ブレグジット(英国EU離脱)の今後の見通しと株価・為替への影響(3月29日に離脱延期を表明か)

バックストップについて

ブレグジットは相変わらずのグダグダ具合で、ポンドは連日乱高下をしていますが、今回はこれについて私なりに解説をしていきたいと思います。

ブレグジットの現在。

イギリス議会での基本的な流れとしては、現在このような感じとなっております。

メイ首相の離脱案が議会で否決→しかし合意なき離脱をするかしないかの投票は否決→eu離脱期限の延期を要請するか否かは可決。

大体こんな感じですね。とりあえず色々話し合ったけど何も決まらなかったから、3月29日に控える離脱期限の延長をeuに要請しておこう、という流れらしいです。

この土壇場においてもこの不透明感がブレグジットの難しさを物語っています。

結局ブレグジットはどうなる?

これはもう、色々な人が色々な事を言っている事から分かるように、何人たりとも先の事は分からないという感じなのではないでしょうか。

とりあえず、合意なき離脱だけは絶対にやらないようにしているみたいですが、離脱延期に関してもeu内で反対の声が上がっていたりもしますから、この延期が本当に認められるのかも謎です。

21日のeu首脳会議で離脱延期か否かがはかられるようです。

今後に関する3つのシナリオ。

今後に関しては大きく分けて3つのシナリオがあります。

結局最後まで話がまとまらず合意なき離脱。

これが最悪のシナリオとされています。こうなると世界経済が大混乱し、ポンドは暴落すると言われています。まあ、実際どうなるのかは分かりませんが、この最悪のシナリオは世界中の誰も望んでいないというのが基本的な見方となっております。

土壇場で話がまとまって無事eu離脱。

まあ、難しいとは思いますがこの可能性を現在探っている段階です。

2度目の国民投票で残留決定。

一番スッキリとしていますが、まあこれはこれで今までの事は何だったんだという話になりますから、やりづらいのは分かります。国民投票が行われれば残留は確定的と言われています。

結局どれも難しいという事です(笑)

英国EU離脱の最大の障壁「バックストップ」について。

順番が若干おかしい気もしますが、バックストップについても少し説明しておきます。

バックストップについて

イギリスの近くにアイルランドがありますよね。

で、ここはかつてイギリス(イングランド)領だったのですが、20世紀にアイルランドは独立をしました。

けど北アイルランドはその際イギリスに残留をしました。要するに分裂しているわけです。

この北と南は宗教的な問題もあり、内戦のような事もあったりしたわけですが、現在は双方euに加盟しているため、国境に検問所も無く自由にモノや人の交流が行われております。

ですがイギリスがeu離脱をしてしまうと、北アイルランドはイギリスであるため、当然アイルランドとの円満な関係が終わってしまいます。具体的には国境検問所の復活ですね。

そうして、この検問所の復活に関してはイギリスもeu側もイヤな訳です。何とかしてあげないとまた揉めちゃう可能性もありますから。

というわけでこのアイルランドの問題を解決しようと様々な案を出すわけですが、この案が「バックストップ案」と呼ばれているのです。

そして、この案が全くまとまらないのです(笑)あちらを立てればこちらが立たずの状態で、結局これが離脱案の否決を招く主要因となっているのです。

ポンドの今後の見通しについて 今はさわらない方がいい

ポンドについては触らない方がいいと思っています。

正直、私もよく分かっていない点が多いからです。好きにしてくれという感じです。

5分足での一つの波が100pipsをゆうに超えている相場です。こんなのトレード出来ません。

やるならスキャルピングでちょこちょこ波乗りで抜いていく感じなのでしょうが、まあ、やる気は起きません。台風時にサーフィンをしにいくようなものですからね(笑)

まとめ

  1. ブレグジットは依然として、何も話がまとまっていません。本当に難しい問題は、いくら時間をかけても無駄なんでしょ思います。リスクが高すぎます。やるなら低レバですが、それならそれでわざわざやる意味も分からないです。
  2. そのため、今後どうなるかも分かりません。行き着くところまで行くのではないかと思っています。
  3. ポンドだけはやらないのがいいとちなみにこの問題に関して、今日あのお方が発言をされていました。

参考:トランプ大統領、英首相を批判 離脱交渉巡り「自分の助言聞かず」

一体どんな助言をしたというのでしょうか。想像しただけでワクワクしてきます(笑)

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