うさぎを診てくれる病院~病気や怪我をした時に頼れる獣医さんの探し方~

草食動物であるうさぎは、天敵から身を守るため(狙われにくくするため)に体の不調を隠す習性を持っています。
そのため、飼い主が「なんだか様子が変だな?」と感じる頃には、危険な状態に陥っている可能性が高いのです。

少しでも様子がおかしいと感じたら、すぐに病院へ連れて行ってあげましょう。
ただし、うさぎはどこの動物病院でも良いわけではありません。

きちんとうさぎを診てくれる病院へ連れて行ってください!

今回は、うさぎに最適な病院とは何か?をご紹介します。

病院の看板やサイトをチェック!~診察対象にうさぎは入ってる?~

まず、どの動物病院でもうさぎを診てくれるわけではないことを知っておいてください。
人間の病院に内科や外科、小児科など様々な区分があるように、動物病院も診療対象が分けられています。
ほとんどの動物病院が犬や猫を前提としているのではないでしょうか。

近年では少しずつ小動物を診てくれる病院も増えてきましたが、まだまだ少ないのが事実。
地域によっては探すのが大変かもしれません。

でも、あきらめないでください。
犬や猫が得意な病院で無理やり診てもらうのと、うさぎを診療し慣れている病院で診てもらうのとでは全く対処が違います。
もしかしたら助けられたかも知れないのに、飼い主や獣医の判断ミスで手遅れになってしまうことだってあります。

必ず、うさぎを普段から診察している病院で診てもらってくださいね!

動物病院の情報で見るのは、以下のポイントです。

  • 診察対象に『うさぎ』は入っているか?
  • 急患も対応してくれそうか?
  • 家から定期的に通えるか?

最も重要なのが、うさぎに対する知識や設備がある病院か?ということ。
ホームページで診療内容や診察対象の動物を提示している病院が多いので、まずはインターネットで地域の動物病院を探してみましょう。

『うさぎ』と明記されている病院がおすすめですが、中には『小動物』と一括りにしている場合もあります。
診察例を載せているサイトであれば、過去に診察を受けたペットの中にうさぎがいるかどうかが見れます。
そちらでチェックしましょう。

次に大切なのが、診療時間です。
飼い主さんの生活スタイルの中で定期的に連れて行ってあげられるような時間でしょうか。
また、いざという時は診療時間外でも対応してくれる病院でしょうか。

仕事や学校が忙しくて通えない病院だと、飼い主さんに負担がかかってしまいます。

日曜でも診療してくれるところや、平日の夜中まで診療しているところも最近は増えてきました。
自分の生活スタイルに合った病院だと、何があってもすぐに連れて行ってあげられますよ。

前述のように、うさぎは不調を隠す習性をもっています。
ふと様子が変だと思ったら、その時はすぐに病院へ連れて行かなくては危険です。
そのため、時間外でも対応してくれる病院をかかりつけに選んでおくことをおすすめします。

距離の事情などで難しい場合は、急患用と普段の病院の両方を使い分ける手もあります。
どちらにせよ、診療時間外の対応が可能な病院の場所は知っておくようにしてくださいね。

そして最後が、家から通えるか?という点。

うさぎも車酔いしますし、普段外に出る機会のない子にとって、ケージに入れられただけでストレス。
長時間の移動は余計に体力を消耗させてしまいます。

できることなら近くで探してあげましょう。
短時間で済むなら電車で移動するのも良いですよ。

動物病院をうさぎと一緒に下見しよう~良い病院は動物にも人気~

良さそうな病院が見つかったら、下見をします。
うさぎを健康診断に連れて行ってあげてください。

うさぎの今の状態を知ることもできるので、一石二鳥。
重病の時に頼れる先生かどうか、しっかり見極めてくださいね。

うさぎを飼っていて疑問に思ったことも相談に乗ってくれるようであれば、頼りになると判断して良いと思います。

これに加えて、実体験からおすすめしたいのが、他の患畜(ペット患者)の様子を見ること。

良い先生の病院は、診察を受けている動物たちもリラックスしています。

  • 患畜のペットがむやみやたらに騒がない
  • 患畜のペットがどこか楽しそう(上機嫌)

こんな雰囲気の病院は、良い先生やスタッフさんが多いところです。
実際、私もそんな病院を見つけ、信頼して我が家のうさぎの手術をお願いしました。

我が家のうさぎを手術してくださった先生はとっても熱心で、通常のうさぎより小さな体だったチビの手術もすぐに引き受けてくださいました。

その動物病院で印象的だったのが、うちの前に診察を受けていたペットたちの様子です。

みんな総じて上機嫌で診察室から出てくるんですよ!

犬が上機嫌な時って、何となく笑顔になっているな、と分かりませんか?
いつ行っても、その笑顔に溢れている病院でした。

診察が終わっても先生の顔を見ると駆け寄っていく患畜たちの姿を見て、とても衝撃的でした。
以前に通ったことのある他の動物病院とは真逆だったんです。

以前通っていた病院は、診察室から出てくるペットはどの子も沈んだ顔で、怯えたように下を向いた状態でいました。
とても元気がなく、いくら病院だからと言っても不自然さすら感じる状態。

その病院は診察対象にうさぎを載せていたんですが、扱いが乱暴で処置も雑。
うちの子がサルのような悲鳴を上げるほどだったので、それ以来二度と利用していません。
※うさぎは命の危険を感じるとサルのような悲鳴を上げるそうです。

こんな経験をしてからは、動物病院は『飼い主だけじゃなくペットにも人気があるところ』こそが一番だと思っています。

病院の下見をする際は、病院スタッフだけではなく、他の患畜や飼い主さんの様子もしっかり確認してくださいね。

先生のことを嬉しそうに見ている子がいる病院なら大丈夫。

もし文句を言ってそうに吠えたり鳴いていても、大丈夫。
それはきちんと不満を言える信頼感を持っているということなので、少なくとも怯えていなければ乱暴な処置をする先生ではないと思います。

動物病院の選び方まとめ~うさぎに怖い思いをさせないために~

以上のことをまとめてみると、動物病院を選ぶ際に注意したいのは、次の点。

  • 診察対象に『うさぎ』は入っているか?
  • 急患も対応してくれそうか?
  • 家から定期的に通えるか?
  • 他のペットが騒がない(怯えて暴れていない)か?
  • 他のペットが病院やスタッフに慣れているか?

この5つです。
残念ながら、獣医さんの中にも乱暴な扱いをする人がいます。
彼らに当たって、うさぎが怖い思いや必要以上に痛い思いをしたら嫌ですよね。

飼い主の方でしっかりと良い病院か否かを判断してあげてください。

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