初めての飼育に必要なケージなどのグッズは、うさぎをお迎えする前に購入しておきましょう!
今回は、うさぎ用ケージの選び方についてご紹介します。
おすすめは「引き出しタイプ」です。
引き出しタイプが重宝する理由と、床材の種類によって変わるそれぞれのメリットについてまとめてみました。
Contents
うさぎ専用のケージを購入しよう~まずは新しいおうち作りから!~
うさぎを住まわせるケージは、うさぎ専用のものを購入しましょう。
サイズ的に大き目の鳥かごを使えるかも?
猫用ケージの方が広々としてるから喜びそう!
このように思うかもしれませんね。
しかし、家で飼育できる家うさぎは穴兎という種類を先祖に持っているため、巣穴を掘って暮らす習性があります。そのため、広い場所では落ち着かない子の方が多いんです。
環境や一緒に住む人間に慣れてくるとケージの外の広い場所(リビングなど)で居眠りをするようになりますが、それでもケージは大きすぎないものを選ぶことをおすすめします。
人間だって個室が欲しいですよね!うさぎちゃんにも自分だけのくつろげる部屋を用意してあげてください。
うさぎ専用のケージは、大きさも考えて作られています。多少のサイズ違いはありますが、どのケージを選んでも大きさ的な問題はありません。
ケージのポイントは床材と清潔感
うさぎ用ケージといっても、その種類や機能はさまざまです。
基本的に飼い主さんが使いやすいものを選んで良いのですが、うさぎにとっても住みやすいものを選んであげたいですよね。
部屋の中である程度遊ばせてあげるなら、ケージの大きさはそれほど重要ではありません。よほど大きな種類の子(フレミッシュジャイアントなど犬猫並みのうさぎ)でない限り、市販のラビットケージならどれでも良いのです。
大切なのは、大きさよりも環境と使い勝手。
- 床材の安全性
- 掃除のしやすさ
この2点を意識して選ぶだけです。
たとえば、ケージの中の敷物(床材)。安全性を考えるなら、足への負担と病気のリスクを減らすための清潔さを重視したいところ。床材で主に使用されているのは、すのこ(木材)、プラスチック(樹脂)、金網(金属)です。
すのこ、もしくはプラスチックになっているタイプは、うさぎの足に優しいです。一方ですのこは尿がしみやすく、プラスチックはこまかな傷がつきやすく、衛生的に使うには定期的な交換やメンテナンスが必要です。
金属タイプは傷がつきにくく、洗えば清潔に使える反面、編み目による足へのダメージが不安です。細かい目のものを選べば問題ありませんが、そういったケージはかなり高価となってしまいます。
では、うさぎの足に優しくて、清潔に使えるケージを少しでも安く手に入れる方法はないのか?と考えてみました。そこで注目したのが、ケージの底の部分です。
ケージの底は2タイプ!引き出しタイプのメリットとは?
うさぎ用ケージは、底の構造の異なる2種類に大きく分けられます。トレーのような構造になっているものと、トレーに引き出しが内蔵されているタイプです。
トレータイプは、底部分がまるまる一つの桶のようになっています。その上に床材やケージが乗っているので、底に溜まった糞や尿などを掃除する場合は一度ケージ部分を持ち上げ、別のところに移動させる(上下を分解する)必要があります。
一方の引き出しタイプは、トレータイプのトレー部分が引き出し状になったものです。わざわざ上下を分解しなくても引き出しを手前に引けば、汚れの溜まるトレー部分のみ外して掃除することができます。
みなさんは、「上下を分解して、掃除が終わるまで別のスペースにケージの上部分を移動させておく」トレータイプと、「分解はせずに引き出し部分だけを開けて掃除する」引き出しタイプ、どちらが掃除しやすいと思いますか?
この掃除を最低でも1週間に1回行わなければならないと考えると、やはり引き出しを開けるだけで掃除できる引き出しタイプが楽なのではないでしょうか。
こまめに掃除するべきと分かっていても、掃除するまでの準備が面倒だと億劫になってしまいます。こういったトレータイプのものを予め使うことでケージの掃除も手軽にでき、清潔さを一定に保つことができます。
管理人のうさぎぱん自身どちらのタイプも使用しましたが、人におすすめできるのは引き出しタイプだという結論に辿り着きました。
トレータイプは安いものが多い分、中には床材とトレーがほぼゼロ距離(隙間がない)でフンが下に落ちない不衛生なものもありました。トレータイプより数千円高くなってしまいますが、多少高価でも使い勝手の良い引き出しタイプが断然おすすめです。
※ケージの掃除方法はこちらを参考にしてくださいね。
⇒うさぎ用ケージの掃除方法
タイプ別で選ぶうさぎのケージ~床材や使い勝手の違いに注意~
トレータイプか引き出しタイプかを決めたら、次は床材の違いで見てみましょう。それぞれメリットとデメリットがあるので、あなたが飼っている(飼う予定の)うさぎちゃんの特徴も参考にして選んでください。
うさぎのケージは、床材だけでも数種類あります。うさぎにとって快適で、飼い主さんにとって取扱いのしやすいものを選びましょう。多くのペットショップで見かける売れ筋商品や便利機能のついたケージを探して、こちらにまとめてみました。
床材で選ぶ時のコツ
足の病気予防にも大事な床材。掃除のしやすさを選ぶか、清潔さを選ぶか、遊びやすさを選ぶかで考えてみましょう。
うさぎぱんが現在愛用しているのは、こちらのタイプのケージ。(実際使っているものは廃番しているため、販売中で似たものを探してきました)
>>『SANKO イージーホーム エボ 60BK』詳細ページへ
床材がプラスチック製で、掃除のしやすさを重視するならおすすめのケージです。もちろん、底部分は引き出し式です。
