FXのスワップ金利だけで生活するための方法とは どの通貨ペアが良いか
FXでは通貨間の金利差であるスワップポイントを得ることができます。いわゆる金利です。
当サイトではこのFXで得られるスワップ金利だけで生活するための方法について分析しています。
そもそもスワップポイントとは何か?
FXの利益には通貨ペアの売買によって得られる利益、キャピタルゲインはこの政策金利の違いで価格が形成されているようなものですから、このスワップポイントというのはきわめて重要な利益ということができるのです。
ただ、最近の先進各国の中央銀行は米国とイギリスを除いてほとんどの国が積極的な低金利政策を行っていますので、なかなかまともに金利がつく通貨というものが存在しないのが現状となっているのです。
為替の相場の上下で利益がコンスタントに出せればそれに越したことはないですが、本来このスワップポイントだけでたべていければこんなに楽な話はありません。
しかし、現実を考えますとそうは問屋が卸さないのが現在の為替市場となっているのです。
それでも何とか努力して最低限の手間でスワップ金利だけで生活することができないか?そんな夢のようなことをさまざま想定してみましたので、ぜひお読みいただきたいと思います。
今スワップ金利の高い通貨ペアとはどれ?
スワップ金利というのは通常二つの通貨ペアを1万通貨購入したときに一晩保有しているともえらる金利のことを言います。たしか50円もらえるよりは120円もらえたほうが断然お得であることは間違いありませんが、よくよく考えて見ますと、通貨は高いものも安いもものもあるわけで、いくらのコストでいくら儲かるのかの比率を考えませんと、正確な費用対効果を見込むことはできないことになります。
またレバレッジのかけ方次第でもお得か損かは異なるものとなっていくことになります。
さらに我々日本人投資家はすべて円と海外の通貨の組み合わせで物事を考えがちですが、ドルと海外の通貨の組み合わせ、つまりドルストレートのほうはより流動性が高く、スワップポイントになるものもあるのです。このあたりが実は国内の個人投資家が見落としがちなものとなっているのです。
ただしドルストレートでこうした高金利通貨との組み合わせと売買した場合、ドル円の上下にも大きな影響を受けることになりますので、外貨同士の通貨ペアというのはかなりややこしい存在になりますし、そもそもの購入コストがいくらなのかを考えるのも結構難しくなってくるのです。
通貨ペア |
政策金利 |
1万通貨レバレッジ1倍コスト |
スワップ金利(円) |
年間想定利回り |
---|---|---|---|---|
NZドル円 |
0.1% |
800千円 |
20円 |
1.00% |
豪ドル円 |
0.1% |
750千円 |
20円 |
0.75% |
米ドル円 |
0.1% |
1100千円 |
50円 |
1.7% |
トルコリラ円 |
12.00% |
180千円 |
100円 |
12.0〜20% |
南アフリカランド |
3.5% |
80千円 |
15円 |
5.95% |
ドルルーブル |
6.25% |
1,236千円 |
378円 |
11.1% |
ドルトルコリラ |
13.00% |
1,238千円 |
335円 |
9.87〜15% |
(2021年4月時点 各通貨ペアごとにスワップの高いFX業者 SBIFXトレード、サクソバンク証券、外為どっとコムなど)
この表で比較してみますと、確かにトルコリラ円は金利が爆発的に高いため非常に有利には見えますが、とにかく政治的な影響をもろにうける通貨ペアですから、そのリスクもきわめて大きく、スプレッドも広くなりますし、取引のことを考えるとせいぜいトルコリラが精一杯ということになってくるわけです。
(2018年8月トルコは米国との関係悪化により通貨価値が暴落しており、政策金利も異常に上がっています)
トルコリラ円と、ドルトルコリラは投資対効果から考えればいい勝負ですが、ともに外貨の通貨ペアであるリスクから考えれば流動性は乏しくなるもののトルコリラ円を選択したほうがわかりやすいということもいえるわけです。
ただ、実需ということを考えますと、機軸通貨である米ドルとトルコリラはユーロとトルコリラの次に流動性がありますが、日本円との流動性はほとんどないに等しく、しかもほとんどのトルコリラ円を売買するトレーダーはスワップ狙いで買いポジションしか存在しないので何かあったときの下落は想像以上というリスクが伴うことは間違いありません。
やはり堅実にいくなら米ドル円(USD)ということになります。
米国利上げの影響でスワップ金利も増えてきており、豪ドル円やNZドル円よりも高パフォーマンスを得ることができ、かつ、上昇期待が高い通貨です。
スワップ金利で生きていためにはいったいいくらの原資が必要か?
