皮膚科クリニック看護師の生活

皮膚科クリニックにおける教育体制

皮膚科領域では処置するパターンが決まっているので、各々のマニュアルを作成することが、新人が入職してきたときにスムーズに教育ができるでしょう。し

 

かし、今現在勤務する皮膚科クリニックが初めての個人医院での勤務ですので、正直入職したときはかなりの戸惑いがありました。それは新人教育など全くなかったことです。

即戦力が必要とされる個人クリニック

同時期に入職した看護師は私より経験も豊富で、クリニックでの経験ももちろんある方でした。病棟の経験しかない私はクリニックの物品のどこからどこまでを使用するのか?そして掃除はどう行うのか?など、看護師とは全く関係のない業務まで行うことに最初は驚きを隠せませんでした。
 
「教育」によって人(看護師)を育てることは考えていない=「即戦力」が欲しい

 

というのがクリニック・医院の本音であるといえます。

 

実際、業務に慣れるとなんてこともないのですが、全く初めてのクリニックでの勤務は、病院とは別世界であることを頭にいれておくほうが良いでしょう。今は勤務して流れも理解できますが、やはり看護師は看護師のみでのマニュアルがあると安心すると思います。

 

私がお伝えしていることは、もう既存医院で長年運営されているクリニックにおいては当てはまらないかもしれません。しかし自分のなかでマニュアルを作っておくと良いかもしれません。多くのクリニック・医院は新入職の看護師には先輩看護師が口頭で説明することがほとんどですので、教育は望めないと考えておいたほうが良いと思います。

ただし、皮膚科クリニックは経験が無くても採用されやすい

ただ、「即戦力」とお伝えしましたが、私自身、病棟経験も浅く、クリニック勤務は初めてですが、採用になりました。それは他でもない、マイナー科である皮膚科であるからだと実感しています。間違いなく重篤な患者さんはクリニックにはこられませんし、内科クリニックのように内視鏡介助の技術も必要ありません。

 

皮膚科ですのでほとんどの患者さんが処方箋を出してほしいという希望ですので、看護師は主にサポートです。ですのでもし自身が皮膚科に就職し教育について悩んでいる場合などは、あまり深く考えなくても大丈夫です。

 

後輩が入ってきた場合や、残念ながら退職せざるを得なくなった場合などにも、後の人材に伝承するという形で、紙にマニュアルを作成しておくほうが何事もスムーズになるのではないでしょうか?

 

「何事にも臨機応変が大切」と看護師は考えがちですが皮膚科の場合は、ルーチン業務ですので逆にマニュアルがあるほうが楽だと思います。

 

もしマニュアルがないクリニックに入職してしまった場合、作成していいか院長や先輩に提案してみると良いかもしれません。クリニック運営のことを考えてくれるスタッフは院長にしてみれば大切な人材ですので、ありがたがってくれることでしょう。

 

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