各通貨別おすすめのFX会社について【スワップの高いFX業者比較】
スワップ狙いの通貨ペアのお勧めFX会社は、まさに通貨ごとに異なる状況といえます。
スワップ金利狙いの場合にはスプレッドももちろん重要ではありますが、プライオリティとしてはスワップ金利自体に注目することとなります。
ただし、新興国通貨に関していいますと、驚くほどスプレッドを広く設定している業者もいますので、利益確保の視点からかんがえればそうした業者は避けるべきでしょう。
トルコリラ円FX 最適業者選定
トルコリラ円はスワップが大きい業者と小さい業者がはっきりしており、もっとも差の激しい通貨となっています。
FX会社(TRY) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
ヒロセ通商 |
100円前後 |
1.9銭 |
1,000 |
みんなのFX |
100円前後 |
1.9銭 |
1,000 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
100円前後 |
2.9銭 |
10,000 |
SBI FXトレード |
90円前後 |
1.89銭 |
1 |
GMOクリック証券 (くりっく365) |
100円前後 |
5〜7銭(変動制) |
10,000 |
OANDA Japan |
50円前後 |
12.2銭 |
1 |
セントラル短資 |
80円前後 |
8銭〜18銭 |
10,000 |
FXTS |
65円前後 |
15銭〜50銭 |
10,000 |
(2018年9月時点)
上記比較表から高スワップでおすすめはみんなのFX、ヒロセ通商です。
スワップの変動が激しいトルコリラ円FXなのですが、特にヒロセ通商は長年高スワップを維持しており、信頼性が非常に高いです。
1,000通貨から投資ができるので、個人投資家にとってはありがたいですね。
もっと少額投資で堅実にいくなら1通貨から投資ができるSBI FXトレードがいいでしょう。
SBI FXトレードは2016年よりトルコリラの取扱を開始しており、スプレッドも1.89銭と狭く、そして最大のメリットは1通貨から投資ができるという点です。
少額からコツコツとスワップ投資をしたい人には最適な口座になっています。
南アフリカランド円FX 最適業者選定
南アランド円はスワップの金額が小さくみえますが、もともと通貨ペアが10円前後のものですから、費用対効果のきわめて高いスワップ取引となるのが特徴です。したがって国内では結構南アランド円をやられる個人投資家の方もいらっしゃいますが、レンジのときはまったく動かないように見えて、なにかありますと1ランド10円が5円ぐらいになってしまうこともありますので、かなり注意の必要な通貨ペアでもあるのです。(過去では6円が最安値)
以下、南アフリカランド円のFXを取り扱っている業者について、100,000通貨ごとのスワップとスプレッドの比較表です。
FX会社(ZAR) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
200円前後 |
1.8銭 |
1,000 |
|
ヒロセ通商 |
150円前後 |
1.0銭 |
1,000 |
SBI FXトレード |
140円前後 |
0.99銭〜 |
1 |
GMOクリック証券 (くりっく365) |
140円前後 |
平均0.96銭(変動) |
100,000 |
外為ジャパン |
130円 |
1.4銭 |
1,000 |
セントラル短資 |
130円 |
1.9銭 |
10,000 |
DMMFX> |
100円 |
1.4銭 |
10,000 |
インヴァスト証券 |
120円 | 1.8銭 |
10,000 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
80円前後 |
1.3銭 |
100,000 |
(2018年9月時点)
南アフリカランド円のFXはスワップとスプレッドの両方を勘案すると、みんなのFX、ヒロセ通商、SBI FXトレードがおすすめです。
特にみんなのFXはランド100,000通貨あたり200円ものスワップ金利を出しており、他社を圧倒しています。まだ2018年から高くなっているだけですので、長期的に高スワップを維持できるかはわかりませんが、現在のところおすすめのFX会社となっています。
また、SBI FXトレードは基本スペックが高く、ランド以外でもドル円スプレッド0.29銭と高パフォーマンスを保持しており、FXをするのであれば、持っておきたい口座です。1通貨から取引ができるというのも堅実スワップ投資には嬉しい仕様です。
NZドル円(NZD/JPY)
次にNZドル円ですが、利下げが危惧される存在となっています。
FX会社(NZD) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
ヒロセ通商 |
50円 |
1.0銭 |
1,000 |
トライオートFX |
20円 |
1.7銭 |
1,000 |
SBI FXトレード |
43円 |
0.99銭 |
1 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
37円 |
1.2銭 |
10,000 |
セントラル短資 |
30円 |
2.0銭 |
1,000 |
DMMFX |
30円 |
1.2銭 |
10,000 |
外為ジャパン |
30円 | 1.2銭 |
1,000 |
GMOクリック証券 (くりっく365) |
48円 |
1.7銭〜(変動) |
10,000 |
みんなのFX |
30円 |
1.0銭 |
1,000 |
(2018年9月時点)
ここでもヒロセ通商がスワップが高く、スプレッドも狭く、おすすめとなっています。
豪ドル円(AUD/JPY)
まず最近金利が低下傾向にある豪ドル円については、つい最近まで1万通貨で80円程度のスワップを獲得することができたのですが、いまや50円が最高レベルということになってしまっています。
FX会社(AUD) |
スワップ |
スプレッド |
取引単位 |
---|---|---|---|
ヒロセ通商 |
50円 |
0.7銭 |
1,000 |
SBI FXトレード |
40〜44円 |
0.59銭〜 |
1 |
GMOクリック証券 (FXネオ) |
48円前後 |
0.7銭 |
10,000 |
セントラル短資FX |
40〜44円 |
1.02銭 |
1,000 |
GMOクリック証券 (くりっく365) |
42円 |
0.7〜1銭(変動) |
10,000 |
トライオートFX |
40円 |
0.6銭 |
1,000 |
DMMFX |
35円 | 0.7銭 |
10,000 |
外為ジャパン |
35円 |
0.7銭 |
1,000 |
みんなのFX | 30円 |
0.6銭 |
1,000 |
(2018年9月時点)
まず50円が確保できるのがヒロセ通商だけになっています。スワップ投資としての魅力は大分下がってしまっています。
できれば50円を切らない業者を選択しておきたいです。
各通貨別スワップ最適業者 まとめ
このようにたった4つの高金利通貨ペアを比較してもまったく主要な業者が異なるのが大きな特徴であり、やはり通貨ペアごとに業者をしっかり選択することが重要であることが、わかります。また長期間保有することを考えれば専用の口座を作ってしっかりほかの主要通貨ペア取引と分けて考えることも重要になりそうです。
とくにトルコリラと南アフリカランドについてはほかの通貨と差別化されたところが大きいので、明確に口座を分ける必要がありそうです。
押さえておきたいところはSBI FXトレードとヒロセ通商になってきますね。この2社は押さえておきましょう。
各通貨のスワップはTOP記事でまとめていますので参考にしてください。
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