それでは実際にスワップ金利だけで生きていくとした場合、いくらの原資があれば食べていくことができるようになるのでしょうか?直近の30代前半のサラリーマンの平均年収はほぼ384万程度ですから、それに準ずる金額が確保できれば、十分とはいえないまでもまあなんとか生きていける数字になるといえるわけです。
前述の表で、直近ではもっとも効率のいいトルコリラ円を想定してみますと、1万通貨を1ヶ月保有し続けますと3,840円程度のスワップを手に入れられますので100万通貨保有していれば月額384,000円のインカムゲインを得ることができるようになるわけです。
年収にしますと460万8000円ということになりますのでまあまあの数字となります。これをレバレッジ1倍で購入するとなれば投資原資は4,650万円必要となるのです。
これをレバレッジ5倍で運用するのであれば930万円、10倍ならば465万円、25倍の最大レバレッジならば186万円の原資があれば実現することができることになります。
ただし、ここで大きなレバレッジをかけてしまいますとまさかの下落時には非常に大きな含み損を抱えることになりますので、簡単にスワップ分の利益を吹っ飛ばすことにもなりかねず、安全性を考えれば3〜5倍以内のレバレッジがもっとも健全で多少の下落でも耐えられる金額になるといえるのです。
できるのであればレバレッジは2倍以内に抑えれればかなりリスクは下がります。
そもそも930万も現金を持っているなら苦労しないという声が聞こえてきそうな資産額ですが、ある程度リスク回避をしながらそれなりにインカムゲインを確保しようと思うのであればこのぐらいの証拠金をそろえなくならないということになります。
また実際多少は相場が上下しますのでリアルな証拠金としてはこの2倍程度もっていないとまさかのときの下落で強制ロスカットをつけてしまう可能性もありますから、ますます投資としては厳しいものになることが考えられます。かりに年間230万程度を確保するにしても1000万ぐらいの予算がないと厳しいといえそうです。
ただ、相場が大きく下落して底値で購入しておけば何もしなくてもお金がころがり込んでくるわけですから、努力の必要のなり利益ということもできるのです。
ただ、初めから1,000万円の資金を用意できなくても、スワップ金利で毎年運用益を上げていけば、5年後、10年後にはスワップ金利だけで生活することを可能にするという考えもあります。
このあたりについてはリスクとリターンを勘案して投資方法については詳しく見ていきます。
FX業者の選定について
店頭FX、ならびに取引所FX業者が提供するスワップポイントというのは金利のはずなのに結構幅のあるものとなっています。
取引所FXの場合はくりっく365加盟の会社なら横並びでどこで取引しても同じですが、いまだに取引手数料をとる会社もありますからそこだけは避ける必要があります。
では、スワップ金利の高い各通貨ごとにお勧め業者をみていきましょう。
トルコリラ(TRY/JPY)
最近ではこのトルコリラ円についてはヒロセ通商がコンスタントに120円前後のスワップポイントを提供してくれていますので、トルコリラ円を売買するならばかなりお勧めとなります。またくりっく365やセントラル短資FX、あたりが軒並み100円〜120円ほどのスワップポイントを提示しています。
2015年6月よりくりっく365(FXにおける証券取引所のようなもの)でもトルコリラを取り扱うようになり、トルコリラFX市場が活性化しています。
※2018年8月現在、トルコと米国との関係悪化に伴い、一時15円まで暴落、いわゆるトルコリラショックが起きています。リスクの高い通貨ですので投資をする際には十分ご注意ください。
【トルコリラFX スワップ投資におすすめの業者】
FX会社(TRY) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
120円前後 |
1.7銭 |
1,000 |
|
100円前後 |
1.9銭 |
1,000 | |
(FXネオ) |
100円前後 |
2.9銭 |
10,000 |
90円前後 |
1.89銭 |
1 |
|
GMOクリック証券 (くりっく365) |
100円前後 |
5〜7銭(変動制) |
10,000 |
OANDA Japan |
50円前後 |
12.2銭 |
1 |
セントラル短資 |
80円前後 |
8銭〜18銭 |
10,000 |
FXTS |
65円前後 |
15銭〜50銭 |
10,000 |
(2019年4月時点)
