜け毛を観察してみてください。
一本を観察するのではなく、複数本を見ることが大切です。
どうでしょうか?
まず「細くて短い毛」が多い人はアウトです。AGA(男性型脱毛症)の可能性が高いと考えられます。
逆に、長くてしっかりした毛なら、今のところ心配しなくてもいいでしょう。
マグネシウム秀
本数も大切ですが、その抜け毛の太さが大切なのです。
「抜け毛の毛根が小さい」ならAGAの可能性が高い
抜け毛の太さだけではなく、次は毛根も観察してみてください。
「毛根が小さい」抜け毛が多いとアウトです。AGAの可能性が高いと言えます。
逆に、抜け毛の毛根がふっくらと膨らんでいるなら心配いりません。
マグネシウム秀
逆に頭頂部や生え際の弱々しい抜け毛は、毛根も小さいはずですよ。
では、なぜ抜け毛を見ればAGAかどうかが判断できるのでしょうか?
「ヘアサイクル」という面から以下で紹介していきます。
ヘアサイクルとAGAの関係
髪の毛は毎日抜けていますが、一方で毎日生えています。
このバランスが正常に保たれていれば、毛量が減っていくことはありません。
寿命を迎えた髪の毛が抜け生え変わるのは自然なことで、1日80〜100本程度の抜け毛であれば心配ありません。
100本と聞くと、多く感じるかもしれませんが、人間の髪の毛は約10万本生えていますので、10万円入っている財布から100円だけ支払うようなものです。
髪の毛は、抜けた毛が新しい髪に生え変わるというヘアサイクル(毛周期)を繰り返すことで一定の毛髪量が保たれています。
つまり、抜けた分が新たに生えていれば毛髪量は減らないということです。
また、ヘアサイクルは「成長期」と「退行期」と「休止期」の3つの段階からなっています。
「成長期」
髪の「成長期」の期間は通常、2〜6年です。
成長期は、新しい髪が太く長く成長する期間です。この期間は毛根にある細胞「毛母細胞」の細胞分裂が活発です。成長期の初期の髪の毛はやわらかい軟毛ですが、徐々に成長し、固く太い毛に育ち伸び続けます。
ちなみに、成長期は2〜6年と長いので、「早期成長期」、「中期成長期」、「後期成長期」と3つに分けられることもあります。
「退行期」
成長期が終わると「退行期」にうつります。退行期の期間は通常、約2週間です。
退行期に入ると、毛根にある細胞「毛母細胞」の分裂が衰え、髪の毛の成長が弱まります。
「休止期」
退行期が終わると、最後は「休止期」です。休止期の期間は通常、3〜4ヶ月です。
休止期になると、毛母細胞の分裂は完全に止まってしまいます。これが髪の寿命です。寿命を迎えた髪の毛が抜けてしまうとともに、休止期は次の「成長期」への準備期間となります。
1本1本の髪の毛は、通常この「成長期」と「退行期」と「休止期」のサイクルを繰り返しているのです。
頭皮に生えている髪の毛は「成長期」が大半
髪のヘアサイクルである「成長期」と「退行期」と「休止期」の期間に注目してみましょう。
成長期は2〜6年。退行期は約2週間。休止期は3〜4ヶ月です。つまり、今自分の頭皮に生えている髪の毛は、ほとんどが「成長期」ということがわかります。
AGAは「成長期」を短くする
さて、ここまで解説したヘアサイクル(毛周期)のバランスが崩れるのがAGA(男性型脱毛症)です。
AGAの人は、通常2〜6年ある髪の「成長期」が数ヶ月〜1年で終わってしまうのです。
つまり、通常なら2〜6年かけて成長した髪が「退行期」、「休止期」に以降するのですが、AGAの人はまだ十分に成長してない髪が「退行期」、「休止期」に移行して抜けてしまうのです。
これがAGA(男性型脱毛症)です。
枕についている自分の抜け毛を観察し、太くて長い毛が多ければ、「健康なヘアサイクルに基づく正常な抜け毛」です。
逆に、細くて短い毛が多ければ、ヘアサイクルのバランスが崩れていると言えます。AGAの可能性が高いのです。
AGAの場合は、抜ける髪と生える髪のバランスが崩れている状態ですので、改善されなければ今後薄毛がどんどん進行していくわけです。
AGA治療はヘアサイクルを整える
AGAより崩れたヘアサイクルはどうすれば元にもどるのでしょうか?
それは、AGA治療薬である「フィナステリド」や「デュタステリド」を服用することです。
AGAには専門治療薬がすでに存在するので、早めに服用を始めればヘアサイクルは元に戻り、毛量アップも望めます。
ぜひ、早めにAGA治療に踏み切ることをおすすめします。
まとめ〜自分の抜け毛を見てAGAなら早めの対策を〜
- 細い抜け毛が多いとAGAの可能性高
- 毛根が小さい抜け毛が多いとAGAの可能性高
- AGA治療でヘアサイクルは整う
今、抜け毛に悩む方は、ぜひ自分の抜け毛をチェックして、AGAの可能性がないか確認してみてください。
AGAの可能性が高いと感じた場合は、早めのAGA治療をおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。