定期健診だけではダメ?要介護にならないために努力できることは?

高齢化社会が深刻化していることはニュースだけではなく、自分の住んでいる地域を見ても何となく感じられるのではないでしょうか。高齢者にとって不安なことと言えば、やはり健康面が挙げられますよね。「自分が病気になったら、誰に介護をしてもらえば良いのか。」こんな不安を抱えている方もいるでしょうが、病気になって苦しいのは本人だけではなく介護者もです。1日中介護が必要ともなれば、介護者のなる家族の方はなかなか働けないですよね。だからと言って、医療機関や介護施設を利用するのも、費用がかかります。自分も家族も大変な状況にならないために、要介護にならない対策ができたら良いものですよね。

東日本大震災と要介護認定者の増加には関係が!避難生活のストレス

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阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震と、ここ数十年の間に様々な地域で大型地震が起こっています。実は、東日本大震災が起こってから3年の間なのですが、特に被害の大きかった岩手県や宮城県、そして福島県の沿岸地域では、軽度な要介護認定者が30%ほども増加したようです。

長期間の避難所生活を余儀なくされた高齢者には、地震の前と比較して、活動の場や人付き合いの場が減ってしまったと言う方が多いものです。大地震による精神的なダメージもあるでしょうが、このようなことも、要介護になってしまう大きな原因として考えられます。

都市部と地域の要介護認定者の違いは?生活環境は影響する

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要介護認定者の人数に、それほど地域差は無いと思っている方は多いでしょう。ところが、都市部と地域では、人口に占める要介護認定者の割合に大きな違いが見られるようです。

首都圏を中心とした都市部では、人口に占める要介護認定者の割合が少ない傾向にあります。

一方、山間部や過疎化の深刻な地域、交通の便が良くない地域などでは、人口に占める要介護認定者の割合が多い傾向にあります。

都市部の場合には近所で出掛けられる場所が多く、活動しやすいですよね。でも、交通の便の悪い場所の場合には、何をするにも遠くまで足を運ぶ必要があり、なかなか活動的になれないのかも知れませんね。

そもそも、介護が必要となる状態に至るまでには、年齢とともに活動量が低下することも大きく関係しているようですから。

要介護にならないために必要なことは?

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活動量が低下すると、それに伴って要介護に近付いてしまいます。

ところで、要介護認定者の中には、認知症の方も多いですよね。実は、認知症の予防に効果的とのことから、最近では農作業が注目されているようです。実際に、農作業を取り入れている高齢者施設もあるようです。

確かに、農作業をしている高齢者の方には、70代、80代になっても元気で、しっかりしている方が多いですよね。農作業をしていると適度に体力を使いますし、近所の方と会って立ち話していることもあるでしょう。

高齢者施設で行う農作業であれば、一緒に農作業に取り組んでいる仲間と話すこともあるかも知れません。要介護にならないためには、何気なく1日を過ごすのではなく、適度な刺激を作ることも大切なのかも知れませんね。

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