楽天FXはなぜ評判が悪いのか?スプレッドが異常に拡大した過去

今回は楽天FXについて書いていきたいと思います。

先日のヒロセ通商に関する記事の中でもチラリと書いたのですが、楽天FXは数ある国内ブローカーの中でもトップクラス・・・というよりもぶっちぎりのトップで悪評が多いです(笑)

参考:ヒロセ通商のスプレッドが拡大しすぎるのはなぜ?ストップ狩り業者なのか?

ですので、今回は楽天FXがいままでどんな事をやらかしてきたのか、という点に注目して書いていきます。

ドル円異常レート配信事件

2016年3月の出来事です。20時30分頃という、流動性にもなんら問題のない時間帯にも関わらず、楽天FXにおいてドル円のスプレッドが突如として急拡大した事件です。

そして問題はそのスプレッド幅・・・なんと1500pips(笑)

15円の大暴落ですね。当然ロスカットされた方が続出しました。

そうしてここからが更に問題なのですが、一応事件を起こした楽天FXはユーザーに対して謝罪、そして救済措置を行うことを表明したのですが、この救済の評判があまりよろしくなかったようです。

まあ、原状回復が難しいのは分かるのですが、ユーザーの方はどうしても納得いかないですよね。

※ソースが少し曖昧でハッキリと確認は出来なかったのですが、SNSの投稿等では「損失額の一部しか補填されなかった」という声もあったようです(真偽は不明です)

また、ロスカットをされなかったらそのままポジションを持てた訳ですが、その分の機会損失は補填の対象とはならなかったようです。

参考:楽天FX事故(ショック)スプレッド爆上げより誘惑の怖さを知る

第二次ドル円異常レート配信事件

2016年の事件により解約祭りが発生した楽天FXですが、その後は再発防止策をとり、万全の備えをしていたようです。

しかし2017年7月、再び事件は起こってしまうのです・・・

と、いっても前回に比べればかわいいもので、楽天FXはドル円の異常スプレッドをなんと50pipsに収める事が出来たのです。

これにより、楽天FXはユーザーからの信頼を見事に取り戻し、めでたしめでたし。

・・・な、訳がなく(笑)楽天FXは更にその評判を落とす事となりました。

というか、この50pipsの分はちゃんと救済措置を取ったんですかね・・・

ちなみに、このスプレッド拡大と同時にログインも一時出来なくなったようです。

そもそも平時の評判も

ここまでで書いたのはかなりイレギュラーな事件ですが、私の調べる限りでは平時の評判もあまり良くないです。具体的には、約定力に多少難があるようです。私が未確認なためなんとも言えませんが、割と注文が滑ったりするみたいですね。

楽天FXのメリットはあるの?

「どんな人間でも、一つぐらいは良いところがある」とはよく言われますが、楽天FXにも良い点はあります。

特筆すべきは、やはりmt4が使える点ですかね。

どうしてもブローカーが各自で開発したプラットフォームは、どれもゴテゴテしてて使いづらい印象があります。

特にスマートフォンからの分析や発注は、圧倒的にmt4がやりやすい印象があります。

まあ、他にもmt4が使える国内ブローカーはいくつかあるので、楽天FXの専売特許というわけでは無いんですけどね。だとすれば、やっぱりあまり良いところは無いかもしれません(笑)

楽天FXは使うべきか?

今のところは使う理由が無いというのが率直な感想です。

たしかに、現在は対策がしっかりしたのか、楽天FX単独での大事件はしばらく起きていません。しかし業者としての信頼性は限りなくゼロに近いので、私が楽天FXを使うことは今後もないでしょう。

個人的には、ヒロセ通商と並ぶ悪徳業者のツートップという印象です。

まとめ

  1. 楽天FXは異常なスプレッド拡大を少なくとも3度は行っています(実は2015年も100pipsほどスプレッドが開いた事があるようです)特に2016年に発生した1500pipsのスプレッドは、fx業界史に残る伝説として、今後も語り継がれていくことでしょう。
  2. 楽天FXの大きなメリットとしては、mt4を利用出来るという点があります。mt4は非常に使いやすく、またパソコン版なら多種多様なインジケーターを使用できる点が魅力です。

今回はかなり厳しく書きましたが、やはりやってしまった事がやってしまった事なので、正直いい風には書けなかったです。現在は「楽天」という看板でギリギリ持っているような印象がありますが、まあ、普通のトレーダーさんは使わないでしょう。

ちなみに楽天FXが異常レートを配信してしまった原因には諸説ありますが「楽天FX側が利益を得るため、問題にならない程度にスプレッドを広げようとしたところ、何かの手違いでとんでもない事になってしまった」というのが有力な説のようです。

まあ、この説の信憑性はさておき、1500pipsは流石に狙ってやったわけではないのは事実でしょう。

とにかく色々とお粗末だった、というのが事件の真相ではないのかと私は思います。

また、今後楽天FXを含む国内ブローカーの何処かが、このような事件を再び引き起こしてしまう可能性がゼロになったわけではありません。

いつかまた、どこかのブローカーがやらかしてしまうと考えるのが自然でしょうから、国内ブローカーで取引を行う際は、くれぐれも資金管理に気を配って取引される事を強くオススメします。

参考サイト:150の評判でわかった『楽天FX』をおすすめしない全理由

関連記事:2019年1月3日ドル円暴落フラッシュクラッシュの原因と今後の戦略

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です