今回は久しぶりのトルコです。テーマはずばり「どうしてトルコリラってそんなに人気なの？」です。
「FXで利益を上げられる人は全体の10%」とはよく言われますが、スワポが入るトルコリラ円のロングで利益をマトモに挙げられている人は、正直1%ぐらいしかいないように思います。
例えばツイッターで「リラ円」と検索すればほとあんどが含み損やロスカットの報告です。
ですが、トルコリラ円は数多くのFXブログや業者の間で、不労所得を得るための投資法として非常によく取り上げられています。
このギャップが何故起きているのかを私なりに考察していければと思います。
トルコリラ円が人気の理由その1「説明がしやすい」
これはマーケティングでは基本なのでしょうが、やはり何かを宣伝する際に最も重要なのは「分かりやすさ」と「インパクト」です。
そしてトルコリラはスワップ狙いの投資を宣伝する際に、非常分かりやすく、かつインパクトのある説明が出来るのです。
当ブログで何度か載せた高金利通貨の政策金利の一覧表を見てみましょう(一応簡単に補足しておきますと、スワップポイントは政策金利が高ければ高いほど沢山付きます)
- メキシコ(ペソ)8.25パーセント。
- 南アフリカ(ランド)6.75パーセント。
- ブラジル(レアル)6.5パーセント。
- トルコ(リラ)24.00パーセント。
他の高金利通貨と比べても政策金利がズバ抜けています。2位のメキシコペソにトリプルスコア近く付けていますからね。
これは宣伝をする側にとっては非常にやりすいと言えるでしょう・・・
「トルコリラは他の新興国通貨と比べても政策金利が非常に高く、トルコリラ円を50万通貨買えば放っておくだけで為替差益とは別に毎日6000円ほどスワップポイントが付いてきます・・・たしかにリラ円は長期下降トレンドで、2007年には100円近くあった価格は現在18円ほどになっています。ですがこれは逆に言えば安く買うチャンスとも言えます。ビットコインなんかでも最初は価値が低かったでしょ？こういう時に危険を顧みず勝負に行く人こそが将来大きな資産を築けるのです・・・リラ円が100円に戻ればスワップポイントと為替差益であなたは大富豪ですよ・・・」
ちょっと大げさかもしれませんが大体こういう感じで宣伝するのですかね。
まあ、決して間違ってはないと思うのですが、こういう論理でトルコリラ円を買ってきた方が今まで軒並みやられてきたというのには注意をする必要があります。
ちなみにこういう宣伝をする際に難しい話はしない方がいいようです。
物事には大抵裏と表、あるいは細かい例外等があり、一言で完璧に説明するというのは土台無理な話なのですが、そこをあえてズバリと言い切るのがテクニックらしいです。要は正しいかどうかなんて二の次で、自信満々に言い切った方が良いらしいです。
トルコリラ円が人気の理由その2「トルコは親日国だから？」
正直トルコリラが流行る理由に関しては、前項での考察でほぼ完結していると思うのですが、一応小さな要素としてこれもあるかもしれません。
「トルコは親日国だから安心だ」
・・・まあ、こんな感じなんですかね(笑)
ややこじつけ感が否めませんが、ひょっとしたらこういうのもあるかもしれません。
結局トルコはどうなる？今後の見通し
結局トルコリラはどうなるのか？
勿論、これが分かれば苦労しませんし、上がるのが分かっていればこのブログには書かず、私は方々から資金をかき集めてトルコリラ円を買い集めるのですが(笑)ある程度の考察は出来ます。
トルコリラ円の月足ですね。芸術的な大下降トレンドです。
リーマンショックで派手な三尊が完成してからはゆっくりと、しかし確実に価格を下げ続けています。
個人的には、もう一段派手に落ちるのでは無いかと思っています。
10円より下には個人投資家のストップ注文が大量に埋まってそうですから、狙いに行くのであれば10円割れは必至かと思います。
そしてそうなったとすれば、その時こそリラ円は買いなのか？・・・それはわかりません。状況次第ではチャンスが来るかもしれません。
まとめ
- トルコリラ円はいくばくかの余裕資金があり不労所得を得たいという人をターゲットにした際、非常に宣伝がしやすい通貨ペアと言えます。
- トルコは親日国だそうです。我々日本人には馴染みが薄い国ですが・・・
- リラ円は10円割れからが本当の勝負だと思います。0円になるかどうかの鬼勝負が待っているでしょう(笑)
今回はこんな感じです。この業界は宣伝屋さんや商材屋さんが非常に多いので、投資をする際は「甘い言葉には裏がある」という金言を常に胸に刻んでおく事をお勧めします。大抵なんかしらありますから・・・
コメントを残す