ポストフィナステリド症候群とはなんでしょうか?
マグネシウム秀
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ポストフィナステリド症候群(PFS)とは?
フィナステリドの副作用は、フィナステリドの服用をやめればストップする。
これが一般的に常識です。
ですが稀に「フィナステリドの服用をやめてもフィナステリドの副作用が止まらない」方がいるそうです。
これを「ポストフィナステリド症候群(PFS)」と言います。
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フィナステリドの副作用は?
念の為、フィナステリドの副作用についておさらいしておきましょう。
- 性欲減退
- 精液量減少
- 勃起機能不全
- 肝機能障害
- うつや気力の低下
フィナステリドの主な副作用は上記の通りです。
ご覧の通り「デリケート」な部分の副作用が多いわけです。
発生頻度は極めて低く、ペルソナ(ダミーの薬)を服用した人にも症状が現れているため、過敏になる必要は本来ありません。
そもそもメンタルに影響を受ける部分ですからね^^;
ただ、多くの方が副作用を恐れてAGA治療を開始できなかったり、治療後に過敏になるパターンが多いのです。
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お酒飲んで勃たないこと等はありますが、それは「フィナではなく酒のせい」と割り切っています。
実はこういうメンタルが大切で「ああ、これは副作用のせいだ」と過敏になる人は残念ながら治療に向いているとは言えません。
ポストフィナステリド症候群(PFS)の原因は?
ポストフィナステリド症候群の原因はなんでしょうか?
実は明確ではありません。
考えられている「説」は大きく3つです。
テストステロンの生成が抑制される「説」
AGA治療薬であるフィナステリドを投与すると、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのが抑制されます。
そのため、一時的に体内にテストステロンの濃度が上昇します。
そうなると、体はテストステロンの生成を抑制するようになります。
「テストステロンたくさんあるから作るのや〜めた」となるわけですね。
この状態が続くとテストステロン生成に関わる脳の命令伝達機能などが衰え、薬をやめてからもテストステロンの生成が抑制されたままとなり、副作用が継続するという説です。
ただし、この説には「なぜフィナステリドだけ?」という疑問が残ります。
つまり、同じように服用中はテストステロンの体内濃度が上昇する他の薬では、そういった副作用の継続が一切報告されていないのです。
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神経ステロイドの生成量減少「説」
フィナステリドの副作用の1つとして紹介した「うつや気力の低下」が、服用をやめても継続するのは「神経ステロイドの生成量が減少するから」と言われています。
フィナステリドを服用すると、ジヒドロテストステロンの生成が減少するため、ジヒドロテストステロンの代謝物として一緒につくられる神経ステロイドの生成も減少します。
神経ステロイドには精神を安定させる作用があるため、この量が減ることで気力の減退や抑うつ症状が出ることがあることが知られています。
フィナステリドの服用中止後も、神経ステロイドの生産量が増えずに精神障害が続くのではないかという「説」です。
ただし、この説にも疑問が残ります。
「うつや気力の低下」という副作用以外では説明がつかないことです。
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精神的な要因「説」
最後に有力なのが「治療者の精神的な要因」が原因とする説です。
そもそもフィナステリドの副作用自体が、プラセボ(ダミーの薬)を飲んだ方にも事前に伝えた副作用が生じることがあると紹介しました。
また副作用の内容も「勃起力」「性欲」「精液量」など、そもそもが精神的な面に作用される内容です。
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そもそもがメンタルに影響される事項なのです。
さらに、もともとメンタルヘルス障害や抑うつ症状を抱えている方は、ポストフィナステリド症候群になるリスクが高い傾向もあります。
つまり「ポストフィナステリド症候群は体調に不調が現れるタイプの妄想性障害である」とも言われているのです。
ポストフィナステリド症候群にならないために
フィナステリドは、そもそも安全性が高い治療薬です。
しかし、実際に副作用が生じる方がおり、さらに服用をやめても副作用が続く方もいます。
原因の1つが「精神的要因」という可能性が高いわけですので、リスクを最小限に抑えながら治療を行うことが大切です。
具体的には、以下に当てはまる方はフィナステリドの利用を控えることをおすすめします。
- 副作用に強い不安を感じる方
- 精神的な障害や心の病気を抱えている方
また、フィナステリドを利用される方でも自己判断でなんとなく始めるのではなく、以下のことに注意して服用すべきです。
- 副作用リスク(安全性)を十分に理解する
- 血液検査を実施し医師の判断で処方してもらう
- 高濃度をいきなり処方しない
- 定期的な血液検査、診察による体調管理をする
- 毛量に応じて減薬を実施する
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妊活中の方等、どうしても過敏になってしまう方は、安心できるタイミングまで待ってから服用を始めるのも一つの手ですね。
まとめ〜ポストフィナステリド症候群と対策〜
- フィナステリドの副作用は服用後も続くことがある
- 精神面が副作用に大きく影響づる可能性あり
- 薬を正確に理解し、正しく安全に処方すべし
- 医師による定期的な健康チェックは重要
- 安心できるタイミングで服用しよう
マグネシウム秀
10年前と比べて勃起力などは衰えているんでしょうが「だってそれは年齢のせいでしょ^ – ^?」と考えています。
それが大事なんです。
そういうのを「やばい!これは副作用だ!」と感じてしまう方は、概してポストフィナステリド症候群に当てはまりやすい方でしょう。
どこまで伝わったかたはわかりませんが、最終的に「AGA治療は薬と上手に付き合っていく」他ありません。
薬はいいことばかりではありませんが、薬がなければハゲるのが事実です。
ラブフィナステリド、ラブデュタステリドなんです。
副作用に負けて薬と離婚しては、自分が大損です。
メンタル管理も含めてAGA治療を成功させ、楽しい人生を歩みましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。