スワップを稼ぎつつ為替差益も狙うドルコスト平均法
スワップを狙った取引法として昔から行われているのがドルコスト平均法とよばれるものです。
購入価格のコストを下げるために毎月同じタイミングに一定の金額を買い増していくと言う方法になります。為替だけでなく、金などを購入するときにもこうした方法が利用されており、効果を発揮することになります。
たとえば一ヶ月10万円の予算があれば、その金額で購入できる数を常に買い足していくことで相場が上がっても下がっても、購入コストを一定に均質化されるという投資方法で、一定のレンジ幅で推移する相場では絶対的なコスト均質化を発揮します。価格が高くなれば購入できる枚数が減りますし、安くなれば増えることから、こうして買い付けをすることで購入価格が均質化するというもので、非常に簡単なやり方になるのです。
南アフリカランドなどの場合には、この方法は継続していきますとかなりの効果があります。
ただし、問題となるのは相場が中央銀行などの政策であえて下落傾向になっていく場合には、確かにコストは低減されるものの、買い下がっているだけなので、本当は大きく下げるのを待ったほうが、効率はよくなります。
こうした方法は上がったり下がったりという繰り返しのある相場にはもってこいなのですが、一方的に下がるケースは大きく下がるのを待ったほうがいい場合が多くなるのです。逆に上がるトレンドの場合には前月に購入したものに含み損はでませんので、こちらはあまり問題はないと言えるのです。最近のNZドル円や豪ドル円などの場合には、あえてこの方法をとらないほうがいいケースもあるのです。
また証拠金のそもそもの予算が少ない場合にはたいした平均にならないケースも考えられるので、注意が必要です。たとえば毎月1万通貨一枚分程度しか買っていかないとなりますと、もともと1000通貨単位に分散して調整していくことがないかぎり、ドルコスト法の妙味をうまく活用できないことになってしまいますので、くれぐれも注意が必要となります。
そういう意味ではSBI FXトレードであれば1通貨単位からでも購入できますので毎月1万円といった金額でのドルコスト法が可能になります。
またマネーパートナーズのnanoも100通貨から購入できますので、こちらもある程度調整が可能となります。
このようにドルコスト法がうまく利用できる業者を選択するのがまずはじめの一歩ということができます。特に毎月購入するとなると、それなりの予算が必要になりますから、無理のないプランを考えることが重要になります。高金利通貨でこの方法が比較的うまくいくのはやはり何アランドが向いていますが、トルコリラの場合はできることならば高いところでは買わないほうがより効率的な購入法になると言えます。
本来ドルコスト法からは逸脱してしまいますが、下落したときに一定額を購入していくというのがさらに都合のいい売買方法といえるのです。これは各通貨ごとの特性をよく理解して、もっとも最適な方法を考えていくことがお勧めとなります。
実際の売買でいいますと、トルコリラなどは大きく下落したときに購入しさらに下値をつけたときにまた買い下がるといったほうが、一定期間による売買よりもさらに効率がよく運営できることが確認されています。とくに相場の価格よりも利息によるインカムゲインを中心に利益を考えるのであれば、大きく下げたときに購入して長期間もち、一定の値上がり時に手放して、また下げたところを買うというほうが結果的に効率が高いということもあるのです。
金などは大きく下げることのない商品でしたからこうした方法が実にうまくいきましたが、大幅下落があってもとに戻らないような通貨の場合には、少しアレンジしてベストな方法を見出したほうがいいのではないでしょうか。
