私は現在二児の子持ち、専業主婦をしております。
結婚するまでの間、転職を繰り返しながらたくさんの仕事を経験してきました。事務職、アパレル販売員、献血の受付、街頭でクレジットカードの勧誘・・・。
色々とやってきましたが、かなり美味しく、珍しいアルバイトの体験もしました。
◆犬小屋の製品検査というレアなアルバイト◆
私が体験したレアなアルバイト、それは「犬小屋の製品検査」です。一体どういう仕事か想像もつきませんよね。仕事内容としては、海外で製品化・梱包された組み立て式の犬小屋を、実際にきちんと組み立てられるのか、不良品が無いのかを全てチェックしていくのです。
流れとしては、まず梱包された段ボールを解体し、木の板や部品がバラバラになっている犬小屋を実際にネジで組み立てていきます。
きちんと組み立てることができれば、また犬小屋を解体して梱包し直します。
しかしネジ等の部品が足りなかったり、木の板が少なかったりと明らかに不良品のものは全て省いていく作業です。
◆簡単な作業なのにバイト代は日給1万円!◆
そもそもどうやってこんなアルバイトに巡り合えたのかというと、友人の叔父さんが派遣会社で社員として働いていて、「今こんな珍しい短期の求人があるけど、どう?」という形で声がかかったのがキッカケでした。
犬小屋の解体チェックなんて聞いたこともないお仕事だったので、初めは余り行く気は無かったのですが、待遇を聞いて即OKしたのです。
仕事は朝9時から夕方4時まで、休憩1時間を入れて、なんと日給1万円出るとのことでした。
期間は約2週間、お休みは土日のみ。
簡単そうな仕事だし、余りの条件の良さに私とその友人、二人で即働きに出ることになりました。
◆犬小屋の製品チェックの仕事は想像以上にキツかった!?◆
いよいよ始まったこのアルバイト。
辿り着いた場所は、なんとボロい倉庫でした。季節は真夏、しかも倉庫にクーラーはありません。この条件だけでもかなりキツかったのですが、更に追い打ちをかけたのが実際の作業でした。
「段ボールから出して組み立てて、また解体したらいいだけでしょ?」なんて思っていたのですが、まず大量の段ボールを一個一個解体するのにカッターで切っていくのですが、海外から輸送された汚い段ボールだったのでホコリまみれになりました。
そしてひたすら犬小屋を組み立てては解体して、また梱包し直すという作業。初日は友人と雑談する余裕があったのですが、とにかく汗やホコリにまみれる単純作業。
数日経つと次第に会話もなく、ロボットのような感覚になっていきました。しかし、約束通りきっちり2週間こなしてお給料10万円を手渡しで頂きました。
◆単純作業は向き不向きがある!
私は今まで比較的接客などをこなしてきたので、この仕事は本当に苦痛でした。とにかく毎日単純作業、荷物も重くクーラーも無く汗とホコリまみれ。今思えば、女の子には絶対向かないお仕事だったと思います。
夏休みに何の予定もないフリーターさんや学生の男の子だったら、短期のお仕事なのでかなり美味しいアルバイトだと思います。
本当にキツかったアルバイトですが、なかなか無い貴重な経験をさせてもらいました。同時に、「世の中にはあまり知られていない、珍しく面白い仕事が実際にあるんだなぁ」と実感した体験となりました。