トルコリラのFXを取り扱っている会社はなかなか少ないのですが、くりっく365に上場してかなり取引しやすくなりました。
上記比較表からも高スワップを狙うのであれば、みんなのFXがおすすめです。
トルコリラのスワップは月ごとに大きく変動するのですが、みんなのFXは継続的に高いスワップを出し続けています。
そして、スプレッド1.9銭と低コストですし、何より、1,000通貨といった少額から投資ができるところが、スワップ派にはありがたいですね。
また、こちらも継続的に高スワップを出しているヒロセ通商もおすすめですが、相場大変動時にスプレッドがかなり広がるなど、ちょっと人気が下がっているのも事実です。
GMOクリック証券もスワップは高いのですが、10,000通貨からしか取引ができないため、資金力がある方、ハイレバレッジをかけれる方向けになりますね。
また、2016年よりSBI FXトレードもトルコリラの取扱を開始しています。SBI FXトレードもトルコリラFXにおすすめの口座ですね。
SBI FXトレードであれば1通貨からトルコリラに投資できますので、個人投資家・堅実投資家の方にはおすすめです。多少スワップは下がりますが、問題ない金額でしょう。
では、2017年1月時点でのトルコリラFXのスワップの利回りを計算してみましょう。
10,000通貨あたりの1日のスワップが100円として、トルコリラを1TRY30円とすると、年間の利回りは
(100円×365日=36,500円)÷(30円×10,000TRY=300,000円)=12.16%
なんと10%を超える高いパフォーマンスを持っています。
ただし、スワップは情勢によって月ごとに変動します。現時点ではこの水準ということでご留意ください。
ちなみに仮に毎月5万円ずつ12%の資産に投資し続けた場合、10年後には11,256,070円となります。(投資総額6,000,000円 スワップ5,256,070円)
やはり投資対象として魅力のある通貨となっています。
少額からコツコツ積み立て投資したい人は店頭業者を選んだほうがいいでしょう。
その点、SBI FXトレードはスワップも高く、かつ、少額から取引ができます。スプレッドも狭いのでお勧めですね。
その他、1通貨から取引ができるOANDA Japanというところもあります。他と比べると少しパフォーマンスが劣るようですね。
以上をまとめますと。
堅実に高スワップで投資:みんなのFX おすすめ
トルコリラ円FXでスワップ狙いの投資をするのであればみんなのFXが現時点最適だと判断しています。スワップはここ数年100円以上をキープしており、業界トップ水準ですし、スプレッドも1.9銭と低く、スペックが高いです。何よりトルコリラ円でも1,000通貨から投資ができるので、1回当たりの取引金額は30,000円前後と一般個人投資家にとっても問題ない金額です。1,000通貨ずつコツコツトルコリラを積立投資するのであればここですね。
1通貨から投資:SBI FXトレード
トルコリラというマイナー通貨でも1通貨から取引ができます。スワップも高いですし、さらに少額から投資したい方はこちら。FX初心者にもおすすめです。
スワップ金利を得ることが目的であれば、レバレッジをかけずに堅実に投資したほうがいいでしょう。
南アフリカランド(ZAR/JPY)
次に南アフリカランドについてみてみましょう。
【南アフリカランドFX スワップ投資におすすめの業者】
FX会社(ZAR) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
150円前後 |
1.8銭 |
1,000 |
|
150円前後 |
1.0銭 |
1,000 |
|
140円前後 |
0.99銭〜 |
1 |
|
GMOクリック証券 (くりっく365) |
140円前後 |
平均0.96銭(変動) |
100,000 |
外為ジャパン |
130円 |
1.4銭 |
1,000 |
セントラル短資 |
130円 |
1.9銭 |
10,000 |
DMMFX> |
100円 |
1.4銭 |
10,000 |
インヴァスト証券 |
120円 | 1.8銭 |
10,000 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
80円前後 |
1.3銭 |
100,000 |
(2019年4月時点)
南アフリカランドはトルコリラと比較すると取り扱っているFX会社も多いです。
上記比較表のスワップの金額100,000通貨あたりの1日のスワップの金額です。
現在1ランドを8円と仮定すると
(150円×365日=54,750円) ÷ (8円×100,000TRY=800,000円)=6.8%
