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MacBook Air[Early 2014]を買うのは少し待て!僕が返品を決めた理由

      2018/06/01

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どうも、heyhojournalです。
先日、待ちに待った最新型MacBook Air【Early2014】がついに手元に届きました。
で、翌朝返品を決意しました(笑)
その経緯を書きますので、今まさにApple Online Storeで最新型MacBook Airをポチろうとしていた人は一旦その指を止めて、この記事を読んでから判断しても遅くは無いと思います。

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MacBook Air[Early 2014]を買ったら最新型じゃない事が判明したので返品してみた

MacBook Airの購入 〜事件は翌朝に起こった〜

僕がApple Online Storeで最新型のMacBook Airを注文したのは5月2日の事だ。
元々僕の使用しているMacBookは2009年製のもので、動作もwindows95ぐらいの信じられない速度に成り下がっていたため正直以前から早く買い換えたくて仕方がなかった。2014年モデルが発表された暁にはどんな形のものであっても即座に購入しようと心に決めていた。
そしてその時は突然訪れた。Appleの製品発表の場であるWWDC2014を約一ヶ月後に控えた4月末日、プロセッサの向上と価格が値下げされたMacBook Airがオンラインストアに並んだのだ。静かなアップグレードではあったが、そこはさすがのAppleだ。ネット上のメディアでは国内外問わず早くも最新型のベンチマークテストやスペックにまつわる記事で盛り上がりを見せた(もちろん我がHey Ho Journalでも取り上げた)。

新型MacBook Air、これ以上良くなり得るか?(THE WALL STREET JOURNAL)

そして僕も購入を即決した。先に書いた通り注文したのは5月2日だが、GWを挟む事もあり商品の到着は5月9日とのこと。正直これ程一週間を長く感じたのは久しぶりだ。この一週間、MacBook Airに関する最新情報を収集したり、もううんざりだったはずの2009年製MacBookに別れを惜しんだりしながらついにその日がやってきた。9日は金曜日だったがまっすぐ帰宅し、すぐ運送会社に配達を依頼。恥ずかしい話、自宅マンション前を通り過ぎるトラックのエンジン音が聞こえる度に胸を高鳴らせていた。ようやくインターホンが鳴り、商品を受け取った時は思わず「AppleもAmazonも、そもそもあんた達がいないと成り立たない。」と配達員に感謝してしまった程だ。もちろん心の中で。
雑務を済ませ、ついに開封の時。Appleの洗練された箱が出てくる前の、普通のダンボールを開ける時から既にドキドキしていたが、やはり購入した製品を目の当たりした時の感動は絶大だ。それもそのはずで、毎年Macを買い換えるようなギークならいざ知らず、何しろ5年ぶりのMacだ。感動しないはずがない。ネットやテレビ、スターバックスやアップルストアの店頭で何度も何度も目にしているはずなのに、その美しさに魅入ってしまう。Appleの恐るべきデザイン力とブランディング力である。
そして電源を入れ、初期設定へ。トラックパッドの動きやバックライトキーボードの美しさ一つ一つに惚れ惚れしながら工程を進み、旧MacBookからのデータ移行の画面に。僕の場合はTime CapsuleというこれまたApple製のWi-Fiルーター兼外部ストレージを使って簡単にバックアップデータを移行する事が出来るのだが、どうやらデータ量が多いらしく完了予測時間が3時間を超えている。今夜は徹夜でMacBook Airと戯れるつもりだったが、ここは移行作業の間に睡眠を取り、明朝早めに起きることとした。そして朝になり、再び画面を確認すると無事移行作業は完了していたようで、旧MacBookの環境がそっくりそのままMacBook Airに反映されている。これでようやくMacBook Airを使うことが出来る訳だ。ワクワクしながらまず最初にスペックを確認して悦に浸ろうとシステム情報アプリを起動。しかしそこで目の当たりにした光景に、僕は言葉を失った。。。

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「Mid 2013?!Mid 2013だと!!」
何だこれは、一体何が起きたんだと僕はパニックに陥り、一瞬思考が止まった。僕が注文したのは「Early 2014」のハズ、間違いなく発表後に購入しているのでどう考えても「Mid 2013」はおかしい。表記上だけの問題で、そもそも「Early 2014」という表記は存在しないのか?いやそれも違う、現に僕が見てきた数々のメディアでは「Early 2014」とシステム情報に表記された記事がアップされている。

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(参考:週アスPLUS/新MacBook Airロードテスト(1)100MHzアップのベンチ結果は?

