添加物の入った酵素ドリンクの危険性

酵素ドリンクを購入する時に低価格の商品を選ぶと基本的に”添加物”が入っています。添加物はコストを抑えるのに最適なので必然的に入ってしまうものです。

しかし、この添加物が入った酵素ドリンクは危険なので無添加の商品を選ぶべきだとネット上でも言われています。

どのように危険で影響があるのかを知っておくことで、後々のトラブルやファスティングの失敗を防ぐことができますのでしっかり学んでおきましょう。

添加物入りの酵素ドリンクは本当に危険なのか?

病気になるリスクはある

頭痛で悩む女性添加物入りの酵素ドリンクが危険と言われるのは、”発がん性””染色体異常””不妊症”などになるリスクがあるからです。これは酵素ドリンクだけでなく他の加工食品にも言えることです。

ですが、全ての添加物がこれらの影響を出して危険なのかというとそうではありません。

もともと添加物は安全性と有効性を科学的に評価して厚生労働大臣が認めたものだけ使用されています。病気になるリスクはありますが、摂取量をしっかり守っていれば影響が出ないこともあるのです。(参考:添加物って何?-味の素-

酵素ファスティングの効果を下げる作用がある

添加物はファスティングの効果を下げる作用がある危険性とは別に添加物は消化に時間がかかるため、毒素として体内に蓄積され正常な細胞の動きを低下させてしまいます。そのため、ファスティングの失敗につながると言われています。

このように一概に危険とは言えないけれど、ファスティングの失敗や人によっては何か体に異変があるかもしれないため、酵素ドリンクに入っている添加物にはどのような作用があるのか知っておいてください。

酵素ドリンクによく入っている添加物

酵素ドリンクによく入っている添加物

酵素ドリンクに入っている添加物はだいたい同じようなものが入っています。「52種類の酵素ドリンク一覧」を作成した際によく入っている添加物についても調べてみました。

酵素ドリンクによく入っている添加物

甘味料:スクラロース、ネオテーム、ステビア、エリスリトール、アセスルファムK
着色料:カラメル色素、クチナシ
増粘剤:キサンタンガム
安定剤:ペクチン
保存料:安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ブチル
酸味料:クエン酸
香料

甘味料で圧倒的に多かったのはカロリーを抑えるために使用されるスクラロースでしたが、スクラロース自体は安全性が高く1日の摂取量(5mg/体重1kg/日)を超えなければ大丈夫だという見解があります。

しかし、逆に腸内細菌を殺す作用(参考:甘味料と腸内細菌)があるなどまだまだ安全と結論づけるには不十分であり、白血病・リンパ腫・白内障・卵巣収縮などの恐れもあるとされています。妊婦さんは気をつけた方が良いかもしれません。

ほかの添加物に関しても安全性が高いものもあれば危険性が高いものもあります。この中でも特に要注意の添加物がありますので解説します。該当の添加物が含まれている商品も「52種類の酵素ドリンク一覧」の中から紹介しておきます。

特に要注意の添加物

特に要注意の添加物

ネオテーム

アメリカで開発されたアミノ酸由来の人工甘味料です。使用されている3-ジメチルブチルが米国ではもっとも有害な化学物質とされているので、まだまだ安全性は不明なのではないかと言われている。国の実験結果で安全性が確認されている一方では動物実験結果で発がん性があったという意見もあります。できれば摂取は控えておいた方が良いと言えます。(参考:恐怖の人工甘味料

”ネオテーム”が入っている酵素ドリンク
お嬢様酵素
スーパー酵素330

ステビア

植物から抽出される甘味料です。体内に蓄積しやすく長期摂取は危険と言われており、一部の海外では禁止にもなっています。避妊薬に使われていたこともあるため妊娠希望の方や妊娠中の方は要注意です。反面、降圧作用・血管の拡張作用などのプラスの効果も持っています。諸説ある添加物ですが日本では安全性が認められています。(参考:ステビアの安全性と注意点

“ステビア”が入っている酵素ドリンク
KOMBUCHA+酵素
コンブチャクレンズ
アスタセンタ
アスタライブbeauty酵素170

アセスルファムK

人工甘味料の1つです。体内で消化されないため、0カロリーとなり酵素ドリンクだけでなくコーラなどの清涼飲料水でよく使われています。消化しにくい分、肝臓・腎臓への負担をかけることにもなります。単体では味が良くないためネオテーム・スクラロースなどと2つ同時に使用されています。脳卒中・認知症のリスクもあるため特に要注意です。

“アセスルファムK”が入っている酵素ドリンク
ビネップル
KOMBUCHA+植物酵素
アスタセンタ
アスタライブbeauty酵素170
スーパー酵素330

カラメル色素

着色料の1つであり日本の加工食品8割に使われています。カラメル色素はⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳの4種類があり、Ⅲ・Ⅳには発がん性がありかなり危険視されています。諸外国では禁止されているⅢ・Ⅳはコーラをはじめとする日本の食品にたくさん使われているそうです。ですが、原材料名の表記ではどのカラメル色素を使用しているかは表記していないため、Ⅲ・Ⅳが入っていることを知らずに摂取している日本人はたくさんいます。摂取量についても諸説あるため正直なところ確実な答えは見つかりませんでした。(参考:カラメル色素の健康影響避けた方が良いカラメル色素発がん性のあるカラメル色素

