AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、SR(代替現実)の違いについて
2018/07/30
heyhojournalです。
一昔前まで大学の研究者ぐらいしか扱えなかったテクノロジーが、最近ではかなり身近なものになってきました。
今日は、近い将来スマホに代わって大きなブレイクスルーを起こすであろうAR、VR、SRの3つのテクノロジーについて解説しようと思います。
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AR・VR・SR、それぞれの特性と可能性
AR(Augmented Reality)ー 拡張現実
まずARですが、これは現実の世界に情報を付加させるといったテクノロジーです。
代表的なデバイスとして有名なのは、やはり現在開発中の「Google Glass」ですね。レンズ越しに動画を見たり、ナビを表示させる事が出来るウェアラブルデバイスです。
また、iPhoneアプリでもARをテーマとしたものが多数作られていて、かつて人気を博した「セカイカメラ」や、夜空にかざすと星座を確認する事が出来る「星座表」などがあります。
その他にも動画モード中にキャラクターや恐竜を出現させるアプリなんかもARと言えます(全然面白くないけど)。
まだまだ進化過程にあるテクノロジーですが、そのうち漫画『遊戯王』のように実際にモンスターを投影させて闘うカードバトルなんかが実現するかも知れないですね。
VR(Virtual Reality)ー 仮想現実
実際の世界に情報を投影するARと違い、コンピュータで作られた世界に自分自身が飛び込むのがVRです。ニュアンスとしては、映画『マトリックス』や『アバター』の世界観がイメージし易いかも知れないですね。
VR分野を牽引するデバイスとしては、以前紹介したOculus RiftやSONYのMorpheusがあります。Oculus Riftについては僕も体験した事がありますが、はっきり言って衝撃の一言に尽きます。この感覚ばかりは、テキストや動画を尽くして説明しても伝えることは不可能です。実際に装着して体験してみないと想像すら出来ないという、とてつもなく革新的なデバイスです。Google Glassと同じく、Oculus RiftもMorpheusも開発中のもので、製品化はもう少し先になりそうですが今から注目しておいて損は無いでしょう。
そして、Oculus Riftについては2014年7月に最新版の開発者向けキットである「Rift Development Kit2(DK2)」がリリース予定です。さらにこのDK2ですが、量産スピードに限りがあるにも関わらず日本を最優先に出荷していくとか。なんでもDK1を手にした日本の開発者達が作ったエキセントリックでクレイジーなアプリ群がOculus創業者の胸に突き刺さったらしいです。まさに日本のITオタク達の努力の賜物ですね。
DK2は350ドルとなかなか購入に迷う金額ではありますが、正直僕はめちゃくちゃ欲しいです。
SR(Substitutional Reality)ー 代替現実
SRは理化学研究所の藤井直敬氏が研究しているシステムで、現実の世界と過去の映像を混同させて、本来実在しない人物や事象が目の前で存在しているように錯覚させるシステムです。
これもテキストだと説明が難しいんですが、上の動画を見れば一発で理解出来るかと思います。僕はこの動画を見て、映画『スピード』で、バスの映像を監視する爆弾犯の目を欺くワンシーンを思い出しました。上で紹介したVR界隈の開発者は、仮想現実に入り込んでいる感じを「没入感」と表現したりしますが、このSRシステムは「没入感」どころか自分が没入している事にすら気づいていないというレベルです。
そして藤井氏はこの研究によってもたらされるあらゆる可能性を示唆していますが、まさかの「エロ」についての新世界も提唱しています。
まず体験者はSR用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着。
そして触るとスピーカーから喘ぎ声が出る大根を用意。もうこの発想が既に革新的ですね(笑)
しかも体験者の心拍数によって異なるストーリー展開になっているとか。
動画はコチラです。
これ、TE◯GAとかとコラボしたらどーなるんだ。。。
いやー、未来は素晴らしい!(笑)
まとめ
さすがにSRの実用化はまだ先でしょうけど、AR・VRについては来年あたりからどんどん製品化されていくかと思います。そう遠くない未来に間違いなく世界中を席巻するであろうこれらのテクノロジーを今から押さえておきたいですね。