こんにちは、管理人のyukiです。

以前、『リンゴ酸で歯の黄ばみ対策をしても良い?』の記事にて歯の汚れを除去してくれるリンゴ酸のはたらきと危険性についてまとめました。その記事ではリンゴ酸のはたらきを安全に使用するため、ダメージ対策としておすすめの飲み物もご紹介しました。

そこで思ったのですが、飲み物だけではなく、食べ物も歯に良いものがあるのではないでしょうか。たとえばポリリン酸は歯の汚れ除去に欠かせない成分で、食品添加物としても活用されています。

今回は、ポリリン酸入り食べ物で歯の美白はできるのか?がテーマです。歯に良い飲み物とともに、歯に良い成分入りの食べ物について分かったことをご紹介します。

歯に優しい飲み物とは?

まずは、リンゴ酸に関する記事でもご紹介した、歯に優しい飲み物のおさらいです。リンゴ酸は歯の汚れを溶かして落とす効果を持っている一方で、歯の表面まで溶かしてしまう危険があります。

その危険を少しでも和らげるには、歯の表面についたリンゴ酸を放置しないで、飲み物で洗い流すこと。でも洗い流す時に飲み物の選び方を間違えると、リンゴ酸でダメージを負った歯をさらに痛めつけてしまいます。

酸にさらされた歯を傷つけることなく、余分な酸だけを洗い流してくれる、そんな飲み物を選ばなくてはなりません。

<歯に優しい飲み物>

6d632bfc7af61d7ea4dc24f7736b7e84_s

  • 豆乳
  • 牛乳
  • 日本茶
  • 缶コーヒー
  • 烏龍茶

これはPh値を元に歯科医さんが挙げられた飲み物です。歯が溶け出すPh値は、5.5~5.7の間。この数字よりもPh値が高いものは歯を溶かす心配のないアルカリ性に傾いた飲み物です。

逆にPh値が低いものはリンゴ酸や虫歯菌の出す酸と同じ酸性の性質に傾いており、歯を溶かす危険をはらんでいます。コーラなどの炭酸やオレンジジュース、酢ドリンクなどが酸性の飲み物です。ヨーグルトも性質は酸性ですが、リンやカルシウムが一緒に含まれているため問題ないとされています。

歯に悪い飲み物を簡単に見分けるコツは、「炭酸モノと酸っぱい飲み物を避ける」こと。歯を溶かす成分でとくに強いものは、クエン酸です。炭酸も酸性な上に刺激が強いため、避けた方が良いでしょう。コーラは酸っぱいオレンジジュースよりもPh値が低いです。

上記で紹介した歯に優しい飲み物の共通点を見てみると、どれも炭酸でもなく酸っぱくもない飲み物です。つまり、ここで挙げていない飲み物も、低刺激でまろやかな味のものを選ぶと、歯にダメージを与えないものである可能性が高いのです。

ただし、缶コーヒーのように砂糖がたくさん入っている飲み物は、砂糖による虫歯リスクがあります。砂糖入りの飲み物を飲んだ時は、歯磨きを忘れないようにしましょう。日本茶や烏龍茶は茶渋汚れにも注意しなくてはなりません。

歯に優しいポリリン酸入りの食べ物とは?~食べ物で摂取しても意味がない理由~

歯に優しい飲み物の次は、食べ物です。今回は、歯の汚れ対策に良いと評判のポリリン酸が含まれる食べ物はないかを調べてみました。

ポリリン酸は歯磨き粉にも含まれることのある成分で、実は人間の体内にも存在します。DNAの構成を担っている成分なのですが、洗剤や食品添加物にも配合されています。

388071

洗剤に入っていると言われると、何だか体に害がありそうに思えますね。ですが、人間の体内に元からある物質。人体との相性は良いですし、危険性のないものです。

そんなポリリン酸には、汚れを除去する効果があります。そのため、歯の表面に付着した汚れをとるには、この食べ物にも入っているポリリン酸を活用すれば安全に行うことができます。

では、そのポリリン酸、どうやって摂取すれば良いのでしょうか。調べたところ、保存料の役目を持つ食品添加物としても使用されていることから、ほとんどの加工食品に含まれていました。

言い換えると、「これが一番ポリリン酸が含まれていますよ」とご紹介できる食べ物がないとも言えるのですが。

しかし、ここで疑問に思うのが、何故それら加工食品を食べている私たちの歯は、汚れが除去されていないのか、ということです。多くの人が毎日何かしら加工食品を口にしていますが、その割には歯の汚れに悩む人の数も多いです。

ポリリン酸入りの食べ物を摂取すれば歯の汚れが除去されていても良いものですが、実際にはそんなことはありません。これは食べ物に含まれているポリリン酸が、歯の汚れ除去に向いた形をしていないからです。

ポリリン酸は短鎖じゃないと意味がない

ポリリン酸は鎖状にいくつもつながっており、その長さで短鎖、中鎖、長鎖と3種に分けられます。もともと長かったポリリン酸を適切な長さに人工的に整えたもののことを、分割ポリリン酸と呼びます。

歯の汚れ対策に適切な長さは、短鎖ポリリン酸。もっとも短い種類のものです。または、短鎖ポリリン酸の長さに整えた分割ポリリン酸です。

歯の汚れをポリリン酸の力で除去するなら、この短鎖でなくては意味がありません。しかし、食品添加物に使用されるポリリン酸は短鎖である必要がないため、短鎖や中鎖、長鎖が混在していることが多いです。つまり、食べ物に含まれるポリリン酸では歯を白くする効果をあまり期待できないのです。

このような事情から、短鎖ポリリン酸は食品で摂取できません。短鎖ポリリン酸が入っているかどうか分からない食べ物を片っ端から食べるより、別の方法で摂取する方が確実です。

最も確実なのは、短鎖もしくは分割ポリリン酸入りオーラルケア用品を使った歯磨きです。どれが効果のあるポリリン酸だろう?と悩む必要がない上、毎日行う歯磨きの道具を変えるだけなので、面倒もありません。

歯に優しい飲み物の中には、日本茶や烏龍茶といった、茶渋がつきやすい飲み物も含まれています。これらの飲み物を愛飲している人は、歯磨き粉をポリリン酸入りのものに変えると茶渋予防にもなります。

※ポリリン酸入り歯磨き粉情報はこちらにまとめています。
→→『ポリリン酸入り歯磨き粉特集』へ

歯に良い飲み物と食べ物(ポリリン酸入り)情報まとめ

今回は歯の汚れを除去してくれるポリリン酸に注目して、ポリリン酸入り食べ物はないのか?をテーマに調べてみました。結果、ポリリン酸はほとんどの加工食品に入っている反面、その状態では歯の汚れ対策としての効果が期待できないことも分かりました。

ポリリン酸については、食べ物よりもオーラルケアグッズなどで摂取した方が高い効果を得られます。その際は、きちんと「短鎖ポリリン酸」か「分割ポリリン酸」を配合していると明記しているものを選びましょう。
poriex
 >>『薬用ポリリンジェルEX』詳細ページへ

たとえばこちらの薬用ポリリンジェルEXは、きちんと明記されています。ポリリン酸の長さが重要であることも紹介されているため、信頼性が高いです。このようなアイテムを使ってはじめてポリリン酸の効果をしっかり得られるのです。

こちらの記事では、歯に優しい飲み物も紹介しましたが、歯に汚れがつく可能性のある飲み物もあります。歯に優しい飲み物で歯を守りつつ、ポリリン酸入りオーラルケアグッズでこれまでの着色汚れも綺麗に除去してみてはいかがでしょうか。