ビーグレンデンタルについて調べているうちに、過酸化尿素がホワイトニングの主成分として使用されていることが分かりました。過酸化尿素を使用することで、ホワイトニングによる知覚過敏のリスクを減らしているのがビーグレンデンタルのメリットです。

実はこの過酸化尿素、厳密に言えば過酸化水素と大差ない成分であることはご存知でしょうか。

ホワイトニングによる知覚過敏が起こる原因は過酸化水素による歯の脱水だとされています。似た成分である過酸化尿素は本当に安全なのか、今回はこのメインとなっているホワイトニング成分についてご紹介します。

安全に安くホワイトニングしたいという方、こちらで正しい使い方についておさらいしてみましょう。

過酸化尿素とは?過酸化水素との違い

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過酸化尿素とは、日本の歯科医院で申し込むことのできるホームホワイトニングでも使用されているホワイトニング剤の主成分のうちの一つです。ホワイトニング剤には、過酸化尿素か過酸化水素のどちらかが使われています。

どちらも似たような名称であることから、ある程度想像がついている人もいるかもしれませんね。実はこの二つ、成分的にも非常によく似ています。

過酸化尿素は、過酸化水素と尿素に分解することができるのです。つまり、過酸化水素と過酸化尿素は尿素の有無しか違いがありません。

尿素が含まれる分、過酸化水素をそのまま使用した場合よりもおよそ3分の1程度の濃度となっています。そのため効果としても非常にゆるやかなものとなります。

とにかく早くホワイトニング効果をしっかり出したい!という人や、歯の黄ばみが目立つ方などは、効果が思ったほど現れにくい可能性も覚えておきましょう。

ただし、メリットもあります。濃度が違う分、知覚過敏になる危険やホワイトニング中に歯が痛むリスクが、過酸化水素よりも少なく済むのです。多少痛みがある人もいますが、過酸化水素ほどではありません。

<ホワイトニングで歯が痛む理由>

ホワイトニング中やその後に歯が痛むのは、歯が脱水症状を起こしているから。過酸化水素(H2O2)を口腔内に入れると、その環境に作用されて水素(H)とHO2に分解されます。HO2が歯の着色物質にくっつき、歯を白くしてくれます。

一方、離れた水素は着色汚れに吸着せず、歯の表面を包むエナメル質から水分を奪っていきます。この水分を奪われる作用から歯は脱水症状を起こし、結果、歯痛を感じると考えられています。

基本的に一時的なものなので、唾液などの水分補給により歯痛は治まります。ここで歯痛がいつまでも続くようであれば、知覚過敏を疑ってみましょう。知覚過敏用の歯磨き粉も市販されていますが、まずは歯科医院できちんと診断を受けることをおすすめします。

過酸化尿素は安全なのか?

過酸化尿素自体に問題はないのか、そちらに関しても調べてみました。この過酸化尿素が口腔内の治療で使われ始めたのは、もともとアメリカで歯周病治療に用いられたことが最初でした。

歯周病治療に使用し、歯茎の炎症を軽減する作用に注目されていたのですが、その後過酸化尿素とは別の成分が歯周病治療に多用されるようになりました。結果、抗炎症作用ではなく歯を白くする効果について注目されるようになり、現在の使用方法が一般的となったのです。

つまり、過酸化尿素が口内で使用されていた歴史はけして短くない上、その中でも重篤な副作用問題が起こらなかったことが分かります。今日まで使い続けられているのがその証拠です。

とはいえ完全に安全とは言えません。問題なく使用するためには、濃度に注意する必要があります。ホワイトニングで使用されている過酸化水素は、歯科医院では30%以下の濃度に抑えられているのが一般的です。過酸化尿素の場合はさらに低く、10%程度です。

100%など濃度がかなり高い場合、鼻やのどに炎症を起こしたり、皮膚に異常が現れることがあります。濃度が濃いまま粉末や霧状で飛散すると、角膜にも炎症が起こると言われるほどの危険性を持っています。

過酸化尿素や過酸化水素がホワイトニングに効果的だからと言って、定められた量より多く使いすぎたり、必要時間より長く使用することはやめましょう。

何らかの方法でビーグレンなどホワイトニング商品ではなく、純粋な過酸化尿素や過酸化水素を購入できた場合でも、自己判断で使用しないのが賢明です。きちんと安全な濃度に調節されているホワイトニング商品を使ってください。

ビーグレンデンタルは安全だけど使い方に注意点がある!

いろいろ調べてみて分かったのは、過酸化尿素も過酸化水素も結局は同じ成分(過酸化水素)として口内で作用しているということ。そして、刺激が少ないのが過酸化尿素の方だということ。

ビーグレンデンタル』に使用されているのは、20%未満の過酸化尿素の方です。他にも着色汚れを落とすEXポリリン酸も配合しているため、正しく使用すればエナメル質が欧米人より薄い日本人でも安全に自宅でホワイトニングできます。

公式サイトによると、テトラサイクリンによる着色(抗生物質による着色)にも使用できると明記されています。一般的な着色よりは効果が現れるまで時間がかかるとのことですが、ホワイトニングできるだけでもかなり魅力的です。

歯科クリニックによっては、テトラサイクリンが原因の着色の場合はホワイトニング自体を断られることもあるためです。自宅でできる安いホワイトニング剤で少しずつでも効果が期待できるのは、このような悩みを持っている方には嬉しいですね。

また、過酸化水素に変わりはないため、使用時は口内が乾燥しやすい状況です。ドライマウスの人は注意してください。

当サイトで以前ご紹介した『モリンガ モイスト クリーンブレス プラスアクア』のように、ドライマウス対策用の歯磨き粉も併用してみてはいかがでしょうか。こちらは研磨剤も不使用なので、余ったビーグレンデンタルの薬剤を混ぜて歯磨きするのにもぴったりです。

ビーグレンデンタルは日本人専用のカスタマー窓口も用意されているので、海外製品とはいえ、気になるところは遠慮なく質問できるのも個人的に高評価です。自分は使用できるのか、不安な方は、まず公式サイトから問い合わせてみることをおすすめします。

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