“カラメル色素”が入っている酵素ドリンク
きらきら酵素
KOMBUCHA+酵素
お嬢様酵素
デトベジー酵素液
KOMBUCHA+植物酵素
アスタセンタ

安息香酸ナトリウム

保存料としてよく使われている添加物。清涼飲料水には0.06%しか添加してはいけない毒性の強いものです。酵素ドリンクや栄養ドリンク剤によく入っており、毎日飲むのは危険だとも言われています。特にビタミンC同時摂取をすると発がん性のあるベンゼンに変化し、かなりの危険性があります。なので、酵素ドリンクの中にビタミンCを含む原材料があるとベンゼンを体内で生成する可能性もあります。(参考:安息香酸ナトリウムの危険性

安息香酸ナトリウムと一緒に入っていることが多いパラオキシ安息香酸ブチル精子減少などの実験結果が出ているそうなので保存料が入っているものの摂取はなるべく減らすべきだと考えます。

“パラオキシ安息香酸ブチル”が入っている酵素ドリンク
コンブッカ
フルベジデト
デトベジー酵素液
KOMBUCHA+植物酵素

ここで紹介したもの以外にも過剰摂取・長期摂取をすると害が出てしまうものもあります。

ですので、酵素ドリンクのように大量に飲んだり継続的に飲むものを選ぶ際は必然的に添加物は気にした方が良いと言えます。

添加物ではないけど要注意のもの

添加物ではないけど要注意のもの

添加物でなくとも糖類や抽出物にも要注意な原材料がありますので紹介しておきます。

デキストリン

食品添加物ではなく”食品”に分類される多糖類です。便秘解消の作用があるため、ダイエット目的とした酵素ドリンクなどによく入っています。特に難消化性デキストリンは、整腸作用があり大量に飲んだりすると下痢腹痛を起こす恐れがあります。胃腸が敏感な方は気をつけましょう。

ブドウ糖果糖液糖・果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)

果糖もしくはブドウ糖を主成分とする糖のことです。またの名を”異性化糖”と呼ばれています。果糖とブドウ糖の割合の違いによって名前が変わります。両方とも普通の砂糖をそのまま食べるよりもはるかに糖化が進んでしまいます。特に果糖が多く含まれる果糖ブドウ糖液糖は糖化リスクが高く、糖化が進むと糖尿病・高血圧・がんなど様々な症状が出てしまいます。日本の加工食品のほとんどに入っているこの異性化糖は日々知らない間に大量摂取している恐れがあるので、酵素ドリンクでも摂取は控えたいところです。(参考:糖化リスクのある異性化糖

緑茶抽出物(チャ抽出物)

緑茶から抽出され、酸化防止剤に使用される添加物。お茶として飲むときとは違う抽出のされ方をしているためカテキンかなり多く含まれており、動物細胞に対して染色異常を起こし、変異原性があると食品安全委員会でも認められています。ヨーロッパでは、肝障害を起こすとして使用禁止にもなっているそうです。(参考:チャ抽出物の危険性

“緑茶抽出物”が入っている酵素ドリンク
コンブチャ クレンズ

添加物入り酵素ドリンクは危険ではないが・・

点線4

酵素ドリンクに入っている要注意の添加物一覧

  • ネオテーム
  • ステビア
  • アセスルファムK
  • カラメル色素
  • 安息香酸ナトリウム
  • パラオキシ安息香酸ブチル
  • デキストリン
  • ブドウ糖果糖液糖
  • 緑茶抽出物

点線4

酵素ドリンクに入っている添加物について解説してきましたが、どれも発がん性病気リスクのあるものでした。

ですが、一言で言うとこれらが必ずしも全員に影響の出る添加物なのかと言われるとそうではないと思っています。日本の加工食品は8割以上が添加物で出来ているので、それを毎日食べている人は100%病気になっているかというとそうでもありません。

添加物が入っている酵素ドリンクでファスティングをして病気になったと言う話は今のところ調べても出てきません。

しかし、添加物は貯蓄された時に初めて体への影響が出てくるものです。できれば添加物は避けて過ごす方がいいに決まっています。

添加物入り酵素ドリンクは危険ではないが・・それに酵素ドリンクは毎日大量に飲んでファスティングを行う飲み物です。健康と美容のために行うファスティングで発がん性・内臓への影響・認知症・下痢・流産の可能性がある添加物をわざわざ大量に毎日摂取する危険を犯す必要はないのではないでしょうか。

低価格でやりたいから添加物が入っていてもいいと言う方はせめてどんな添加物が入っていて、どのくらいの量の摂取であれば大丈夫かをしっかりわかった上でご購入ください。

一番怖いのは”知らずに摂取して病気・体調不良になること”です。

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