歯医者に頼らず自宅で手軽にお金をかけずに安全にホワイトニングしたい。

忙しい人のそんな希望に沿ったものを選びつつ、安全性や効果も重視して歯医者さんに頼らずできるホワイトニング、着色汚れ予防方法についてまとめました。

こんにちは自宅ホワイトニング管理人のyukiです。

これまでさまざまな歯を白くするための商品や方法、成分をご紹介してきましたが、その中でも管理人がおすすめしたいものは何なのか。今回は、効果を期待できるもの、安全に使えるものを用途別に分けてご紹介します。

自宅で自力ホワイトニングする理由~歯科医院での施術は高い~

ホワイトニングを歯科医院で本格的に行おうとすると、最低でも3~4万円のホームホワイトニングを選ばなくてはなりません。しかも時間が経てば色戻りする(汚れた歯に戻る)リスクもあるため、白い歯を一生維持するには、定期的に同じような価格の施術を受ける必要があります。

ホワイトニングは自由診療であり、全額支払う施術です。しかも使用する薬剤や医療機関によって値段設定がまちまちなため、歯1本あたり1,000円と手軽なものがある一方、一本5,000円かかるメニューも存在します。(※詳しくはこちらの記事でホワイトニングの概算をご覧ください。→→『歯科医院で受けるホワイトニングの料金は安くなった?』へ)

以下、当サイトのポリシーである歯医者に頼らず、自宅でできるだけ安く安全に効果的にホワイトニングするための方法、生活習慣についてまとめてみましたので参考にしてください。

歯に汚れがつかない食事方法で食べる・飲む

※まずは基本。ケアというよりも最低限おさえておきたい日常生活シーンでの予防策です。

普段何気なく口にしている食べ物や飲み物は、気づかないうちに歯の表面に色素を蓄積させています。カレーやお茶、コーヒーをはじめとする色の濃いものはほぼ全てと言って良いほど、歯に着色汚れをもたらします。

少しでもリスクを減らすために、色がつきにくい工夫を行いましょう。

  • 色の濃い食べ物や飲み物を避ける
  • 飲み物はストローで飲む
  • 色の濃い食べ物や飲み物の後は水でうがいする
  • 洗口剤やマウスウォッシュをこまめに使う

簡単にできるのは、この4つです。

基本的に、色の濃い食べ物や飲み物を避けるようにするのが一番効果的です。

たとえばお茶やコーヒーを日常的に摂取している方は、色のつきにくい水や牛乳、豆乳などに替えてみてはいかがでしょうか。

この中でも水、牛乳、豆乳はPH値的に歯に優しい飲み物でもあります。酸性の強い食べ物は歯の表面(エナメル質)を溶かす危険がありますが、水、牛乳、豆乳は歯を溶かすほどの酸性ではないため、心配なく飲めます。

飲み物をストローで飲むという工夫は、当サイトに「3D クレスト ホワイトストリップスの体験談」を寄せてくださった方が実際に行っていた工夫だそうです。

確かにストローで飲むことで、前歯の表面に飲み物が触れるリスクが軽減できます。

歯の裏は汚れやすいですが、見た目の印象重視で歯を白くしたい方は、表面だけでも白さを保てるストローはおすすめです。

<こまめにうがいしよう>

こまめにうがいをする方法もあり。うがいと言うより、厳密には口をゆすぎます。クチュクチュ歯の表面や歯間を水で洗い流し、汚れの元となる食べ物や飲み物が歯に付着しているのを避けましょう。

洗口剤やマウスウォッシュを使用すると殺菌もでき、口臭や虫歯対策にもなります。

洗口剤やマウスウォッシュを使う際は、ノンアルコールのものを使用してください。アルコール入りは気化によって口内乾燥のもととなり、汚れが歯につきやすくなる危険があるためです。

何から試してみたら良いのか分からない、という方は、ぜひ参考にしてください。

日常の歯ブラシや歯磨き粉について デンタルケアでホワイトニングを目指す

こちらは茶渋やコーヒーの沁み、たばこのヤニなどで歯が汚れている人向けです。
※自分の歯の黄ばみの原因が分からない、という人もまずはこちらを試してみてください。

次に歯ブラシ、歯磨き粉についてです。

<傷をつけにくい極細毛の歯ブラシで磨く>

毎日の歯磨きは歯垢や虫歯菌の繁殖を抑えるためにも重要です。

しかし、毎日強い力で磨いていては歯の表面や歯茎に傷をつけてしまうことも。

そこで、歯を傷つけるような磨き方ができない歯ブラシを使用してみることをおすすめします。

おすすめは私も使っている『ころころ歯ブラシ』です。
(参考:ころころ歯ぶらしを実際に購入・使ってみた感想

私も実際に使ってみたのですが、歯ブラシを歯に押し付けながら動かす必要がありません。頬の弾力が適度にブラシを歯に押し付けてくれるので、手はブラシを前後に動かすだけ。

