税理士事務所のホームページは自分で作った方がいい？業者に依頼すべきか？

税理士として開業するときに考えるのが事務所のホームページです。

まだ開業して間もないし、小規模だし自分で作った方がいいと考える人もいますが、実際にどうやって作ればいいかわからない人も多くいます。

また、業者に依頼すると費用はどのくらいかかるのか、費用の相場やどの業者に依頼すべきかという点も情報不足です。

ネット集客としてもホームページはどんどん重要なものとなっていっていますのでここで整理したいと思います。

今時、事務所を構えるならば、ホームページくらい公開していなとみなさんに信用されない、と思っている人が多いです。
とは言いますが、本当にホームページって必要ですか？

ホームページを公開している税理士事務所は非常にたくさんあります。

ほとんどがその開設公開の目的は、新規顧客の獲得です。ところが中には、何の目的で公開しているのか意味不明のホームページもまたたくさんあります。

ホームページに何を求めるか、とりあえず名刺代わりに、税理士事務所を開設しました。

みなさんお見知りおきを、という意味のホームページです。

これだけの内容のホームページでは、顧客獲得は無理ですし、期待が持てません。

いずれにしても名刺代わりのホームページでは無駄に近いですから、はっきり最初から新規顧客の獲得に目標を合わせなければなりません。

しかし、その前に、新規顧客開拓はホームページだけではありません。お客さんを探す方法は他にもいっぱいあります。友人知人親戚、商工会、金融機関、などにつてを辿って営業に回り、新規顧客を探し出す、あるいは紹介してもらう。

これだけで手いっぱいになればホームページに頼る必要はありません。ネットの顧客紹介コーナーでも紹介してくれます。これらの営業活動が最優先でなければなりません。

まず、これらの営業活動により、事務所が動き始めて、少しでも余裕ができたらホームページの作成を考えましょう。

ホームページは自分でもできます。ネットを見てみると多くのホームページ作成サイトがあります。

全くの初心者でも作れるというサイトもあります。

もしも自分で作るなら、税理士開業の前に済ませておくべきです。開業してからホームページを自分で作ることは、制作時間の関係で、本来の税理士の仕事に支障が出てきます。

できることなら、業者に依頼した方が、後悔しないでいいような感じがしますが、ホームページ作成スキルと費用の面から検討してみましょう。

ホームページ作成費の相場はありません。ホームページの内容は、税理士事務所が何をホームページに求めているかによって大きく異なります。

ネットを開いて全国の税理事務所のホームページを見ればよく分かると思います。非常に充実したアピール性の高いホームページは膨大な時間と費用がかかっています。制作費に100万円以上かけている事務所も結構多いようです。

（上記は参考価格です）

業者からホームページ作成の見積を取ると上記のような明細で項目と金額が表される場合があります。

ホームページのグレード、内容によってかなりの金額差があるのは仕方がありません。おおよその金額はこの程度、と言う風に取らえてください。

総じて、業者にホームページの製作を依頼すると、初年度で200,000円から600,000円くらいかかります。自分で作れば、初期にホームページ作成ソフトの購入費約20,000円とドメイン取得費（＋サーバーレンタル費月に1,000円～5,000円）だけです。

但し、自分で作るとなると、費用はかからないですが、制作時間が必要です。ホームページのグレード、内容次第ですが、1ヶ月くらいはかかるようです。

HTML、CCS（プログラミング）、CMCソフト（ワードプレスなど）、SEO対策（検索エンジン最適化スターターガイドなど）、スマホ対策などのスキルを知らなくてもホームページは作れますがこれらが分かってないと、充実したHP作成はできません。

これらは素人にははっきり無理です。コンピューターの専門用語がいっぱい出てきますので、この分野のことはプロに任せておいた方が結局安くなります。

多くの人がホームページを自作することに挑戦しています。途中で挫折する人の方が成功する人よりはるかに多いという現実があります。

最後までやり遂げる人は、ホームページを作ることに集中した人でしょう。

本業を持っている人は、おそらく作るにしても名刺代わりのホームページのグレード程度でしょう。勿論、スキルを最初から持っている人は例外です。税理士開業をした、ホームページで新規顧客を獲得したいのであれば、顧客から信頼が得られて、見やすい画面でなければなりません。

そのようなホームページは素人ではとても無理です。業者に依頼することをおすすめします。