本格的に自宅でホワイトニングしたいという方に人気のアメリカ製ホワイトニング剤、3D クレスト ホワイトストリップス。シール状になっている薬剤を毎日一定時間貼り付けるというだけの手軽さと、高いホワイトニング力が注目されています。

一方で、知覚過敏になりやすいという口コミも多く、魅力を感じながらも怖くて試せないという方も多いです。

そんな方に人気なのが、ビーグレン社のホワイトニングキット、その名も「ビーグレンデンタル」です。

ホワイトストリップスと何が違うのか、本当にリスクはないのか?何より、誰でも気軽に使えるものなのか、を、まとめてみました。効果的なホワイトニングを安全かつ安価で、自宅で行いたい、という方は、一度目を通してみてください。

※3Dクレスト ホワイトストリップスの体験談はこちらです。
→→『シールタイプの歯の美白グッズ~クレスト 3D ホワイトストリップスの評判』へ

ビーグレンデンタルとは?知覚過敏のリスクが低い自宅ホワイトニング剤

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ビーグレンデンタルは、アメリカに本社を置くスキンケア商品の会社ビバリーグレン ラボラトリーによるデンタルケア部門の製品です。美容業界で活躍している会社の代表が、美容の観点から歯の白さの重要さに注目し、発売しました。

肌だけではなく、歯も綺麗になってこそ女性の美しさにつながる、という考えです。とはいえ、男性も使用できますし、製品自体はきちんと歯学的にも太鼓判をおされており、日本の審美歯科の第一線で活躍する教授も評価しています。

シールを貼ってホワイトニング効果を得る3Dクレストとは異なり、ビーグレンデンタルはジェルタイプ。専用のはけで歯にジェルを塗り、付属のマウスピースをはめて10分待つ、という方式です。

どちらもアメリカ製ですが、大きくて自分の大きさにカットしなくてはならないシールタイプに対し、はけで塗るだけのジェルは自分が白くしたい部分だけを集中ケアできます。浸透してほしくない場所にまで薬剤が入り込んでしまう、というリスクを最小限に抑えられます。

価格も安く、最初のキットなら3Dクレストの半額以下で手に入れられるのも魅力。知覚過敏が起こりにくい成分を選んで開発したとのことで、私が調べてみた範囲では「知覚過敏になった」という口コミは見つかりませんでした。

毎日10分、ジェルを塗ってマウスピースをはめるだけという手軽なビーグレンデンタル。一方で、使用上の注意には『使用できない人』も挙げられていました。やはり、全ての人に使えるというわけではないようです。

<ビーグレンデンタルを使用できない人>

  • 妊娠中、搾乳中の方
  • 18歳未満の方
  • 健全でない歯(う蝕/虫歯や欠損、ヒビなどがある)
  • 過度の知覚過敏の方
  • 重度の歯肉炎や歯周炎の方
  • 無カタラーゼ症の方
  • 尿素アレルギーの方
  • グリセリンアレルギーの方
  • ワイヤーや金属器具を使って歯列矯正している方

ちなみに、口コミによると神経を抜いた歯や人工歯は白くなりにくかったそうです。使用できない人の他、虫歯治療などで広範囲に詰め物をしている方や、神経を抜いた方はあまり高い効果は期待しないようにしましょう。

虫歯や知覚過敏の有無が分からないという場合は、まず歯医者さんで歯科検診を受けてみてください。歯肉炎や歯周病は知らずに発症していることの多いものです。自覚がない方も、一度は検診を受けることをおすすめします。

無カタラーゼは先天性の体質と言えるものです。オキシドールを傷口に塗った際に泡がたたない人は、無カタラーゼ症の可能性が高いです。カタラーゼが少ない、全くない人は、ホワイトニングに使用される過酸化水素を分解できないため危険です。

尿素やグリセリンアレルギーの方も使用できません。

グリセリンアレルギーとは?症状や原因

ビーグレンデンタルの注意書きを読んでいて気になったのが、このグリセリンアレルギーです。そんなアレルギーあるの?と思ったので、調べてみました。

どうやらグリセリンアレルギー自体は存在するものの、医学的資料が少ないことが分かりました。アレルギー症状としては、グリセリンが触れた肌に炎症や赤みといった、他のアレルギーと似たような反応を起こすそうです。グリセリンアレルギーの人が知らずにスキンケア用品を使って、肌がボロボロになったという体験談もありました。

グリセリンはスキンケア用品では特に多く使用されることのある成分です。高い保湿力を持っているため、むしろグリセリンを配合しないスキンケア用品など考えられない、というほどに存在感のある成分なのです。

グリセリンアレルギーにも2タイプあります。天然のグリセリンにアレルギーを感じる場合と、人工のグリセリンにのみアレルギーを感じる場合です。人工の場合は、混じった不純物に反応しているのが原因では、と考えられています。

また、体験からグリセリンアレルギーを疑っているだけで、実際には配合された別の成分(尿素など)に対するアレルギーだったというケースもあります。

保湿成分たっぷりのスキンケアを使っているのに、何を試しても肌が炎症を起こしたりボロボロになる、という場合は、グリセリンアレルギーを疑ってみても良いかもしれません。一度きちんとアレルギー専門医の診断を受けてみてはいかがでしょうか。内科などでも受けられますが、アレルギー専門の科の方がより詳しいためおすすめです。

診察や検査を受ける際は、アレルギー反応が起こるスキンケア用品を持参することも忘れずに。

ビーグレンデンタルを試す時はアレルギーに注意しよう

安価で効果もある上、知覚過敏のリスクが少ないというビーグレンデンタルは、自宅でホワイトニングしたい人にとって理想どおりのアイテムと言えます。しかし、尿素やグリセリンアレルギーなど、一部の体質の方は使用できない特徴も持っています。

自分がアレルギー持ちかどうか分からない、という人は、アレルギー検査を事前に受けておくと安心です。そこまでお金をかけたくないという場合は、普段使用しているスキンケア用品などで、炎症などそれらしい反応がなかったか思い返して見ましょう。

心当たりがある方は、残念ながらビーグレンデンタルの使用は控えた方が良いかもしれません。成分の浸透しやすい口内で使用するため、アレルギーには注意する必要があります。

アレルギーや注意書きにある「ビーグレンを使用できない人」の特徴に当てはまらない方は、一度自宅ホワイトニングにビーグレンを使用してみてはいかがでしょうか。歯に塗るのが怖いという場合は、歯磨き粉に混ぜて使う方法がおすすめです。

歯磨き粉に混ぜて使用しても、少しずつ効果が現れるようになっています。

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