デュタステリドからフィナステリドに変えるのってあり??

デュタからフィナ

デュタステリドを服用していますが、満足行く効果が出ません。

フィナステリドに変えてみようかと思いますがどう思いますか?

マグネシウム秀

意味ないでしょう。

デュタからフィナに変えても満足の行く効果が出ないと思って間違いないです。

フィナステリドからデュタステリドに移行するパターンは一般的です(僕もその一人)。

逆に、デュタステリドからフィナステリドに移行することは、かなり稀です。

理論的にフィナよりデュタの方が(少しは)効果的だからです。

ただし、デュタからフィナに変えるのが妥当!!という場合もあるので、その辺りについて紹介していきます。

Contents

効果を期待するなら意味なし。

まず最初に「デュタで治療を始めたけど効かない!!フィナに変えてみよう!」と思っている方は、やめたほうがいいです。

フィナに変えても効きません。

フィナステリドとデュタステリドの効果

フィナステリド・・・5α-リダクターゼⅡ型のみに作用

デュタステリド・・・5α-リダクターゼのⅠ型とⅡ型両方に作用

 

上のように、デュタステリドの効果はフィナステリドの効果を包含しているため、どちらかといえば効果の面ではデュタステリドの方が上です。

デュタが効かない時点でフィナも効かないと思ってください。

デュタが効かない理由は?

よく知りもせず「フィナに変えてみよう!」と思うのではなく、デュタが効かない理由を考えてみるべきです。

デュタが効かない理由は

  1. そもそもAGAじゃない
  2. AGAだがAGA以外にも抜け毛の原因がある
  3. 効いているが見た目が変わるほどじゃない
  4. 相当薄毛が進行している

がほとんどでしょう。

自分の薄毛の原因を知り、早めに対策すれば薄毛は克服できます。

薄毛を改善するステップはこちら
>>若ハゲ改善ステップ1〜6

デュタステリドからフィナステリドに変えるのが妥当な場合

ここまで説明したように、基本的にデュタからフィナに変えるのは、効果の面で意味がありません。

ただし実は、デュタからフィナに変えるのが妥当という場合もあります。

  • フィナからデュタに変えて失敗した場合
  • 妊活中に断薬予定の場合

です。

以下で詳しく紹介していきます。

フィナからデュタに変えて失敗した場合

僕を含め、フィナステリドからデュタステリドに移行するのは、今ではポピュラーになりました。

効果の面も基本的にはプラスに作用しますし、何よりデュタステリドは毎日飲む必要性が低いので、服用頻度を下げることで大きくコスパを上げることができるからです。

参考>>デュタステリドのメリットとデメリット

ところが、理論と現実は違います。

フィナステリドである程度の効果が出ていたのに、デュタステリドに移行した後に抜け毛が増え毛量が減ってしまう方がいるのです。

効果アップを期待したのに、効果がダウンしてしまうわけですね。

デュタの効果が現れる前にフィナの効果が切れてしまったことや、薬が単純に合わなかった等が考えられますが、原因ははっきりとはわかりません。

このように、薬の移行に失敗した場合は、元の薬に戻すことが妥当と考えられます。

デュタへの移行に失敗した場合は、再びデュタからフィナに戻すべきといえます。

妊活中に断薬予定の場合

妊活中にAGA治療薬を断薬する必要はありませんが、中には気持ちの面から妊活期間中だけ断薬する方も一定数います。

それは個人の自由なので全く問題ありませんし、クリニックの専門医も個人の意思を尊重してくれます。

ただしその場合、注意が必要です。

デュタステリド はフィナステリドに比べて、体内に残る時間が圧倒的に長いからです。

つまり「今日から断薬!」と思っても、デュタステリドは明日も明後日も体内に残っているので意味がありません。

完全に体内からなくなるのに1ヶ月程度はかかります。

薬を絶ってから短期間で妊活して再び薬を飲もうと思っても、薬を絶ってから妊活までだいぶ待たなければいけません。

一方、フィナスリドは数日で体内からなくなります。

妊活中に断薬予定の方は、事前にデュタステリドからフィナステリドに移行しておくことがオススメです。

参考>>AGA治療薬と妊娠・妊活についての結論〜子作り中は薬を止めるべきか〜

まとめ

  1. フィナからデュタに変えるのが一般的
  2. デュタからフィナに変えても効果は期待できない
  3. デュタの方が効果の面ではフィナより上
  4. デュタからフィナに変えるのが妥当な場合もあり

大切なことは「今うまく行っていない原因を知ること」です。

「デュタがいまいち効かないからフィナに変えてみよう!」なんて、うまくいくはずありません。

原因に応じた当たり前の対策を、淡々と行うことが重要です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。