仮に毎月5万円ずつ6%の資産に投資し続けた場合、10年後には8,600,900円となります。(投資総額6,000,000円 スワップ2,600,900円)
トルコリラほどではありませんが、6%前後とこちらも高いパフォーマンスがあります。
では、どのFX会社を使えばいいのでしょうか。
上記比較表を見てもわかる通り、南アフリカランドについてもみんなのFXがスワップが高く、強いです。新興国の通貨はお任せといった感じですね。
1,000通貨から取引ができますので、1取引のボリュームは8,000円前後とかなり少額から投資ができます。スプレッドも1.0銭とかなり低いです。
トルコリラと併せてみんなのFX運用すると投資パフォーマンスが高まりますね。
ただし、トルコリラ、南アフリカランド両通貨とも急落リスクがありますので、できれば各通貨別に口座を作っておいた方がいいです。
トルコリラと南アフリカランドを両方保有していて、一方が大暴落したことにより、もう一方の保有ポジションまで強制決済させられてしまう可能性がありますので。
そこで、別口座で運用するならおすすめはSBI FXトレードです。
SBI FXトレードなら南アフリカランドも1通貨から投資できます。スワップもトップクラスに高く、スプレッドも狭いです。スプレッドは変動制なのですが、100,000通貨までの注文は固定ですので、スワップ狙いのトレードであれば、気にすることはないでしょう。
ニュージーランドドル(NZD/JPY)
次にニュージーランドドルを見てみましょう。やはり、トルコリラ、南アフリカランドと比較すると、リスクが低くなる分、スワップも低くなります。
【ニュージーランドドルFX スワップ投資におすすめの業者】
FX会社(NZD) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
ヒロセ通商 |
50円 |
1.0銭 |
1,000 |
トライオートFX |
20円 |
1.7銭 |
1,000 |
SBI FXトレード |
43円 |
0.99銭 |
1 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
37円 |
1.2銭 |
10,000 |
セントラル短資 |
30円 |
2.0銭 |
1,000 |
DMMFX |
30円 |
1.2銭 |
10,000 |
外為ジャパン |
30円 | 1.2銭 |
1,000 |
GMOクリック証券 (くりっく365) |
48円 |
1.7銭〜(変動) |
10,000 |
みんなのFX |
30円 |
1.0銭 |
1,000 |
(2018年9月時点)
ニュージーランドドル円のFXはリスクが比較的低い割にスワップ金利が高いので人気の対価通貨となっています。
上記比較表は10,000通貨あたりの1日のスワップ金額なっています。
1NZDを75円とすると年間の利回りは
(50円×365日=18,100円) ÷ (75円×10,000NZD=75000円)=2.43%
トルコリラや南アフリカランドよりかはやはり下がりますが、堅実な投資に向いている通貨と言えます。
上記比較表より、おすすめのFX会社はヒロセ通商となります。
スワップが高く、スプレッドも狭く、また1,000通貨からトレードができますので、堅実に投資ができますね。
オーストラリアドル(AUD/JPY)
次にオーストラリアドルを見てみましょう。
【オーストラリアドルFX スワップ投資におすすめの業者】
FX会社(AUD) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
ヒロセ通商 |
50円 |
0.7銭 |
1,000 |
SBI FXトレード |
40〜44円 |
0.59銭〜 |
1 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
48円前後 |
0.7銭 |
10,000 |
セントラル短資FX |
40〜44円 |
1.02銭 |
1,000 |
GMOクリック証券 (くりっく365) |
42円 |
0.7〜1銭(変動) |
10,000 |
トライオートFX |
40円 |
0.6銭 |
1,000 |
DMMFX |
35円 | 0.7銭 |
10,000 |
外為ジャパン |
35円 |
0.7銭 |
1,000 |
みんなのFX | 30円 |
0.6銭 |
1,000 |
(2018年9月時点)
オーストラリアドルの各FX会社のスペックは上記比較表のとおりとなっています。
