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オーストラリアドル円FX(AUD/JPY)投資で資産運用を始めよう!

豪ドル円を取引するにあたって知っておきたい基礎知識

 

 

豪ドルは高金利通貨であるため、FX取引が開始されて以来、国内の個人投資家には豪ドル円を中心として非常に人気の高い通貨ペアとして積極的に取引されてきていることから、すでに詳細をご存知の方も多いことと思います。

 

世界的にも米ドル、ユーロ、ポンドについで取引の多い通貨となりますが、ドル、ユーロとの取引はとくに大きく、豪ドル円とういのはクロス円として機能しているだけですので実需でのボリュームはそれほど多いわけではありません。したがってユーロ、ドルの動きに結構影響を受けますし、ユーロ円というクロス円通貨の影響も受けることになります。

 

オーストラリアの基本情報

  • 人口は2000万強で日本の6分の1の規模
  • 面積は770万平方キロ弱で日本の20倍
  • GDPは日本の約4分の1程度

資源国としてきわめて有名な国ですが、実は石油と石油関連製品はほとんど輸入に頼っているというなかなか微妙な資源国でもあるのです。

 

GDPはリーマンショック以降すっかり鉱業関連に依存

オーストラリアのGDPの推移は以下のグラフのとおりですが、リーマンショック以降はとにかく鉱業ブームがその経済をささえてきたことがわかります。

 

 

リーマンショック以降オーストラリア経済は成長し続けGDPベースでは14%の拡大を果たしています。米国が同時期に6%成長、EUが2%縮減したことを考えればかなりの成長を実現してことになるわけです。

 

すでにこの経済成長はGDPのプラスを23年継続させてきており、他国に比べればかなり調子がよかったことが見て取れます。

 

GDPに占める鉱業の割合は10%以下

資源国なので資源だけがGDPに寄与しているように思われがちですが、伸びは大きくても鉱業のGDPに占める割合は10%以下であり、経済のけん引役は鉱業から鉱業以外のセクターへと移動しつつあるのです。

 

特にここ数年の利下げの影響で住宅販売が大きな伸びを示しており、住宅価格は中国人が積極的に投資することも影響して年間で9%程度の上昇を果たしています。ただし、鉱業からそれ以外のセクターへとシフトが順調に進んでいるわけではなく、2013年にはGDPは2.1%に低下、今年も2.8%と横ばい状態となっています。

 

オーストラリア経済を支えているのは中国とアジアの成長

オーストラリア経済は自国の消費よりもやはり中国を中心とするアジアの成長に依存していることは間違いありません。鉱物資源や石炭などは中国の消費次第という部分がありますが、最近では中国経済の減速に直接的に影響を受けるようになっています。

 

直近では鉄鉱石の大幅下落が豪ドル円を下落させていますし、中国の経済指標の上下に振らされることもしばしばの状況です。したがって中国からの経済情報で突然為替も流れが変わることには十分注意が必要となります。

 

中央銀行は利下げと豪ドルの切り下げに積極的

先進各国・中央銀行の動きと同様に、豪州RBAも米国の利下げとは逆に利下げを検討中であり、豪ドル安にも積極的な状況です。

 

これまで中央銀行は為替の水準について具体的な数字を語らないのが不文律でしたが、最近ではあからさまに豪ドル高を口にするケースがあり、RBAのスティーブンス総裁もそうした為替のレベルを公然と口にする一人となっています。口先介入的な効果が大きかったこうした発言も回数を追うごとにその効果は薄れてきています。

 

リーマン以降回復基調にある豪ドル円も短期的には上下に振れる存在

 

 

 

豪ドル円は、2008年のリーマンショック時に54.950円という最安値を記録してから、マクロ的には比較的順調に回復途上にありますが、それでも短期的にはそれなりに上下する存在で、一方向にだけ動く存在ではありません。

 

したがって高金利によるスワップ狙いで買い向かっても、やはり安値で買うことができないと含み損を抱えかねない状況で、なかなか難しい通貨ペアでもあるのです。上のチャートを見てもわかるとおり一方向だけに動いてしまうことはありえませんので、下げた局面でしっかり仕込んでいくことが重要となります。

 

豪ドルに影響する経済指標とそのスケジュール

豪ドルの取引にあたって重要となるのはまずオーストラリア自体の指標の発表となります。中央銀行であるRBAの政策金利発表は毎月第一火曜日となります。ここでは必ず総裁が為替にかかわることを口にしますので、そのたびに相場が動くことになりますので、十分な注意が必要となります。新規雇用者・失業率は毎月中旬に発表となります。

 

