今評判の会計ソフトfreeeとは
簿記の知識がなくても使用できる。使い易い画面の操作などで人気が高く、会計ソフトの国内シェアも断然トップです。全自動クラウド型会計ソフトというネーミングは、会計初級者には若干抵抗感がありますが、実際使って見ると、その使い易さが良く分かります。
しかし、良く分かるのは多少なりとも経理、会計の基本が分かっている人です。
全くの素人の場合は、できないことはありませんが、ソフト上で使われている言葉、専門用語の意味や会計の基本的な約束ごとなどが分からないため、なかなか先に進めない場合があります。
分からない事が出てきたら、根気よく調べるか、会計士などに聞くかして、理解していくことが必要です。
会計ソフトFreeeは大変よくできたソフトですが、富士山のように、最初はゆるやかな登りで、頂上付近が急登になっているのではなく、導入した最初が急登です。最初を我慢して登れば後は楽です。
これは、会計ソフト全般に言えることです。会計が初級の人は、こうした特徴があることを予め知った上で取り組んで欲しいものです。
会計ソフトFreeeの魅力を紹介します。
目次
1.Freeeと銀行口座を連携させて、経理が自動化できる
これは従来の会計ソフトにない魅力的な機能です。Freeに銀行口座を登録(登録サービスあり)すると、口座の明細をFreeeが自動的に取り込んで(同期する、と言う)、その一覧を画面で見ることができます。
インターネットバンキング経由でFreeeに一括登録するというものです。そこでチェックもできます。取り込んだデータはロボットが自動で推測して仕分けてくれます。クレジットカードも同じです。
現金を初め銀行口座(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行他)、クレジットカード(楽天カード、三井住友VISAカード他)、決済サービス(Airレジ他)、電子マネー(Suica、nanaco他)、ショッピングサイト(アスクル、アマゾン他)などが対応しています。
但しインターネットバンキングの設定がしてないとできません。インターネットバンキング以外の場合は直接1件ごとに入力が必要です。
2. 現金を簡単に仕分けできる
経理が分からなくても簡単に仕分けしてくれます。インターネットバンキングの設定がしていない口座や現金は手動で打ち込みます。画面の指示に従って行えば無理なく自動で仕分けしてくれます。複式簿記は必要ありません。家計簿感覚で十分登録可能です。
タグをつけておけば、品目別、取引先別に仕分けも可能です。
3. 領収書もスマホで簡単取り込み
領収書もスマホで撮影しますとFreeeが画像解析をしてクラウド上に保存してくれます。
Freeeが出しているスマートフォンアプリが必要です。取り込んだデータは自動的に仕分けてくれます。但し間違いがあるといけませんから、目での確認が必要です。
4.Freeeが請求書を作成して発行してくれますし、売掛金に変換して登録してくれます
請求書を発行すると自動的に売掛金に登録してくれます。請求書だけでなく、納品書も発行できます。入金時期も一覧表(入金管理表)にでき、入金があれば自動で消込みもやってくれます。
5.買掛金の支払い管理表
受け取った請求書をFreeeに登録、スキャンして自動で取り込みます。又、個別登録も可能です。支払い予定表が簡単にできます。
6.決算書、資金繰り管理表
必要とするデータを入れますと期末には試算表がレポートとして出せます。月別に資金繰り管理表も出せます。期末には決算書も出すことが可能。(参考:資金繰り表作成ソフトでおすすめはどこか?(無料・有料別に分析))
7.人事労務freee
また、freeeは2017年8月2日に新サービス、人事労務freeeを発表しました。
給与計算ソフトとして入退社手続きや勤怠管理を一体管理できるようになり、人事労務管理にもとても便利なものとなっています。
参考:給与計算ソフトで評判の人事労務freeeとは?どんな人におすすめできるのか?
Freeeの料金体系について
個人事業主用と法人用があります。
〇個人事業主用
- スターター:導入後30日間無料、その後は980円/月(税抜)、9,800円/年(税抜)
個人事業主、フリーランス、開業初年度、不動産事業主の人向け - スタンダード:導入後30日間無料、その後は1,980円/月(税抜)、19,800円/年(税抜)
小規模事業所、飲食店、小売業、理容店など向け - プレミアム:無料期間なし。39,800円/年(税抜)
複数店舗、複数従業員、法人化前 向け
〇法人事業所用
- ライト:導入後30日間無料、その後は1,980円/月(税抜)
会社設立後のまだ規模が小さい会社向け - ビジネス:導入後30日間無料、その後は3,980円/月(税抜)
取引先、従業員、部門管理もできる。一般法人向け
(Freee HPより引用)
いずれも30日間無料お試しができますので、まずは無料で使ってみることおすすめします。月額料金も他の会計ソフトよりも良心的なのが嬉しいですね。
まとめ
Freeeの魅力を詳しく書きました。お分かりいただけますでしょうか。
会計ソフトを使った経理事務の入り口は、現伝票(銀行口座、クレジットカード、電子マネーなど、請求書、領収書、現金出納帳、など)のデータの取り込みと仕分けです。ここがスムースに取り込めないと、いくら優秀なソフトでもうまく機能しません。
Freeeは、このイントロ部分のデータ取り込み方法が易しく操作できるようにソフトが組んであります。ここが最大の特徴であり魅力です。そこまで手厚く、易しく、分かり易くソフトが組んであっても初心者には分かりずらい所もあります。
そうした場合は、操作の方法についてやさしく教えてくれるサービスもありますから、簡単にはあきらめないで、頑張って欲しいものです。
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