上記比較表は10,000通貨あたりの1日のスワップ金額なっています。
1AUDを85円とすると年間の利回りは
(50円×365日=18,250円) ÷ (85円×10,000AUD=850,000円)=2.14%
2%前半とちょっとスワップ生活を考えている人には低いですね。
とはいえ、日本の銀行に預けているよりかは高いです。リスクを勘案して豪ドルから始めてみるのもいいでしょう。
豪ドルFXであれば、ヒロセ通商がスペックが高いようですね。
米ドル円(USD/JPY)
次に米ドル円です。
アメリカの利上げ政策に伴い、スワップ金利もアップしています。
確かに南アフリカランドやトルコリラと比べるとスワップ利回りは落ちますが、スワップ生活をするのには一番現実的な通貨ペアなのではないでしょうか。
米ドルは世界の基軸通貨ですし、スワップ金利が高いわりに、急落リスクも低い通貨です。
スワップ収入はもちろんですが、アメリカ経済の成長によるドル高の恩恵も受けることができますので、スワップ生活を目指すなら必ず取り入れたい通貨ペアです。
【米ドル円FX スワップ投資におすすめの業者】
FX会社(USD) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 (くりっく365) |
85円前後 |
0.3〜1(変動制) |
10,000 |
SBI FXトレード |
80円前後 |
0.27銭 |
1 |
みんなのFX | 80円前後 |
0.3銭 |
1,000 |
70円前後 |
0.7〜1.0銭 | 10,000 | |
外為ジャパン | 65円前後 | 0.3銭 | 1,000 |
DMMFX> |
65円前後 |
0.3銭 |
10,000 |
セントラル短資 |
35円前後 |
0.3銭 |
10,000 |
ヒロセ通商 |
20円前後 |
0.3銭 | 1,000 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
70円前後 |
0.3銭 | 10,000 |
(2019年4月時点)
米国利上げに伴い、米ドル円のスワップ金利も高くなってきています。
個人的には外せないと思っている通貨ペアです。
スワップ金利は高いところで70円以上も出ています。
1ドル110円とすると
(70円×365日=25,550円) ÷ 110円×10,000USD=1,100,000円)=2.32%
約2%の利回りを得ることができます。
スワップ金利生活をするにはちょっと低いですが、米ドル円は為替が安定していて、ドル高になったときに為替差益も得ることができるので、持っておきたい通貨です。
スワップの高いFX業者はくりっく365のGMOクリック証券が85円となっています。
ただ、取引単位が1lotで10,000通貨からになっています。
1ドル100〜110円ですので、10,000通貨だと1回当たりの取引額が1,000,000円〜1,100,000円と、百万円以上になってしまいますので、資金力がない個人投資家にとっては厳しくなります。
そこで、米ドル円を1通貨から投資ができるSBI FXトレードがおすすめです。
SBI FXトレードであれば1通貨からFX売買ができますので、例えば100ドルずつ毎月積立投資をすることも可能です。スプレッドも0.27銭でトップクラスですので、米ドル円に適した口座といえますね。
一方、トルコリラや南アフリカランドでスワップが高かったヒロセ通商ですが、米ドル円のスワップは低くしており、調整している感じですね。
以上をまとめますと。
堅実に高スワップで投資:SBI FXトレード おすすめ
ドル円のスワップ金利は60円前後と高く、スプレッドも0.27銭とハイスペックです。そして、1通貨から投資ができるのが個人投資家にとって嬉しいですね。例えば毎月1万円分、100ドルずつ毎月コツコツ積立投資をするといったことが可能ですので、資金力がない個人投資家の方におすすめです。
スワップの高さ・取引所取引を重視:GMOクリック証券(くりっく365)
くりっく365は米ドル円のスワップが高いのでスワップの高さを重視するならここです。ですが、10,000通貨からの取引になるので、資金力がない人、レバレッジをかけたくない人にはお勧めできませんね。
ルーブル(USD/RUB)
次にルーブルを見てみたいと思います。
ルーブルはまだまだリスクが高く、取引もあまり整備されていませんので、お勧めとは言えないのですが、ルーブルもスワップが高いのは事実です。ただ、ルーブル円のFXを取り扱っている業者はなくドルルーブルのFXになります。
