タイの食生活、生活費を安く抑える方法について(日本食は高い)

タイ風やきそば「パッタイ」 海外移住

はじめまして。Ryoといいます。大学卒業後は東南アジアに移住し、主にタイで仕事と生活をしていました。

>>タイ移住生活7年経験、移住の方法とメリット・デメリットを紹介します。

今は日本に戻り、海外での経験を活かして企業での翻訳、通訳を主な業務としています。ここではタイでの食生活について、生活費を安く抑えるポイントを解説します。

タイの日本料理店はローカルにも大人気、しかし毎日食べるとコスト高

タイは日系の製造企業にとって海外の生産輸出の拠点地になっており、自動車メーカーや電機メーカーを中心に裾野産業が発展しているため、数千社ともいわれる企業が集積しています。

ですので必然的に在タイの邦人数が多くなり、約7万人の邦人がタイに長期滞在しています。その数は、アジアでは中国に次いで第2位の多さになっています。

1985年のプラザ合意を期に日本国内で円高が進んだことが、企業が東南アジアに進出した要因であると言われています。

そのため日系企業が多くタイに進出し邦人数が多いこともあり、タイには古くから日本食料理店も多く進出し、今では数多くの日本食料理がタイに浸透しています。

そのためか、タイ当地で独自に発展した日本食料理店もあるほどです。

邦人数約7万人が住む大都市バンコク
(邦人数約7万人が住む大都市バンコク。写真は市中心にあるルンピニ公園から)

タイ在住者の一般的な認識として、タイの日本食料理店は日本国内の1.5倍~2倍近くの値段になります。

なので、例えば牛丼屋の有名店も進出していますが、牛丼を食べるとなると700円くらいかかります。

ラーメンなどは場所によっては1000円近くかかることもあります。全てがその相場というわけではありませんが、日本国内と比較すると、結構コスト高という認識があります。

企業の駐在員であれば特に気にする値段ではないかもしれませんが、ロングステイや現地ハイヤーとなると、毎日日本食を食べるというのはある程度のコストを覚悟に入れるということになるでしょう。

ちなみに、タイでローカルに定評のある日本食レストランとして「富士レストラン」というお店があります。

このレストランの現地人気は高いため、メインの駅周辺やショッピングモールの中には大抵入っています。

日本人が口にしても味としては悪くなく、現地限定メニューもありますので、こちらは現地に行った時に試してみるとよいかもしれまん。値段的には他の日本食料理店より若干安いです。もう1店ご紹介したいお店は、「8番らーめん」というチェーンのラーメン店です。

こちらは北陸発のラーメン店なのですが、なぜかタイで大人気のお店になっています。こちらも富士レストラン同様に、どのショッピングモール内にも入っています。

現地限定メニューもあり、価格帯もお手ごろです。日本人よりもタイ人のお客さんが多いですが、日本人の口にも合うお店なのでこちらも試してみるとよいでしょう。

北海道から味の時計台
(↑北海道から味の時計台が進出していました。タイで味噌ラーメンは珍しいため写真撮りました。)

タイ料理店のコストパフォーマンスは高い、ただ辛味とパクチーが苦手な方は注意

タイで食費を抑えるために必要となってくるのは、タイ料理を問題なく食べれるかどうかということになるかと思います。

一般的にタイの物価はだいたい日本の物価の3分の1になります。

ですので現地の食べ物を食べれば、3分の1の価格に近くなります。例えばタイのヌードルのことをクゥイティアオ(タイ風ラーメン)と言いますが、こちらは1杯150円~200円程度で食べることができます。

それ以外にもカオパッド(焼き飯)、カオマンガイ(蒸鶏肉とライス)、パッタイ(タイ風やきそば)などタイはバラエティー豊富な料理が多いですし、日本人の口に合う料理もあります。日本人が苦手とする辛い料理や、パクチーが入ってない料理もあります。