だったら何なんだ僕のこの「Mid 2013」は。まさかAppleの出荷ミスか...?押し寄せる不安に耐えながら9時になるのを待ち、僕はAppleのサポートセンターへと電話した。

Apple Careの不可解な対応 〜深まりゆく謎〜

携帯電話から、Appleの製品保証窓口であるApple Careへの直通電話番号を調べるのは非常に困難を要した。まぁ少し注意深く調べれば簡単に見つかるのだろうが、生憎僕にそんな心の余裕は無かった。そして何度か担当を取り次がれるのを覚悟で、Apple公式ページに記載されているサポート窓口へ電話した。
案の定、Apple Careの担当者に至るまで2度ほど取り次がれる事になったのだが、さすがに教育が徹底されているのかほとんどストレスを感じることはなかった。そしてようやく辿り着いたApple Care。ところがどういう訳かApple Careの担当者の喋りには余裕がなかった。Apple Careと言えばサポート窓口の中でも特に優れたプロフェッショナルのはずなのだが、明らかに前の2名に比べてテンパり気味だった。再び不安に襲われながら、僕はその朝何度目かになる内容の説明を始めた。

僕「・・・・・で、届いたMacを確認したらMid 2013と表示されているんですよ。」

Apple Care担当者(以下:担)「ええ。ですがお客様にお届けしたMacBookは確実に最新のものを載せてお送りしております。」

僕「え?いやホラ、つい先週ぐらいに新しいの出ましたよね?プロセッサが変わって値段が5000円ぐらい下がったヤツ。」

担「ええ、ハイ。」

僕「それがEarly 2014になるんじゃないんですか?」

担「す、すみません。少し確認させて頂きます。し、少々お待ちください。」

保留。ボブ・マーリーの歌声が鳴り響くが僕の気持ちは曇る一方だ。

担「お待たせしました。確認しましたが、やはりお客様に今回お届けしたMid 2013のMacBookは間違いなく最新のものです。」

僕「えっと…。じゃあ先週出たアレは何なんですか。アレが最新じゃないんですか?」

担「え、ええ。間違いなくMid 2013が最新です。Appleは今年に入ってから新しいMacBook Airの発表を行なっていません。」

僕「ハァ…。でもネットとかの情報だとEarly 2014が最新で、写真とかも出回ってるんですけど、それは違うんですか…。」

担「ハ、ハイ…。間違いなくお客様のものは最新型です…。」

駄目だ、取りつく島もない。どうする、キレるか?いや、キレて状況が好転するとも思えない。ここで僕が「テメーもういいから上司に代われや。(゚Д゚)ゴルァ!!」と凄んでみたところで、きっとその上司も同じ事を言うに違いない。この担当者は、若干対応に不慣れな感も見受けられるが、おそらく命令通りの仕事を真面目に遂行している。この回答は決して覆らないのだろう。
僕は、最後にもう一度だけ確認して電話を終える事にした。

僕「では、このMid 2013がAppleの最新型という事で間違いないんですね?」

担「はい。間違いなくお客様のMid 2013が最新型でごさいます。」

僕「そう仰られるなら納得するしかないですね。分かりました。では。」

…さぁどうする。まさかここまで腑に落ちない展開になるとは。
次に僕はアップルストアの店舗に出向き、そこで展示されているMacのシステム詳細画面と比較し、店頭で直接問いただす方法を思いついたが、生憎窓口であるGeneus Barは3日後まで予約が埋まっている状態であった。それに、この策を用いても根本的に解決出来るとは到底思えない。とにかく今出来る事として、まず一度冷静になり、今集められるだけの情報を集め、この問題と向き合うことにした。
ちなみに言うと、2013年製のMacBook Airと、先日発売されたものとではスペック的に目立った差はほとんど無い。そもそもここまでEarly 2014にこだわっているのは単なる僕の意地なのである。そう、本当に最新型がMid 2013なのであれば、買い替えを思い至った昨年の秋頃にとっくに購入していた。それを2014年版が発売されるまで待ち続けたのだから、例えスペックに差が無かろうとも最新型を手にしたい。単なるそれだけのチンケな意地である。しかし、その意地よりも今はただただ真実が知りたかった。あまりにも不可解なことが多すぎるのだ。このままではせっかく手にした念願のMacBook Airを心から愛することが出来ない。タバコを吹かし、もう一度心のなかで呟いた。

