株式会社FGH 不動産売却運用セミナーの口コミ【東京都/新宿区】

年齢:30代前半
性別:女性
不動産投資歴:5年
参加セミナー:(株)FGH
参加セミナー内容:不動産売却運用セミナー

不動産投資を始めようと思ったきっかけ

私は現在、1部屋の区分マンションを所有している30代前半の既婚女性です。

不動産投資暦は5年ほどになります。

以前は主人名義で1部屋、私名義で1部屋の計2部屋を所有しておりました。お互い、独身時代に自分で住むためにマンションを購入しましたが、その後、家族が増え手狭になってきたことで不動産屋のすすめでそれぞれのマンションを賃貸に出しました。

もともと、収益目的で不動産投資をはじめたわけではありませんでしたが、2つの部屋の賃貸人を募集したところすぐに、入居者が決定し、しばらく住んでくれたため、不動産投資家としてデビューすることになりました。

よい入居者に恵まれて、マンションを賃貸してから5年間は両マンションとも、家賃滞納なし、退去なしで収益は安定していました。

セミナーに参加した経緯

しかし、その後、主人所有のマンションの賃貸人が退去することになり、再び募集をかけるか、売りにだすべきか迷いました。

そんな時に書店で、「その区分マンションは今すぐ売りなさい 渡邊勢月矢 著」を見つけ、読んでみることにしました。

本の内容は区分マンションの出口戦略について書かれていて、手持ちのマンションを売るか、賃貸を継続するか迷っていた私たちにはぴったりの内容でした。

本の中にセミナーのチラシが入っていて、そのセミナーは

株式会社 FGH 主催

売却運用セミナー

でした。FGHの代表取締役が著者で、この本はそのセミナーへの参加を促すために書かれたようです。

FGHは収益不動産専門の不動産屋で、海外にも拠点をもっていて、日本の物件を購入したい外国人に日本の不動産の紹介を行なっているそうです。

不動産投資は長期安定的な収入なので今すぐ始めるべきと勧める不動産屋は多数みてきましたが、出口戦略に重点をおく不動産屋をみたことがなかったため珍しさもありました。

費用は無料でしたので、ネット予約をし参加することにしました。

実際に参加した体験談

セミナーの場所は新宿のFGHの社内で開かれていました。

女性は私ひとり。他に10名ほど男性の方がいました。

内容は、すでに不動産投資をはじめている人向けの内容でした。

簡単にいうと「収益物件が赤字、あるいは赤字予想なら売りましょう。」という内容です。

はじめに、数件物件を持っている不動産投資家の方が話をし、次に代表の渡邊さんが「投資シュミレーター」の説明とFGHの紹介、最後にアンケートを記載して、個別相談といった流れでした。

投資シュミレーターとはFGH独自の売却指数を示した指標のようで、所有している不動産を売却するか否かを数値で判断してくれるもののようです。

代表の渡邊さんのお話は少々難しい不動産用語もありましたが、パワーポイントを使いながら丁寧に教えてくれました。

私たちのマンションを売却すべきか賃貸継続か、数値で表すことができたことはとても新鮮で参考になりました。

不動産投資セミナーは無理な勧誘があるイメージでしたが、特にそのような勧誘もなく、アンケートで個別面談を希望した人のみ、席に残って売却の相談をしている感じでした。

社員は、若い社員が多かったですが、私と面談してくれた方は30代後半くらいの男性でした。面談といっても不動産売却セミナーですから、よほど収益の見込める不動産でない限り、「売りましょう。」といわれるわけです。

予想どおり、私たちの物件も「売ったほうがいいですね。」といわれました。しかし、私たちの物件は現在空室。

「賃貸人を探しつつ、物件の売却を進めましょう。」ということになり、その場で媒介契約書を渡されました。

いきなり契約はちょっと不安で、少し考えたいというと、「後日で大丈夫です。」といわれました。

その日はそのまま契約もせずに帰宅しました。その後、電話で勧誘があるのかなと思って警戒していましたが、特にありませんでした。

資料も沢山もらっていたので、セミナー参加者が使用できるという投資シュミレーターを何度か使ってマンションをシュミレートしてみたりしていましたが、メールアドレスの要求などもなく、全体を通してしつこい勧誘などはありませんでした。

結局、主人と相談し、売却活動をFGHにお任せすることにしました。

このセミナーで得たメリット・デメリット

今回の不動産セミナーに参加して自身が感じた事や、体感した事をこちらに記載させて頂きますので、是非参考にしてみてください。

メリット

このセミナーに参加してみてよかったことは

  • 不動産投資の出口戦略が分かった。
  • 外国人投資家に高値で物件を買ってもらえる可能性がある。

です。

出口戦略についてはシュミレーターで、このまま保有すべきか売るべきか数値で判断してくれるのでとても明確でした。

収益不動産の売却に関して海外にルートを持っているのは強いと思います。

このセミナーに参加することで、海外投資家に高値で自分の物件を買ってもらえる可能性があります。

FGHのHPを見ると、台湾の台北市に支店があるようです。

結局、私たちのマンションは他の不動産屋で実需での購入希望があったため、賃貸人募集をかける前に売れてしまいましたが、実際FGHと媒介契約を結んでから「中国の男性の方が物件を見学したいそうですが、ご都合いかがでしょうか?」といった内容の連絡がありました。

その話は流れてしまいましたが、日本の物件を海外に紹介しているのは本当のようです。

デメリット

逆に、このセミナーのデメリットは、

  • 不動産をどう運用していくかでなく、どう売却するかといった話中心。

ということです。売却運用セミナーなので、当たり前なのですが、売却よりの話になります。

FGHはこういったセミナーで売却不動産を集めているわけです。

いくら数値で売却指数を表せても、不動産にはそれぞれ個性がありますので、数値には現れない魅力的な物件も多数あるわけです。

そういった物件を持っている方もこのセミナーに参加すると売却に傾いてしまうのがデメリットです。

不動産売却運用セミナーにこれから参加しようとしている方へのアドバイス

私たちのように売却を迷っている赤字予備軍の物件をお持ちなら参加すべきです。

しかし、売却する方向へ流されてしまう可能性もあるので、その点をう考慮してセミナーに参加すべきだと思います。