皮膚科クリニックの勤務経験はどこで活かせる?転職進路について
皮膚科クリニックでの勤務経験はどこで活かすことができるのでしょうか。
実はどこでも活かせることが可能です。
意外なところでは特別養護老人ホームなど。
病棟勤務の経験しかない看護師さんや、私のように病棟経験が少ししかない看護師さんですと、いざ皮膚科クリニックに勤務した後のこと、つまり退職した先を考え、転職を躊躇する方が多いようです。かくいう私もそのなかの一人でした。
私は病棟勤務が合わなかったことや、腰椎椎間板ヘルニアになり病院という場所で看護の仕事はできないと色々考えた結果皮膚科クリニックに就職しました。
しかし入職前には「もし皮膚科の看護が合わなくて、退職した後、どうしよう」と無性に不安になっていました。
しかし看護師としては働きたいし、採血や外科的な処置が好きだったので皮膚科へ飛び込みました。やはり病棟の、更に急性期で勤務するいわいる「バリバリな看護師たち」とは看護技術のレベルがかけ離れてしまっていることは言えます。これは事実ですのでお伝えします。
皮膚科クリニック看護師でも転職先は色々ある
皮膚科では呼吸器なんて使用しませんし、心電図モニターもありません。皮膚科特有の技術は身につきますが基本的な看護業務のみです。なのでやはり入職したてのころはこのままでいいのかという不安がありました。
しかし勉強し奥深く皮膚科を理解するにつれ、ここまで老若男女に関われる科はないのではないかと思うようになりました。
今では誇りを持って「皮膚科ナースです」と言えるようになりました。
考えるところは、やはりまだ先ではありますが50代、60代になった時、皮膚科経験しかないと勤務先がないのではないかという具体的な不安です。
友人で同じく病院勤務が合わず、特養へ勤務している看護師がいますが、実はかなり皮膚科看護の観察項目と類似していると教えてもらいました。
特養では、重篤な入居者さんはめったにはいないとのことですが、そのかわりかなりの人数に皮膚科疾患がみられるそうです。意外かもしれませんが皮膚科疾患に精通していることで特養での勤務も可能だと聞き、やはり道はたくさんあるなと実感しました。
大学病院など大規模病院になると皮膚科病棟がある病院もありますし、決して皮膚科だと永遠に皮膚科か・・・など落ち込まず、さまざまな職場があるので安心してください。
私が調べたところでは、特養を含む老人施設や訪問看護の現場、形成外科や整形外科などでも勤務できるようです。
何事も看護師としての経験に繋がります。そして活かす場所はおおいにありますので、皮膚科ナースを極めましょう。すると今後の道も大きく選択肢が増えることは間違いないといえます。一緒にがんばりましょう。