「僕はただ知りたいだけだ。本当の真実を…!」

ついに明かされた真相 〜Early 2014は最新型のMacBook Airではない!!〜

まず、2013年モデルから2014年モデルへの変更点と言えば、さっきも書いた通りCPUが1.3GHzのものから1.4GHzのものに変わっただけという、本当に軽微な変更である。しかし、もう一つ変更があったことが調べで分かった。それはSSD(データを保存するストレージ。平たく言えばハードディスクの進化版である。)が、512GBモデルのものを除きSamsung製からSan製のものに変わっていたのである。これによりSSDの転送速度が半分ほどに低下したと言うのだ。要するにSSDだけ見れば昨年モデルの方が高スペックなのである。
そしてさらに僕の驚きを加速させた記事がこれだ。

Appleの保証状況確認ページ、「MacBook Air (Early 2014)」の一部カスタマイズモデルを「Mid 2013」モデルと誤認識か(気になる、記になる...)

なんと、Appleの保証状況確認ページでEarly 2014カスタムモデルのシリアルを打ち込むと、誤認識でMid 2013と表示されると言うのだ。これは、僕の現象とかなり近い話だ。僕も今回購入にあたりCPUをカスタマイズで注文している。そしてカスタムCPUの値は1.7GHz、これは2013年モデルをカスタマイズしても全く同じものになる。つまりCPUをカスタムモデルにすれば、2013年モデルも2014年モデルも何ら違いは無くなるのだ。恐らくそれが原因で保証状況確認ページで誤認識を起こし、それと同じく僕の確認したシステム詳細画面でもMid 2013と表示されてしまうというのが今回の謎の答えなのだろう。

そしてさらに推理を進めると、新たな可能性に気づいた。改めて今回のEarly 2014の情報をまとめると、

・CPUの変更(たった0.1GHz。しかもカスタムすれば関係なし。)
・SSDをSan製に変更(実質グレードダウン)
・値下げ(5000円前後)

となる。
そう、もうお気づきの通りこれ決してアップグレードはしてないよね。むしろ相対的に見てスペックは下がっているとすら言える。
つまりApple Careのあのテンパった兄ちゃんの言っている事はある意味正しかったのだ。確かにAppleは一言たりとも最新型のMacBook Airだとは言っていない。ただ会社の都合(SSDに関しては訴訟合戦の影響?)でちょろっと中身を変えて、なんか性能が下がっちゃうのも悪いから値下げしただけの話である。それでそんな事わざわざ大々的に発表するようなことでもないから、こそっとラインナップを変えたのだ。さらに言えば、一応中身を変えたので[ Early 2014]としたが、そんな事はAppleからすればどっちでも良い事なのである。そして、そんな事情をわざわざ末端のサポート要員に周知する重要性も感じられない事を考えると、Apple Careのあの対応にも合点がいく。世間の(主にネットの)メディアが勝手にワーワー騒いだだけで、Appleからすれば些末な変更だったのだ。これが僕の見つけ出した真実である。

そして、結局僕は返品を決断した(と言うより試しに画面をポチポチ進んでいたら返品処理が完了してしまい、そのまま踏み切ることにした笑)。
この決断には理由が2つある。
1つ目はMacBook Air [Mid 2014]発表の可能性だ。今回の変更が単なる内部調整レベルのものであった事を考えると、正式に2014年モデルが発表される可能性が出てきた。そして発表されるとすれば、それは恐らく6月2日に開催されるWWDCである。なので、その発表を見てから再度購入する方が確実だと踏んだのだ。
そしてもう1つは、さっきも書いた通り単なる意地である。どうせならやはり[2014]が冠されたものが欲しい。ただ、もちろんWWDCで何の発表もなく、再購入したものが例えMid 2013であっても、今度は完全納得して使うつもりである。
せっかく手にしたMacBook Airをまた手放すのは残念な気もするが、返品の発送期限は5月23日だ。その10日後にはもうWWDCである。そして、最新型MacBook Airを購入するつもりだがWWDCの動きを見てからという考えの人が結構いる中で、僕はWWDCを待たずして新しいMacBook Airを体験出来たのである。それを思うと、そんなに悪い話でもない。
とにかくこれが僕の導き出した真実だ。WWDCで最新型が発表される可能性は僅かだがある。そして例え無くてもその頃にはカスタムモデルの「Mid 2013」の表示は「Early 2014」に改修されるかも知れない。よって、現時点でMacBook Airのカスタムモデル購入を検討しているのならば、あと3週間我慢する事をおすすめする。
僕のように返品すると言うのなら話は別だが...。

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