価格は定価12,400円(税抜)、大手通販サイトだと10,000円前後で購入可能です。
メリット→床材が軽く、取り外ししやすい。洗いやすい。少しの汚れならウェットティッシュで拭き取れる。
デメリット→体重の重い子だと床材が沈んで危険。プラスチック製なので細かい傷がつくと菌の繁殖が心配。
うちの子は1.5kgですが、後ろ足にだけ体重を乗せる姿勢だと、心なしか床材が若干カーブして沈んでいるように見えます。とはいえ、今のところ亀裂が入ることもないので、この程度の体重の子であれば問題はなさそう。念のため、定期的に床材のチェックをしてあげてください。
一方、プラスチックタイプは水に強いので、盲腸糞の食べ残しやおしっこが床材に付いた時はウェットティッシュでサッと掃除してあげられる利便性があります。トイレのしつけが完璧ではないうさぎちゃんに最適です。
初めて購入したケージはこちらでした。
>>『ラビットケージ UK-650 パステルグリーン』詳細ページへ
こちらはアイリスオーヤマさんが発売しているケージです。床の木材が汚れても床材単品で購入できるので、長く使えます。
価格は定価5,980円(税抜)、5,000円以上で送料無料なので、送料なしで購入できます。
メリット→パーツが分解しやすいのでまるごと洗いが簡単。引っ越しなどで持ち運びしやすい。安価に購入できる。網目がないので爪が引っかかりにくい。
デメリット→汚れが染み込みやすいのでこまめに床材の交換が必要。引き出し式じゃないので掃除が面倒。商品によっては床トレーとの距離がほぼないことも。
※注意!!こちらはトレータイプです。引き出し式ではないので床下の掃除が面倒ですが、その分安く購入できます。掃除が苦ではないなら、こちらのケージを選んでみても良いですね。木製の床は暇つぶしやストレス解消に噛める利点もあります。
トイレ(おしっこ)のしつけが良くできている子、金網やプラスチックだと足の爪を引っかけるような体の小さい子におすすめ。
便利な引き出し式で、こまかい傷のつきにくい金属製の床材。清潔さを何より優先するなら、こちらのタイプがぴったりです。
価格は定価19,000円(税抜)、大手通販サイトだと10,000円前後で購入可能です。
メリット→金属網の床なのでこまかい傷がついて菌が繁殖することがない。フンが下のトレーに落ちやすく、床に散らばらない。
デメリット→足を休めるスペースを作る必要がある。盲腸糞が網に付くとウェットティッシュ程度では取り除きにくい。高価なものが多い。
丈夫な金属製ということもあって、高価なタイプが多かったです。網目は細かい方がうさぎの足に優しいのですが、それだけでは心配。牧草マットなどを別に購入して足を休めるスペースを作ってあげましょう。通常の牧草を床一面に敷きつめるのが一番ですが、交換の手間やコストがかかります。
付属のロフトは取り外し可能です。
プラスチックの床材だと床が沈みそうで心配な体の大きい子(ロップイヤー種など)におすすめ。
結論、うさぎ用ケージのおすすめはこれ!
ケージ底のタイプと床材のタイプで分けてご紹介してみましたが、ケージを選ぶ際に見て欲しいのは、掃除のしやすさや床材の種類だけではありません。飼育グッズの設置のしやすさも意識してみましょう。
うさぎのケージは、水ボトルなどのグッズをいくつか設置する必要があります。そのため縦方向の柵しかないタイプより、設置しやすいよう横方向にも金具がつけられたデザインのものが便利です。
⇓⇓おすすめのケージはここがポイントです!⇓⇓
- 引き出し式で掃除しやすい
- 床材が2枚組で取り外しやすい
- 水ボトルが設置しやすい柵作り
- 尿の飛び散りカバーつき
- キャスターつきで移動しやすい
SANKO C62 イージーホーム エボ 80WH | |
メーカー(三晃商会) | サイズ(幅810×奥行き505×高さ550mm):床材(樹脂) |
おすすめ度/☆☆☆☆☆ | 体が平均的~大きめの子に・使いやすさ優先の方へ |
ケージ用カバーや木製スロープなど、別売りのオプションが多いので、カスタマイズしやすいのが魅力です。80の大型サイズの他、体の小さい子にぴったりな60サイズもあります。
ジェックス ラビんぐ フラットフロア62 | |
メーカー(ジェックス) | サイズ(幅66.5×奥行47×高さ44.5cm):床材(金具) |
おすすめ度/☆☆☆☆ | 体の小さい子・高齢うさぎ・介護用に |
床板の一部にトイレを埋め込める珍しいタイプ。段差が小さくなるので、足腰の弱った高齢うさぎや体の小さい子、怪我をしている子の介護におすすめ。引き出し式ではないため、床下のこまめな掃除が必要です。
マルカン うさぎのカンタンおそうじケージH50B MR-994 | |
メーカー(マルカン) | サイズ(幅63.5×奥行50×高さ50cm):床材(樹脂) |
おすすめ度/☆☆☆☆ | 初心者向け・体の小さい子に |
我が家で使っているケージです。コンパクトなので体の小さい子におすすめ。一回り大きいサイズもあります。引き出し式で尿飛びカバーが側面についていて・・・と、とりあえず欲しい機能は揃っているので、初心者さんにぴったり。
2番目の「ラビんぐ フラットフロア62」は引き出し式ではないですが、その分、他のメリットがあります。ケージ選びの基本はおさえつつ、最終的には、自分にとって便利だと思える機能つきのものを選びましょう。
他にも、色々なケージ情報をまとめて別ページに一覧を作ってみたので、他のケージ情報も気になる方は、↓のまとめページもチェックしてみてください。
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