最近、ジェル歯磨きを使ってみてペーストタイプの歯磨きとの違いを体感しています。(体験談についてはこちら→『ポリリンジェルEXの評判と実際の体験レビュー』)

そこでふと思ったのが、「似たような効果を持っている場合、ジェルとペーストどちらを選ぶのがホワイトニングに良いのだろう?」です。研磨剤が入っていない分、ジェルの方が歯に優しい気もしますが、反面、汚れがつきやすくなる人もいます。

今回は、ジェルとペースト、歯磨き粉はどちらのタイプを選ぶべきなのかをまとめてみました。似たような成分が入っている場合はどちらを買えば良いの?と迷っている方は、ぜひご覧ください。

ジェルタイプとペーストタイプ歯磨き粉のメリットとデメリット

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以前、『ジェルタイプの歯磨きで効率よくホワイトニングをするコツ』の記事でもご紹介しましたが、ジェルタイプの歯磨きが近年ぐっと増えてきました。通販ではホワイトニングや口臭、歯周病対策など、それぞれの効果に特化したものが購入できます。

ペーストタイプとジェルタイプには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

<ジェル歯磨きのメリット>

  • 泡がたちにくい
  • 研磨剤不使用が多い
  • 刺激がない
  • 味がない

泡がたちにくいため、「歯磨きをしていると口から泡が垂れてきちゃう」という人にはジェルタイプの無発泡は最大のメリットと言えます。口の中が泡だらけになると、それだけで磨けたように思えてしまい、実際には歯が未だ汚れているにもかかわらず歯磨きを終わらせてしまう人は多いです。

とくに前歯あたりを磨いていると、口角から泡が溢れてしまうため、意識して磨くことの多い奥歯よりも前歯には磨き残しができやすいのです。泡がたちにくいジェルタイプで磨けば、前歯も泡を気にせずしっかりと磨けます。

研磨剤不使用な点に注目してジェルタイプを選ぶ人もいます。市販のペースト状になった歯磨き粉はほとんどが研磨剤入りなので、安心して購入できるジェルタイプを選ぶようです。研磨剤不使用であれば歯が削れることもなく、歯茎が弱まっている人も歯茎を傷つけずに歯磨きを済ませられます。

ジェルタイプの多くはあまり味や刺激がないのも特徴的。ペーストタイプはほとんどがミント系の香料入りなため、辛いものが苦手な人は歯磨き粉選びが難しいです。低刺激タイプもありますが、微かにミント味がしたり、ハーブ味がしたりするため、朝食前などは使いにくいでしょう。

使い始めは味がないことに違和感を感じますが、2~3回使った後は気にならなくなります。朝食をしっかり食べる派の人は、味のないジェルタイプはおすすめです。(※中には味つきの商品もあります)

<ペースト歯磨きのメリット>

  • 泡がたちやすい
  • 研磨剤入り
  • 味が選べる
  • 爽快感がある

ジェルタイプとは間逆の点をメリットとするのが、ペースト歯磨きです。ジェルタイプよりも価格が安いものも多く、あまりこだわらなければドラッグストアや百均で100円~200円程度で購入できるものもあります。

ペースト歯磨きの最大の特徴が、泡だちの良さ。少量でも磨くほどに泡が出るため、口内の隅々に歯磨き粉の味が広がります。爽やかな香味のものを選べば、すっきりとした爽快感を味わえます。

研磨剤入りのものが多く、商品ごとに研磨剤の量も異なることから、自分に合ったものを選びやすいです。茶渋やヤニがこびりついてとれない時は、専用の研磨剤が多めに入ったものを定期的に使用するとこそぎ落とすことができます。

近年ではミント味の他、強めのミント味や弱めのミント味、その他フルーツ味など、味のヴァリエーションもぐっと増えました。ミントの辛味は苦手だけど、爽快感は欲しい、という人は、各メーカーで一番弱いミント味を試して自分に合うものを選ぶと良いでしょう。

<ジェルとペーストの歯磨きのデメリット>

上記で紹介したように、ジェルタイプとペーストタイプのそれぞれのメリットは、互いと対極的なものとなっています。ジェルタイプのメリットがペーストタイプのデメリットになり、ペーストタイプのメリットがジェルタイプのデメリットになります。

たとえば、ジェルタイプでは歯の汚れがうまくとれない、という人はペーストタイプを、ペーストタイプでは歯がしみるという人はジェルタイプを選ぶことで、それぞれのデメリットを解決できるのです。

ジェルタイプは泡がたたない上、研磨剤入りではないため、しっかり歯を磨いたと実感しにくい面があります。歯ブラシの使い方を間違えなければ歯の汚れも綺麗に落ちるのですが、既に歯の表面が傷付き、汚れがつきやすい状態になっている場合は、ある程度の研磨剤が必要となってきます。

ペーストタイプは爽快感がある香味入りが多いことから、歯を磨いたという実感を持ちやすいです。反面、口内にいつまでも歯磨き粉の味が残るため、歯磨き後に食事やお茶を楽しむ場面になった時、純粋に味を楽しめなくなります。研磨剤が磨くたびに歯を削り、知覚過敏を引き起こすこともあります。

このように、それぞれが間逆のメリットとデメリットを持っています。そのため、私はジェルタイプで歯を傷つけない歯磨きをし、ペーストタイプでこびりついた汚れを落とすようにしています。研磨剤入りのペーストタイプを毎回の歯磨きで使うよりは傷つくリスクが減る上、ジェルでは落としきれない汚れをペーストで落とすことができます。

ジェルタイプとペーストタイプどちらの歯磨きを選ぶべき?