ドルルーブル(USD/RUB)をとり扱っているFX会社はサクソバンク証券です。こちらは5,000通貨から取引ができます。恐らくトルコリラに匹敵するようなスワップを出してくれるでしょう。
このように結構通貨ペアによってスワップポイントを高く提供する顔ぶれが異なりますので、自分で取引したい通貨ペアごとにしっかり事前に調べることが重要となってくるのです。
スワップ投資 おすすめのFX会社まとめ
以上、高スワップを得るために通貨別におすすめのFX会社を紹介しました。
スワップで利益を上げるためには新興国通貨のトルコリラ、南アフリカランドのスワップが高いみんなのFXがおすすめです。
トルコリラ、南アフリカランドともに1,000通貨から投資ができるので、毎月コツコツ積み立てていくことが可能です。
スプレッドも低く、スワップの高さもトップ水準を長年維持しているので信頼ができますね。(中にはキャンペーン中だけスワップが高い業者もある。)
また、個人投資家の方、より少額から投資したのであればSBI FXトレードですね。
南アフリカランドのスワップが高く、その他、トルコリラ、NZドル、豪ドル、ともに水準を持っているので、メインで運用しても問題ないです。
そして何より米ドル円のスワップが高いのが魅力ですね。個人的には米ドル円は堅実に外せない通貨ペアだと思いますのでSBI FXトレードは持っておきたいですね。
為替値上がり益も狙いつつ、スワップを得るおすすめ投資法
以上、FX会社が決まったら次は投資法です。
投資は自己責任ですので、あくまで参考情報なのですが、スワップ生活を目指すのであれば、スワップも得つつ、時として為替差益も得る投資法がおすすめです。
単純に毎月5万円分ずつ証拠金を増やしてポジションを増やしていくのもいいのですが、保有通貨が大きく値上がりしたのであれば、為替差益を得るために少し決済をしてもいいでしょう。
逆に大きく値下がりしたのであれば、いつもより多めに買ってもいいでしょう。
このように、レバレッジを1倍?3倍程度に抑えつつ、下がったら多めに買い、上がったら少し売りながら、スワップを得るという方法が効果的な投資法と考えています。
レバレッジをかけませんので、投資のストレスもほとんどないでしょう。損切りは基本しない方針です。
スワップ狙いのFX投資におけるリスクとは?
こうして見てきますと、スワップ狙いのFXもなかなか見所がありそうな気分になってきますが、それでもスワップ金利を獲得する投資法は、やはりFX取引のひとつですから応分のリスクが常に伴うことを理解しておく必要があります。
まず、円との通貨ペアで大きなスワップが狙えるものというのは実需がほとんど発生しない、いわば架空通貨ペアとなりますので、ドル円とドルストレートとの組み合わせから生成されているものであり、その二つの通貨の動きで思い切り上下することになるのは覚悟しておく必要があります。
しかもほとんどのこうしたスワップ狙いの参加者が買いのポジションを積み上げていますので、大幅に下落する局面では、ほぼ同じようなタイミングで一斉に損切りがはじまり、そもそもの流動性がない中で大幅に下落してしまうことも起こりうるのです。
実際豪ドル円、NZドル円、トルコリラ円ではこう咲いたことが比較的頻繁に起こっているのが実情です。したがってポジションを作る時期についてはかなりよく考える必要があると言えるのです。
では、スワップ生活実現のために以下のコンテンツにより詳しく記載していますので、参考にしてください。
目指せスワップ生活 メニュー
通貨ペア選定
スワップの高いおすすめの通貨ペアについて紹介しています。リスクはあるがリターンの高いトルコリラや南アフリカランドにするのか、堅実にニュージーランドドルにすべきなのか、リスクとリターンを勘案してメインの通貨ペアを決めてください。
FX会社選定
FX会社ごとにスワップの金額は大きくことなります。通貨ペアごとに適したFX会社が異なりますので、投資する通貨でもっとも利回りの高いFX会社を選ぶようにしましょう。スワップが高くてもスプレッドが広く、結果として利回りの低いFX会社もありますので、しっかり選定する必要があります。当サイトでは通貨ペアごとにより利回りの高い業者を選定していますので、参考にしてください。
スワップ投資法
スワップ生活を実現させるための投資法について紹介しています。異業種の両建てによる方法やドルコスト平均法なども紹介しています。投資は自己責任でお願いいたします。
スワップ基礎知識
スワップについての基礎情報です。
スワップ投資体験談
スワップ投資についての体験記事を紹介していきます。