極細の毛を使用していることから、歯磨き粉なしで磨け、ブラシ自体の歯を傷つける力も少なくなっています。適度な圧力で歯に当たり、極細毛で歯と歯の隙間や小さな傷に入った汚れをかき出してくれます。

歯を傷つけずに歯垢を落とすのにおすすめですよ。

メリット……歯磨き粉を使わなくても綺麗に磨ける。適度な圧力しかかからない。
デメリット……慣れるまで歯茎が痛むこともある。通販でないと購入できない。

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>>『ころころ歯ぶらし』の詳細ページへ

<研磨剤なしで汚れを落とすポリリン酸入り歯磨き粉を使う>

一般的な歯磨き粉の多くには、研磨剤が清掃剤として含まれています。

この研磨剤が歯にこびりついた汚れを擦り落としてくれるのですが、同時に歯の表面のエナメル質も擦り落とし、薄くしている可能性があるのです。

とくにホワイトニング効果やヤニ取り専用とうたっている市販品は研磨剤を多く配合しており、エナメル質が傷つけられやすいものとなっています。こびりついた汚れが取れる一方、新しくできた傷に新しい汚れが入り込みやすくもなってしまいます。

そこで、研磨剤の入っていない歯磨き粉を選べば良い、となるのですが、それはそれで問題が。研磨剤が一切配合されていないと、歯に優しい反面、今ついている歯の汚れを擦り落とすことができません。

つまり、傷のリスクを我慢して研磨剤入り歯磨き粉を使うか、研磨剤入りでなくても汚れを落としてくれる成分入り歯磨き粉を使うしかないのです。

研磨剤の代わりに汚れを落とす効果を期待できる成分のうちのひとつが、ポリリン酸です。

今付着している汚れを優しく落とし、歯を傷つけるどころか歯の表面をコーティングし、新しい汚れがつきにくくしてくれます。

とくに汚れの除去と歯のコーティングに適しているのは、分割ポリリン酸や短鎖ポリリン酸です。

これらが入った『ポリリンジェルEX』は、ポリリン酸の研究者が開発したので、信頼して使えるポリリン酸入り歯磨き粉と言えます。(厳密にはジェルタイプなので歯磨きジェルと呼びます)

こちらも実際に私も使っていますので参考にしてください。
(参考:歯の着色汚れに効果的なポリリンジェルEXの評判と実際の体験レビュー

メリット……歯に優しい。きちんと分割ポリリン酸が配合されていると明記あり。
デメリット……体に良い成分重視なので磨いた後の爽快感(ミント感)がない。

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>>『薬用ポリリンジェルEX』詳細ページへ

家庭用ホワイトニングマシン(LEDライト式)を使ってみる

こちらは日常のケアに加えて、より本格的なホワイトニングをしたい人向けです。

歯磨きじゃいまいち汚れが取れない。擦りすぎて歯に傷がつくのが怖い。そんな人は、通販で手軽に購入できるホワイトニングマシンを使ってみる手もあり。

専用の薬剤を歯の表面に塗り、歯にライトを当てて光触媒を促すことで歯を白くします。美容サロンで行われているホワイトニングとメカニズムは同じですが、自宅でできるという点が違います。

ただし、他のケア用品と同様、あくまで歯の表面についた汚れを除去し、本来の白さを取り戻すためのものです。歯の芯(象牙質)部分が黄ばんでいる人には、あまり効果がないと言えます。

まずは歯の表面のこびりついた汚れをどうにかしたいけど、歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉でゴシゴシ擦り続けるのは怖い、という人向けです。こびりついた汚れを光触媒で除去できるため、普段の歯磨きは歯磨き粉なしの歯ブラシだけでも十分です。

汚れを効果的に落とすには、歯が白くなった後も定期的にケアとして使用し続ける必要があります。

メリット……サロンと同じ施術が自分の都合に合わせて行える。サロンでの勧誘の心配がない。歯を強く擦らず綺麗にできる。
デメリット……歯の芯まで白くすることはできない。定期的に行う必要がある。

SHIROKU NARI-NA(シロクナリーナ)

>>『SHIROKU NARI-NA(シロクナリーナ)』詳細サイトへ

※ライトによるホワイトニングの詳細については、別のページで解説中です。
→→『酸化チタンと光を使ったホワイトニング効果』へ

海外(アメリカ)製のホワイトニング商品を使ってみる

こちらは歯そのものが黄ばんでいる人向けです。海外製のものをきちんと自己責任で使える、という人は試してみてください。

歯科医療の分野は、海外の方が進歩していると言えるのが正直なところです。アメリカなどでは一般人が手軽に購入できる市販品にすら配合されているような有効成分が、日本では法律で使用を規制されています。

そのため、ドラッグストアなどで購入できるホワイトニング用歯磨き粉はホワイトニング効果はあまり期待できないものばかり。歯の芯の黄ばみを除去することはできず、汚れを綺麗にする効果があるのみ。つまり、どちらかと言うとホワイトニングではなくクリーニングなのです。