とはいえ、毎回歯磨き粉を替えるのは面倒という人も多いでしょう。そこで、どちらか一方だけを選ぶ場合はどの点を基準に選ぶべきか調べてみました。それぞれのメリットに注目するのも良いですが、実際に使うシーンを考えて選んでみる手もあります。

ジェルタイプがおすすめな人

  • 歯科で歯磨き指導を受けている人
  • 電動歯ブラシや特殊形状歯ブラシを使っている人
  • テレビを見ながら歯磨きをしている人

ジェルタイプ歯磨きは研磨剤が入っていない分、正しいブラッシングが求められます。自分の歯はどこが磨き残ししやすいか、正しい歯ブラシの当て方はどんな力加減かを知っていなければ、効果は得にくいです。

歯科で歯磨き指導を受けている人や、歯科検診の際に「よく磨けていますね」と褒められる人は、ジェルタイプを効果的に使うことが可能です。

泡立ちがない点から、電動歯ブラシや『ころころ歯ぶらし』のような特殊形状歯ブラシを使用している人にもおすすめ。電動歯ブラシは泡がない方が綺麗に磨けますし、ころころ歯ぶらしなどはどんな歯磨き粉を使っても泡がたちにくいため、泡の有無に歯磨きの実感を左右されません。

ジェルタイプは歯ブラシから落ちにくい点も、個人的にはメリットだと感じています。ころころ歯ぶらしなど、特殊な形状はとくに歯磨き粉がすべり落ちやすいので、ジェルタイプの方が使いやすいです。

テレビを見ながら歯磨きしたり、お風呂で湯船に漬かりながら歯磨きをする人にもジェルタイプがおすすめです。泡が口内に溢れないため、磨き残しやすい前歯もしっかり磨けます。

ペーストタイプがおすすめな人

  • 自分の歯磨きに自信がない人
  • 色の濃い食べ物や飲み物をよく口にする人
  • 眠気覚ましや気分リフレッシュに歯磨きをする人

今回は研磨剤入りのペーストタイプについて説明しています。研磨剤入りのペーストタイプ歯磨き粉は、少しの力で歯にこびりついた汚れを擦り落としてくれます。そのため歯ブラシの当て方に自信のない方にも使いやすい歯磨き粉です。

色の濃い食べ物など着色しやすいものを多く口にする人は、研磨剤の配合されていないジェルタイプのみでは歯に汚れが残ることもあります。ある程度の研磨剤で擦り落とさなくてはなりません。

香味の種類の多さもペーストタイプの特徴。自分が好きな味を使うことで気分をリフレッシュしたり、強いミント味で眠気覚ましとして歯磨きをしたり、味を楽しむことができます。

中には研磨剤のないタイプも販売されています。こちらで紹介したペーストタイプのメリットを活用したい場合は、研磨時不使用のものは避ける必要があります。

ジェルタイプとペーストタイプの歯磨き粉は両方のローテーション使いがおすすめです!

ジェルタイプもペーストタイプも、それぞれのメリットとデメリットがあります。

私のおすすめは両方のメリットを活用するローテーション使い。

歯に優しく汚れも定期的に落とせるので、いっそ両方を交互に使ってみてはいかがでしょうか。

以下、それぞれのおすすめのものをご紹介しますね。

ジェルタイプ歯磨き粉でおすすめはポリリンジェルEX 歯の黄ばみにも

ジェルタイプでおすすめは『ポリリンジェルEX』です。

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分割ポリリン酸配合で、着色汚れを落とす成分の配合に力を入れたジェルタイプ歯磨き粉です。

ジェルタイプはこうだから、ペーストタイプはこうだからと決め付けず、普段の歯磨き方法に合ったものを使うと歯磨きの効果も高まります。

歯の黄ばみが気になる人は特におすすめのジェル歯磨きです。

⇒ポリリンジェルEX公式サイトはこちら

私も実際に使ってみましたので詳しくはこちらをご覧ください。
歯の着色汚れに効果的なポリリンジェルEXの評判と実際の体験レビュー

ペーストタイプでおすすめは研磨剤不使用のモイスト クリーンブレス プラスアクア 口臭対策にも

ペーストタイプも研磨剤入りのものばかりではありません。ペーストタイプの中にも研磨剤不使用や使用量を抑えたもの、歯の再石灰化(修復)を促す成分入りも販売されています。

たとえば、モイスト クリーンブレス プラスアクアは研磨剤不使用で消炎効果のある成分入りです。歯茎が弱っているなどが理由の場合は、こういった研磨剤不使用で消炎効果ありのペーストタイプを選ぶのもおすすめ。

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私も使っていますが、刺激もないのでジェルタイプ同様、朝食前などでも気軽に使える歯磨き粉でした。

口臭が気になる人は特におすすめの商品です。

⇒モイスト クリーンブレス プラスアクア公式サイトはこちら

※管理人の体験談もこちらで紹介中です
⇒『モイスト クリーンブレス プラスアクアに関するレビュー

ジェルタイプとペーストタイプ、ローテーション使いなら両方のメリットを生かせつつ、歯を大事にできますよ。

自分に合った歯磨き粉を探してみてくださいね。