税理士事務所の数が増加傾向にあり、顧客の獲得も昔ほど楽ではありません。

新規開業事業所や創業企業は毎年少しずつ増加しているものの、廃業事業所がそれを大きく上回っているため事業所の減少傾向が続いています。

平成26年度の新規開業事業所及び廃業事業所のデータを見ると全国で580,000事業所の開業があり、920,000事業所の廃業が報告されています。都道府県別に見ても、ほとんどが新規開業事業所数よりも廃業事業所数の方が多いのです。

これは実に由々しき問題です。

しかし税理士の数は毎年平均200事務所増加し、平成25年度には全国で2,748事務所になりました。

これらのデータを見て分かるように事業所の数が減少傾向にあるにもかかわらず、税理士の数は増え続けているわけです。従って強い税理士事務所が生き残る、弱肉強食の厳しい時代になってきました。

こうした背景から、税理士事務所の生き残りをかけて、自らの存在意義をアピールしてホームページなどを充実させて顧客集客力を高めなければならないわけです。

税理士のホームページ、どの業者に依頼すべきか?

ホームページの制作会社は非常にたくさんあります。その中から1社を選択することはなかなか大変な作業です。各社のWEBを見てみると、さすがにホームページ作成会社だけに、見やすく顧客に分かり易く、セールスポイントが明確です。

みんないいことをいっぱい記載していますから、自社(税理士事務所)に合った制作業者を選ぶのは難しいです。

では、どのような手順で選んだらいいのでしょうか。

まずは、制作会社を選ぶ前に、自社のホームページを作る意図を明確にしておきましょう。

ホームページに何を求めるか、です。集客が最大の目的ではありますが、総花的に何でもやりますスタイルではなく、得意分野や方向性などを絞ったやり方もあります。

特に税理士の仕事はかなり広範です。月次会計帳簿の作成から、税の申告代理、申告書類の作成、税務相談などでの定型業務及び専門性のある、経営相談、コンサツティング、相続税、不動産、株式、海外税務など。どこにポイントを置くかも重要です。

そしてもう1つは、信頼性の訴求力です。

こうしたことを事前によく研究した上で、自社の希望とする形を実現できそうな業者を選ぶわけです。

いくつかホームページ制作会社をあげておきます

〇士業集客サポーターズ:スマホ対策、SEO対策に重点が置かれている。事務所開設当初でも依頼し易いメニューがあり、ここにもSEO対策が含まれている。コンテンツ対策も丁寧です。

〇あきばれホームページ:小さく始めて、大きく育てる、がコンセプト。ホームページ初心者用のメニューが豊富で充実している。SEOは地区の競業調査も含んでいます。CMS(ホームページ作成システム)も充実。費用は業界では安い部類に入る。実績が8,500件もあり、信頼度は高い。

〇ミリオンバリュー:ホームページ作成前の調査(お客ニーズ、ライバル競合調査など)が徹底している。ライバルが少なくかつ需要がある業務を見つけ出す作業を必ず行う。士業専門のキーワードやSEO及びPPC(検索連動型広告)を駆逐できる。信頼性は高い。

〇サムライラボ:士業専門のホームページ制作会社。SEO対策を徹底して行う。キーワードの構築。ホームページの動線に沿った作り込み。色合い、ボタン配置、画面作りなどの徹底。デザイン性の高いホームページ作り。
〇他にも、エムバンド、まほろばホームページ制作、N・J出版販売、アイフラッグ、アートフレアなど多数。

まとめ

ホームページ作成業者を選ぶ時、基本的にはSEO対策、スマホ・タブレット対策、CMS及びデザイン性などに対して、優れたスキルのある業者であることがポイントとなります。

ホームページの初歩的なあるいは名刺がわりに使うレベルであれば、どこの制作会社でも同じです。費用に関しては、比較することが難しいです。統一された明細項目がなく、各会社により内容がまちまちだからです。