くりっく株365と店頭CFDの違いについて【メリット・デメリット比較】
CFDの取引を考えていろいろと調べてみますと必ず目につくことになるのがくりっく株365ということになります。
このくりっく株365は一体何が店頭CFDと異なるものなのでしょうか?今回はそのポイントについて比較してみることにしたいと思います。
まずひとことでいいますと、CFDはFXに比べると利用者もまだまだ限定的であり、競争環境もFXほど厳しくないため、取引条件で各社のせめぎ合いがおきていないこともあり、ほぼ登録業者が横並び条件で取引のできるくりっく株365に一日の長のある条件が結構多いということがわかります。
また取引条件に透明性が高いというのもFXにくらべるとCFDの世界ではくりっく株365にプラスに働いているということができます。
くりっく株365のデメリット 取扱銘柄の少なさ
ただし、CFDで何を取引するかが問題になります。くりっく株365は株価指数取引、しかもたった4つの商品しか設定されていませんので、まず個別の株式や商品などの取引をしたいと思われるトレーダーにとってはそもそも満足できないものとなることは考えておかなくてはなりません。
店頭CFDは業者によっては例えばIG証券では7000種類以上の商品の中から選択することができますから、CFDで特定商品についての取引を望まれる場合んはくりっく365では役にたたなくなることもあるのです。
取引時間は扱い商品によって異なりますが、現物の株価指数になると東京が開いている時間帯プラスアルファが取引時間となります。
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くりっく365のメリット 投資家保護
投資家保護という視点でいいますとくりっく株365はひとり1000万円まで保護基金によるカバーの対象となっていますので安心できる取引であることは間違いありません。
海外からやってきている外資系の証券会社などの場合には、たしかに日本に一定以上の資本金をもった現地法人を作っても、FXで大きな損失が出たのと同じような事態になった場合どうなるかわからない可能性がありますので、くりっく株365を利用する価値はあるといえます。
スプレッドについては、くりっく株365が常に狭いスプレッドというわけでもありませんので、なかなか微妙ですが、今開示されている4つの商品に関しては確かに比較的狭いということはできます。
ただ、FXに比べますとこのあたりは常に変化していますので、よく比較してから実際に利用することが必要になりますし、ボラティリティが大きくなったときにこうしたスプレッドがどのぐらい開くことになるのかは大いに気になるところといえます。
この比較表だけみていますと、くりっく株365が素晴らしくいいように見えますが、あくまで個別の商品次第というのが実情ということができそうです。
できることならば両方を使い比べてみて納得がいったから大きな取引へと拡大していくことをお勧めしたいものです。また取引手数料についての問題は各社によってまちまちの状況ですから利用する商品ごとにひとつひとつチェックをして納得の行く形で取引開始をすることをお勧めします。
くりっく株365取扱業者
・カブドットコム証券(大手三菱東京UFJ系列で信頼性の高い会社)
・岩井コスモ証券
次は日経平均先物225miniとCFDとの比較【メリット・デメリット分析】について見ていきます。