さらに小売売上高は毎月上旬に発表となります。決まった日程ではありませんので事前に公表されるスケジュールをチェックしておくようにしたいものです。CPIは1月、4月、7月、10月下旬の各月に発表となります。金利の変更のベースとなる指標でもありますので、こちらも注意が必要です。

 

一方、中国の指標も豪ドルに大きな影響を与えることになりますので、こちらの関係のスケジュールもチェックが必要です。中国のGDP・国内総生産は4月、7月、10月、1月の中旬に発表となります。またCPIは毎月10日ごろに発表となりますし、小売売り上げ高は同じく毎月10日ごろとなります。また固定資産投資もほぼ同時期の発表となりますので、発表直後に豪ドル円への影響についてはかなり注意しておく必要があります。

 

ユーロ圏でのリスクオフ時には緊急避難先通貨としても機能

もともと英国圏に入っていたオーストラリアですから、欧州との結びつきも強く、ユーロ圏にリスクが高まると資金の避難先としても機能することが多いのが豪ドルの大きな特徴でもあります。

 

2010年ごろのソブリンリスク発生時にも豪ドルは買われることになっていますし、ウクライナのリスクが高まったときにも上昇しています。とくにユーロ、ポンドからの逃避は顕著なようで、最近ではスイスフランが機能しなくなってきているため、とくにこうした傾向がはっきりと出るようになっています。

 

新興国の高金利通貨に比べるとかなり安定しているのが豪ドルの特徴

高金利通貨としてはブラジルレアルや南アランド、トルコリラなどよりは利率が低いものの、かなり安定しているのが取引しやすい通貨となっています。ただし、一定の上下振動がある通貨ですからどうしてもポジションをもつ時期についてはよく検討することが必要となります。なぜか理由ははっきりしませんが、7月後半から8月にかけてはアノマリー的に豪ドル円は下落する時期がありますので、こうしたタイミングにうまく拾うことがしっかりとした利益を確保しながらスワップでも収益をおさえていくいいタイミングとなります。

 

豪ドルFXにおすすめの業者 スワップ金利は業者によってかなりまちまち

日本円との金利差からしっかりとスワップポイントがとれるのが豪ドルの大きな妙味となりますが、金利差のはずなのに業者によってそのスワップポイントは結構異なるものになります。 

FX会社(AUD)

スワップ

スプレッド

取引単位

SBI FXトレード

50〜53円

0.77銭〜

1

セントラル短資FX

50〜53円

1.02銭

1,000

ヒロセ通商

50円

0.8銭

1,000

GMOクリック証券

(くりっく365)

48円

0.7〜1銭(変動)

10,000

インヴァスト証券

(トライオート)

45円

0.9銭

1,000

DMMFX

35円

0.7銭

10,000

外為ジャパン

35円

0.7銭

1,000

(2015年12月時点 参考:目指せ!FXでスワップ金利生活

オーストラリアドルの各FX会社のスペックは上記比較表のとおりとなっています。

 

現状ではSBI FXトレードセントラル短資FXが50円~53円ほど、ヒロセ通商が50円、それ以外は50円以下となっています

 

実際1円の違いでは30日で30円ですからそれほど大きな違いではありませんが、10円も違ってくるとやはり馬鹿にならない違いとなってきますので、どこの業者と取引すべきかよく比較検討されることが必要となります。

 

スプレッドとスワップを考慮した結果、豪ドルFXにおすすめの会社は上記比較表のとおりSBI FXトレードです。

 

SBI FXトレードは1通貨からでも取引ができるのが魅力で、少額からでもコツコツ積み立てることができ、FX初心者の方にもおすすめです。

 

>>豪ドルFXにおすすめ SBI FXトレード

 

以上、豪ドルFXについての概要を解説しました。

 

より詳しい内容は当サイトの以下のメニューより参考にしてください。

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オーストラリアドルの為替の特徴

オーストラリアドルの為替の特徴について解説しています。値幅の特徴やコモディティ価格と連動していることなど、オーストラリアドルに投資するのであれば知っておくべき情報を公開しています。

 

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オーストラリアドル円FXのお勧め投資法

オーストラリアドル円FXのおすすめの投資法を紹介しています。投資は自己責任でお願いいたします。

 

オーストラリアドルの為替の動向

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オーストラリアドル円FXにおすすめ会社

豪ドル円のスワップが高く、スプレッドも狭い。1通貨からFXができ初心者にもおすすめ。 こちらも豪ドル円のスワップが高い業者。1,000通貨から取引可能。 豪ドルの他、NZランドのスペックも高い。トルコリラにもお勧めの業者。

 
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