現在では海外製品も国内通販で購入できるようになりました。現地で購入するより割高になってしまうデメリットがある一方、高い分、国内製品より効果があったという口コミも多いです。

有名どころで言えば、こちらのシール形式になったホワイトニング剤、『クレスト 3D ホワイトストリップス』です。国内の通販サイトで日本の企業が輸入販売しているため、現地と同じものを日本語サイトで安心して購入できます。

ただ、知覚過敏になったという口コミも多い商品です。正しい使い方を守らなくては、白い歯を得る代わりに冷たいものや熱いものが沁みやすい歯になってしまう可能性があります。

メリット……効果が出やすい。シールなので自分の歯の大きさに切って使える。
デメリット……説明書が英語表記。知覚過敏のリスクが高い。

※クレスト 3D ホワイトストリップスの体験談はこちら。
→→『シールタイプの歯の美白グッズ~クレスト 3D ホワイトストリップス

もう一つが、『ビーグレンデンタル』という商品です。公式サイトで紹介されている専門家が日本の歯科医学会の有名な教授でした。国内の大学で初めて美容歯科という専攻科目を標ぼうした大学の教授だそうです。

現在も大学病院で診察されている方なので、その知識や情報力も信頼できます。

ビーグレンデンタルの特徴は、知覚過敏のリスクが低いという点。他の市販品は知覚過敏になったという口コミも多いのですが、ビーグレンデンタルは開発者自身がその問題に着目。歯に刺激の少ない商品を、と開発したものです。

ホワイトニング後の白さ維持にも継続して使用できるので、余った薬剤も無駄になりません。その際は歯磨き粉に混ぜて使えます。マウスピースを使用するのでケア中は違和感がありますが、四六時中装着しなくてはならないわけではありません。

知覚過敏が怖いな、という方や、自宅用で本当に効果があるの?と疑問に思う方は、まずは刺激の少ないビーグレンデンタルから始めてみてはいかがでしょうか。(※アメリカ本社からの個人輸入扱いとなるため、商品到着1週間前後かかることもあるそうです)

メリット……知覚過敏に配慮した処方なので安心。日本の美容歯科医も評価している。歯磨き粉にもまぜて使える。
デメリット……マウスピース装着型なので違和感がある。個人輸入なので届くまで1週間程度かかる。

歯医者に頼らず自宅で歯を白くする方法まとめ

以上、歯医者に頼らず自宅で歯を白くする方法について書きました。

まとめると・・・・

  • 着色汚れがつかない生活習慣を意識する
  • 色の濃い食べ物を控えたり、お茶はストローで飲んだり、こまめにうがいしたりするのがおすすめ
  • 歯磨きは強く磨きすぎないように
  • 柔らかくて刺激のない歯ブラシを使う(ころころ歯ブラシなど)
  • できるだけ研磨剤のない歯磨き粉を使う(市販の歯磨き粉は研磨剤が多く含まれている)
  • 研磨剤の代わりに汚れを落とす効果を期待できる成分のポリリン酸がおすすめ(ポリリンジェルEXなど)
  • 本格的にホワイトニングしたいならホワイトニングマシンや海外製品に手を出すのも・・・

といった感じです。

自宅で歯を白くできるのは、あくまで歯にこびりついた汚れを除去し、本来の白さを取り戻すというレベルまでです。そのため厳密にはホワイトニングではなくクリーニングの部類になります。

何故ホワイトニングが自宅でできないのか、というと、法律的な理由により専用の薬剤の使用に制限がかかっているためです。専門知識をもった専門家しか使用できないもの、専門家の指導が不可欠となっているものばかり。

よって、日本人がホワイトニングを本格的に始めるには、どうしても歯科医院に行ってクリニック内で施術してもらうか、専用のマウスピース作成と説明のために通院しなくてはなりません。(専用のマウスピース作成だけでも2~3万円かかります)

そんな制限がある中、どうしても効果のあるホワイトニングを自宅で行うには、海外製のものを手に入れるしか方法はありません。

ただ、海外製品となると少し不安ですよね。何か不備があったときにアフター保障とかがしっかりしてくれるのかがわかりません。

そこで、まずは日常でできることから始めてみてはいかがでしょうか。

着色汚れが付かない生活習慣を意識して、歯磨きは力を入れすぎず、また、市販の歯磨き粉はできるだけ使わないようにしてみてください。私も実践していますが、効果を感じると思いますよ♪

あとは、歯ブラシは『ころころ歯ブラシ』で市販の歯磨き粉の代わりに『ポリリンジェルEX』も使えばより歯の健康、歯の白さに良い効果が期待できます。

以上、少しでもお役に立てれば幸いです。

自然な白さ、歯のホワイトニングは日々の積み重ねが大事ですね。歯を白く健康にしていきましょう♪