皮膚科看護師の将来性【美容皮膚科にシフトしていく傾向】
今後の日本の医療保険制度を考えると、美容皮膚科にシフトしていく傾向にあるといえます。
脱毛レーザー施術の需要が増している
現在私が勤務する一般皮膚科クリニックには脱毛レーザーを設置しており、その施術費用は自費で行っています。この脱毛レーザーの機械にはホワイトニングやタイトニング(肌の引き締め)を行うことが出来る機能がついています。
この施術を希望する方は多くが女性です。需要はかなりあると言えますし、やはり医療機関でのレーザー施術は安心感があるため、リピーターの方も多いです。
皮膚科は保険診療の点数が低い
皮膚科に限定していえば、保険診療は点数が低く、開業しているからといっても必ずしも儲かっているとはいえないのが現在の皮膚科クリニックの現状です。ですので多くのクリニックが自費診療でレーザーを導入しているのです。現在の日本の少子高齢人口を見ると、医療保険制度自体が今現在言われているとおり、破綻寸前であることは周知の事実であると思います。
ですのでこの先、何十年か先を考えると、一般皮膚科のみでの売り上げは正直なところ望みが薄いといえます。
一時期、歯科が乱立し、コンビニの店舗数より多いといわれていましたが、科に限定せずクリニックは増える一方ですが、専門的分野でもありませんし、推測でしかありませんが、保険制度や人的な需要を考えると、「細く続く」と言えるでしょう。
看護師の将来性 美容皮膚科の知識も持っておくように
看護師としての将来性としては、皮膚科の外科的処置の介助の経験や、診察介助、また、美容に関する知識など、活かす場所は多分にあります。今後は病院医療から在宅医療に移行していきますが、皮膚科看護師としては経験としてあるのとないのとでは、大きく異なってくるでしょう。高齢者では皮膚疾患を罹患している場合が多いため重宝されます。
国民皆保険制度のおかげで、医療従事者は仕事があります。しかし、万が一、の場合を考えると、美容皮膚科の知識を持っておくことで、その後の進路も選択肢が大きく広がることといえます。
国民皆保険制度が永遠ではないという危機感も持ち合わせ、看護師として働いていくにはどうすればいいか。常に考えながら、そして自分自身の生活もエンジョイしながら生きていくにはどうすればよいか。
私がお伝えしたなかに、何かヒントがあり、何かのきっかけとなることができれば幸いです。