またパクチーを入れたくない場合は、店員さんに「マイサイパクチー」(パクチーを入れないで)と言えば対応してくれます。

タイ風やきそば「パッタイ」

(↑タイ風やきそば「パッタイ」。パクチーがのっていますが省くことも可能です。)

一般的に辛いイメージがあるタイ料理ですが、それは「トムヤンクン」や「ガッパオ」など日本でも知られている料理です。

辛くないものもたくさんあります。タイ人は主に自分で料理の辛さや甘さを調整する習慣があるので、香辛料を追加しなければそれほど辛くありません。

また、どの地域の料理かによってより辛いものもあれば、辛くないものもあります。タイ東北部のイーサーンと呼ばれる地域の料理はとても辛い「ソムタン」(パパイヤサラダ)と呼ばれる料理があるので、辛いのが苦手な方は気をつけましょう。

北方のバラと呼ばれる都市チェンマイの代表的な料理カオソイ
(↑北方のバラと呼ばれる都市チェンマイの代表的な料理カオソイ)

タイには屋台文化があるので、屋台で食べることが一番安くすむのですが、衛生面が気になるという方はショッピングモールの中にあるフードコートに行きましょう。

フードコートには数多くのタイ料理屋が点在しており、カードにお金をチャージして購入することができます。また、チェーンのレストランで食べるのもよいでしょう。日本食の60%くらいの価格帯で食べることができます。

なかでもローカルに人気があるお店は「MK」と言われるレストランです。こちらはタイスキという、いわゆる日本の鍋のような料理です。肉や野菜などを鍋に入れて煮込んで食べる料理ですが、中華系の影響ということもあり日本人にも比較的に食べやすい料理かと思います。

MKはタイ人に大人気のお店
(↑MKはタイ人に大人気のお店。日本の鍋のように最後のしめとしてうどんもあります)

タイ人がしない自炊という手段で生活費を節約する

さて、上記では日本食とタイ食について説明しましたが、一番安く食費を節約する方法はやはり自炊するということかもしれません。

タイは屋台文化や外食文化が根付いているため、ほとんどの家庭では自炊をしません。

またタイ人の食生活の文化は日本と異なっています。ですが、前述の通りタイには数万人の邦人が生活しているため、邦人向けのスーパーさえあります。

「フジスーパー」といわれる日系のスーパーマーケットに行けば日本の食材や商品が売っています。そこで購入して家で自炊するという方法があります。

が、そこも日本からの輸入品ですので、日本以上の値段であることは変わりありません。

タイのスーパーマーケットでは、「テスコロータス」と「ビッグC」が2大スーパーマーケットになります。

そこならタイ価格で食材などを購入できますので、そちらで食材を購入し自炊するというのが良いかもしれません。タイ料理の作り方を学びたいのであれば、クッキングクラスも色んなところで開かれていますので、参加してレシピや作り方を学ぶのも良い経験になるでしょう。

普通にタイ料理は美味しいです
(↑私はほとんど自炊しませんでした。普通にタイ料理は美味しいです)

タイ移住を検討されている方へアドバイス(食生活)

タイでの食生活、費用の抑え方を解説しました。自分の経験からアドバイスとして、確かにタイ料理は安いですし美味しいですが、カロリーは高いと思います。

また辛い料理や、甘い飲み物なども多いので、血糖値などは上がるかもしれません。タイ人の糖分の摂取の仕方は日本人から見ると異常に見えますので、タイ料理を食べ続けるにしても、自分の健康には日本にいる以上に気を配る必要が出てくると思います。

食費をうかすことは簡単にできますが、一番は自炊することが健康に配慮できる方法かもしれません。タイの住まいにはほとんどジムやサウナなど設備が完備されているところが多いので、美味しいタイ料理を食べながらも、運動を心がけるようにして健康に気をつけましょう。

タイのビーチ
(↑ビーチでもランニングしたり、運動もできますね)

⇒タイの移住方法はこちら

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